さだまさしの一覧
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ユーザーレビュー
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標題作は読み進めるのがつらい。
『秋桜』(あきざくら)は、感動のツボを心得た中編。
『水底の村』は少し冗長な気がしないでもないがホッとできる温かさ。
『サクラサク』は、家族、会社、認知症、思慕、いろいろな思いを交錯させながら余韻を残す読後感。
4作に共通しているのは、良い出来事であれ、悪い出
...続きを読む来事であれ、人生の分岐点、臨界点を迎えたときの登場人物たちの心の動き。
そして、重松清さんもさだまさし好きなんだろうな。
愛溢れる解説が花を添える。
僕は小学校から高校にかけて、「歌手・さだまさし」の大ファンで、今でも時々、
『長崎小夜曲』、『驛舎』、『夕凪』、『加速度』、『療養所』、『つゆのあとさき』、『フレディもしくは三教街―ロシア租界にて―』などを気が向いたときにカラオケで歌う。
小説家としてもすごいな、と今回改めて感じた。
読んでよかった。
サンキュー、オススメ、ありがとう!
①解夏(げげ)
小学校教師を辞め、婚約も破棄し、故郷に戻ってきた隆之は、母親にその理由を言い出せずにいた。
②秋桜(あきざくら)
自分に辛く当たる姑、喜久枝の叫び声を聞きながら、なぜ私は祖国を離れ、日本の農家に嫁いでしまったのだろう。アレーナはいつも思う。
③水底の村(みなぞこのむら)
小学校6年の時の同窓会の席で、純一は、敦子の名が出てきて思わず身を固くした。敦子は幼馴染で、そして人知れず付き合い、12年前に別れた間柄なのだった。
④サクラサク
今年80歳になる父がちょっとおかしい、俊介が感じたのは昨年の秋、父が一人で出掛けて帰り道がわからなくなり、警察に保護されていた出来事がきっかけだった。
Posted by ブクログ
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4つの短編どれも一冊の本になってもいいと思います。なかでも表題「解夏」はさだまさしさんの故郷である長崎の美しい情景を思い浮かべながら読むことができて途中から涙がとまらなくなりました。優しく、あたたかく、切ない…うまく表現できませんが母親が幼子の手を両手で包み込むような感覚です。重松清さんが解説をされ
...続きを読むていますがこの本を誉めるというよりは、この本を書いたさだまさしさんの表現力に嫉妬されているように感じました。さだまさしさんの作品を続けて読むことになりそうです。
Posted by ブクログ
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全てがお酒にまつわるエッセイだけど、そこから人との出会いが描かれ、さらに別れが描かれる。酒が飲めない自分にとってはとてもうらやましい。
酒、ゴルフ、旅、どれも手が届かないけど、楽しい話と涙ぐむ話がとても良かった。
Posted by ブクログ
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心の病で高校を中退するが、現在は遺品整理の会社で働き始めた杏平。人間の悪の面や、残酷な死に直面する現場は、彼の精神にはには過酷な体験のはずだが…自分たちの仕事の在り方を背中で教えてくれる会社の先輩によって、杏平の中にも誇らしさが芽生える所が良かった。杏平を信じて暖かく見守り寄り添った父、そして何より
...続きを読む杏平の心の清らかさ。高校時代に二度、行動を起こそうとした杏平を止めたのは、山木ではなく杏平自身の声なんじゃないかとも思う。子供がしてはいけない経験をしてしまったが、そんな大人たちやユキちゃんとの出会いに救われて本当に良かった。
…と、本来はここで感想を終えなければならないのは分かってるけど、どうしても言いたい。松井に罰が与えられないのは絶対おかしい!
Posted by ブクログ
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岩波書店の「図書」という雑誌に連載されたエッセイをまとめたもの。さだまさしのいろんなエピソードはステージトークやライナーノーツ、歌詞の内容などで多く知っていたつもりだったが、それでも知らなかったことがいくつも出てきた。
ジミー・ハスケルとの作業をコーディネイトしてくれた人が、「極光」の彼女だったとか
...続きを読む。その極光の写真に惹かれてアラスカに渡ったのが星野道夫さんだとか。意味も分からず聞いていた「修二会」の達陀(だったん:韃靼ではない)、五体投地、青衣の女人などのこと。福田幾太郎さんのことは聞いていたが、弟さんまで亡くなっていたこと。
Posted by ブクログ
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