「さだまさし」さんと言えば、シンガーソングライターとしての一面しか認識がありませんでした。
数多くのヒット曲、名曲を生み出されていますが、その中でも『風に立つライオン』は大好きな曲の一つです。
ある日、会社の後輩と話していると、「『風に立つライオン』の主人公は(後輩の母校である)長崎大学の医師なんで
...続きを読むすよ。」と、満面の笑顔を浮かべながら教えてくれました。
それが切っ掛けとなり、『風に立つライオン』について調べてみると、なんと「さだまさし」さんが書いた小説が刊行されており、映画化もされていることを知りました。
ならば本を読んでみようと思い立ち、本屋さんで『風に立つライオン』を探し当てると、その横に陳列されていたのが本書『緊急事態宣言の夜に』でした。
裏面のあらすじと目次を読むと、新型コロナや災害に対する「風に立つライオン基金」の活動が主なテーマのようです。
私自身(というか家族全員)も新型コロナに感染したこともあって興味が湧き、その2冊を持ってレジに向かいました。
さて、触れたい内容は多くありますが、これだけは忘れないでおこうと思った、「医療従事者」の方々の実状の一端が分かる一文のみ抜粋します。
ある医師から「コロナが発生した病院の医療現場に入るとき、遺書を書いた同僚がいた」と聞きました。
これに近い状況は、多くの医療現場であったことかもしれません。感染時にお世話になった一人としても、改めて「医療従事者」の方々に敬意を表します。
最後に、自分に出来る範囲で(微々たるものですが)「風に立つライオン基金」への貢献を行いたいと思います。