花影の花 大石内蔵助の妻

花影の花 大石内蔵助の妻

800円 (税込)

4pt

3.5

赤穂浪士・大石内蔵助の妻、りく。
忠臣として語り続けられる大石内蔵助ではなく、その妻にスポットライトを当てた、影の「忠臣蔵」。

討ち入り後、りくは遺児となった大三郎とともに生きるが、その生涯は哀しいものだった。赤穂に嫁ぎ、夫を支え、そして夫亡き後は忠臣たちの遺族のもとをまわるなど、最期まで武士の妻であった。そんなりくの人生を平岩弓枝が鮮やかに描き出した傑作長編。涙なくしては読めません。


第25回吉川英治文学賞受賞作。

※この電子書籍は1990年に新潮社より刊行され、文藝春秋より2020年12月に刊行した文庫版を底本としています。

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花影の花 大石内蔵助の妻 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    残された者の回想
     大石、赤穂、浅野――いはゆる赤穂事件、忠臣蔵をつなぐものとしては、男の物語になることが多い。しかし、これは妻のりくから書いてゐる。

     りくと義弟の喜内、りくと姑のくま、りくとをばの戸世。をさない頃から家老に嫁ぐことになったりく――それが徳川の世の習慣であった――から、往時を思ひ

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    男は意地を通して名を残すが、残された者はどうなるのか?そんな問いに答えてくれた力作。
    心の強さを維持することの難しさを感じた小説だった。

    0
    2021年01月11日

花影の花 大石内蔵助の妻 の詳細情報

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