無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
幼馴染が大人になり地位格差(群方vs家老)で心を揺るがせる。それは「主命である。否やは許されぬ」と大人の醜い戦いから父親を刺殺された息子と、藩主の贅沢三昧生活の犠牲で母を亡くした息子同士の「忠義と情」の葛藤となる時代小説だ。時代は悪事に偏った主命であろうが家臣とし全うしなければならない「君主への忠義」優先なのだ。現代で言う「どうしようもない上司の命令」を誰も止めようともせず悔しさと我慢を虐げれらる部下の様と似ているかもしれない。またその上司も己の心意を殺しその上役の命令に従うしかない。背くことは左遷、もしくは降格、転籍されるのは世の常である。よってこれからの組織は「良い上司」を選び、仕える事が出世に繋がり、業績もよくなるはずだ。出なければ早々に退職した方が良い時代となった。 本書で気になる言葉は:「銀漢声無く玉盤を転ず」(楽しいことは永久には続かない)「人も花も同じで生まれ持ったものは尊いがそれを美しくする為には自ずを切らなければならない。花は鋏を入れるが、人は勉学や武術で鍛錬して自分の心を美しくするのだ」「武士は恨みで刀を抜かぬ、義によって斬る」「有限を持って無窮を追う事なかれ。限りある身で永遠を求める事など愚かなことだ。限りがるからこそ命は尊いものかもしれん」
Posted by ブクログ
初めての作家の作品
三人の友人の絡み合う生き方が爽やかに描かれている
二人は武家の出身一人は農民
三人はそれぞれの立場で
向き合うことになる
一人は出世した武士
一人は武術はたつが人の良い下級武士
一人は農民ながら勉学に励み一揆の首謀者として処刑される
その断を下したのは友だった出世した男
米を増産するために水路の工事を指示され不成功なら庄屋を桀にするとの話を聞いた下級武士はその工事に懸命に
努力する
武士らしくないと冷笑されながら
それを命じたのも出世した武士
そんなこんなで絶好していた二人が
再び相まみえることになり
藩の危機を救う
とても爽やかな作品
少年の頃に知り合った三人の
瑞々しい感性が文章に感じられて
こっちの頭も爽やかになる
銀漢が天の川のこととは
そして三人が見上げた天の川が
この作品に流れている
他の作品も読みたくなった
Posted by ブクログ
本当に良いお話でした。絶対、一度は出会ったほうが良い作品です。
読んでいる途中はハラハラしたり、涙がでたりと、すこし忙しい感情の変化もありましたが、読み終わった後は、なんともいえないすがすがしい気持ちでいっぱいになりました。
登場人物3人の身分の違いを超えた友情が時がたっても崩れず友情は友情のまま硬い結びつきだったことに感動しまくりでした。友というのはこういう関係をいうのだと思い知らされました。作品の時代背景もあるかもしれませんが、3人の友情とそれぞれの人生が絡み合い、それぞれが思い描く人生の中で生き抜いていく様が、映像として頭の中に現れ、心に響いてくる感じを受けました。この時代の男同士の友情に熱くなりました。
藤沢周平さんに似ていると感じる型もいるかと思いますが、読んで見ると、また違う読後を味わえます。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。