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Posted by ブクログ
二人の武士の純な心を弄ぶかのような人妻になった初恋の人の思わせぶりな態度。
あれ、これは誰の作品だっけと思わせるような葉室麟らしからぬ恋心や嫉妬心がちりばめられた作品。でも底流には男の友情が流れている。
藩一の剣の使い手である草場弥一と頭脳明晰な小池喜平次は幼馴染で、上司である勘定奉行にそそのかされ、藩政を壟断しお家乗っ取りをたくらむ重臣を襲い顔に瑕を負わせる。重臣は失脚するが二人も藩を致仕することに。それから16年、弥一はは江戸で町道場もどきを開いているが閑古鳥がなき旗本の剣術指南で糊口をしのいでいる。一方喜平次は、飛脚問屋の主人に見込まれて婿入りし商人に。そんな中、失脚した重臣が復帰し、勘定奉行の娘であり二人の初恋の人である萩乃が父の密命を帯び江戸へ。二人は今は人妻になってしまった萩乃を匿い守ることに。再びのお家騒動に巻き込まれていく二人。若き日の恋心を蘇らせつつ萩乃のコケティシュな言動に惑わされる。
やきもきするような話だけど老中を巻き込んだ藩の騒動や関係する人たちの魅力的な人物像に物語の中にぐんぐん引き込まれていく。
舞台となった「おもかげ橋」は現在の面影橋。自分の住まいからもそう遠くなく、現存する南蔵院(この東隣に萩乃を匿った喜平次の店の寮があった)や山吹の里の逸話と併せて親近感も感じながら楽しんだ。
Posted by ブクログ
面白かった
時代小説の名を借りた純愛エンターテイメント?
ヒロインの思わせぶりな態度に振り回される男たち(笑)
ストーリとしては
6年前に故郷を追われ、江戸で暮らす元武士二人。
一人は武士の身分を捨て、飛脚問屋に婿入りした喜平次
一人は道場のに閑古鳥が鳴いている弥市
そんな二人のもとに、初恋の女、萩乃が密命を帯びて江戸に訪れます。
結果、二人は萩乃の護衛をすることに。
藩内抗争ものと思いきや、萩乃に思いを寄せていた二人の恋の行末は?
といった展開。当然、萩乃は妻女になっているし、喜平次にも家庭があります。
どろどろの不倫+三角関係の雰囲気です(笑)
さらに、萩乃が天然?のようにふらふらしていて、二人は振り回されます。悪女としてふるまってくれたほうがもっとスッキリなんですが(笑)
しかし、弥市が出会った弥生の存在によって救われます。
「好きな女人と大切に思う友を救いに駆けつける殿方を好ましく存じます」
弥生ってすごい女性!
武士の恋愛
「武士とは命がけで人を信じるもの」
...いいですね。
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