はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学

はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学

770円 (税込)

3pt

4.3

歴史エッセイの名手が紡ぐ「わが愛する男たちの肖像」
SNSで話題。累計15万部の伝説の名著が、緊急復刊!

『炎環』『雲と風と』『北条政子』『つわものの賦』……多くの歴史小説を著した著者が、歴史上はほとんど無名・英雄の陰に隠れながらも実力を持ったしたたかな仕事師、〈ナンバー2の男〉の生き方を描きます。

『鎌倉殿の13人』ですっかり有名になった北条義時は、永遠のナンバー2.根っからの権力・政治好きにもかかわらず、あえて表には立たず、したたかに、ナンバー2の生涯を全うした。

源義経。同じくナンバー2でありながら、組織のなかの自分の位置づけが出来ず。華やかなスタンドプレーを繰り広げ、ナンバー1が霞むなど数々の致命的失敗をおかした。

徳川秀忠。家康と三代家光の陰にかくれた秀忠こそが、徳川家の最大の功労者。大名の転封、改易、人員の配置転換など重要な施策を行い、幕府の基礎を固めた。メシよりイロより政治が好き。

他、平家政権の仕掛人「平時忠」、途中入社ゆえに栄光と挫折を味わった「明智光秀」、など。

巻末の城山三郎氏との対談には、2024年大河ドラマ『光る君へ』で注目の関白・藤原道長も登場。「この世をば」と詠った彼はナンバー1志向と思いきや、意外にも……。

歴史好きはもちろんのこと、今を生きるビジネスパーソンも必読! 「組織論」本としても読める名エッセイです。

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はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年03月05日

    永井路子さんの考える歴史上の優れたナンバー2
    北条義時、源義経、徳川秀忠、平時忠、明智光秀、藤原不比等について、彼らの何が優れていて何を間違ったのかを面白く読むことができる。
    永井路子さんらしい視点は今の時代にも通用することも多い。
    永井路子さんの小説の中でも書かれてあったけど、こうして並べてみると...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月20日

    炎環が大変おもしろく、本書も気になって手に取った。
    歴史に名を残すナンバー1となった傑物たち、その脇を固めた様々なナンバー2たちにスポットを当てていく。
    当然ながら歴史には複数の視点があるためにナラティブな語りではやや偏りが生まれる、限界があるとは思うが、複数の成功事例、失敗事例それぞれを論じていく...続きを読む

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