さだまさしのレビュー一覧

  • さだまさしが聞きたかった、「人生の達人」タキ姐のすべて
    少し自慢か?と思うとこもあったけど、母親同様きっちりとしていて見習いたい。母親のことを映画かドラマになったら絶対にみたい。ので許可出ればいいのに。
  • 緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020~22
    「さだまさし」さんと言えば、シンガーソングライターとしての一面しか認識がありませんでした。
    数多くのヒット曲、名曲を生み出されていますが、その中でも『風に立つライオン』は大好きな曲の一つです。
    ある日、会社の後輩と話していると、「『風に立つライオン』の主人公は(後輩の母校である)長崎大学の医師なんで...続きを読む
  • 銀河食堂の夜
    よかった~

    大昔に さださんのコンサートに行ったことがあって、なんて話が上手で、それでいてなんて男らしい人なんだと思った。
    この本はそんな さださんが詰まっていた。
    とくに最後の「セロ弾きの豪酒」はよかった~。

    銀河食堂に集まる常連客。
    人それぞれの人生があり、連鎖して絡み合う。

    まさに よき...続きを読む
  • 解夏
    4作ともとても良い話でした。
    文章や言い回しがとてもきれい。言葉選びが素敵。

    解説にある、未来・現在・過去を全ての作品に盛り込んで、その後どうなったんだろうと余韻を残す終わり方は秀逸。
    さだまさしは天才なのか?

    サクラサクがイチオシでした。
  • 銀河食堂の夜
    ダンディなマスターのいるスタンドバー風居酒屋「銀河食堂」で繰り広げられる人情話

    以下、公式のあらすじ
    ---------------------
    大きな人生なんてない。
    ただ、小さな幸せがあるだけ――。


    謎めいたマスターが旨い酒を出す、四つ木銀座にある風変わりな飲み屋「銀河食堂」。そこで常連客...続きを読む
  • 眉山
     舞台は徳島。江戸っ子の母は、不倫でできた子を誰にも迷惑をかけず、徳島で産み育てる。高校生になった娘に、問い詰められ、大好きな人の子だと包み隠さず説明する。母はお店を切り盛りしており、言うべきことは、はっきり言う。ストレートな言葉には、愛があり、かっこいい。育てるための言葉。気づかせるための言葉。何...続きを読む
  • 解夏
    両手どころか両足の指まで使っても足りないほど、私には、この世で怖い人、怖い物、怖い事がある。あまりにも多すぎて並べられないほどだが、それでも、最も、一番、絶対に怖い事は決まっている。それは、視力を失ってしまう事だ。病気、怪我などで、何も見えなくなる事を、私はこの世で一等に恐れている。
    そんな臆病な私...続きを読む
  • 銀河食堂の夜
    語り口調の作品は語り手の個性が強く押し出されてしまうと講談を聞いているようでどうも自分の中にある想像や妄想その先にある感動を小さくしてしまう事があると感じます。落語のまくらから入るようなかんじで、同級生や幼馴染みが下町の居酒屋のカウンターで語り出すストーリーにいつしか引き込まれていきます。さだまさし...続きを読む
  • 精霊流し
    雅彦は、少年時代に自分の力が全く及ばなかったこの天女がいま、ふいに羽衣を脱ぎ捨て、生身のまま自分の腰掛けている椅子へ舞い降りてきて人間になったのを見ているような、奇妙な愛しさに貫かれた。言葉の選び方と組み合わせは作詞作曲と同じような感覚なのだろうか?読み進める中で情景とリズムがリンクしていくような気...続きを読む
  • アントキノイノチ
    しみじみと、良かった。
    遺品整理業者の故人に対する向き合い方や、萩原先生の生徒を想う気持ちも物凄く良かったが、やはり一番は杏平のお父さんの言葉一つ一つが胸に熱く残った。
    私自身も、ふさぎがちで口下手な息子を持つ父親。杏平のお父さんのように、いつまでも心寄り添える存在でありたいなぁと、何度も泣きながら...続きを読む
  • 解夏
    標題作は読み進めるのがつらい。

    『秋桜』(あきざくら)は、感動のツボを心得た中編。

    『水底の村』は少し冗長な気がしないでもないがホッとできる温かさ。

    『サクラサク』は、家族、会社、認知症、思慕、いろいろな思いを交錯させながら余韻を残す読後感。

    4作に共通しているのは、良い出来事であれ、悪い出...続きを読む
  • 解夏
    4つの短編どれも一冊の本になってもいいと思います。なかでも表題「解夏」はさだまさしさんの故郷である長崎の美しい情景を思い浮かべながら読むことができて途中から涙がとまらなくなりました。優しく、あたたかく、切ない…うまく表現できませんが母親が幼子の手を両手で包み込むような感覚です。重松清さんが解説をされ...続きを読む
  • 酒の渚
    全てがお酒にまつわるエッセイだけど、そこから人との出会いが描かれ、さらに別れが描かれる。酒が飲めない自分にとってはとてもうらやましい。
    酒、ゴルフ、旅、どれも手が届かないけど、楽しい話と涙ぐむ話がとても良かった。
  • アントキノイノチ
    心の病で高校を中退するが、現在は遺品整理の会社で働き始めた杏平。人間の悪の面や、残酷な死に直面する現場は、彼の精神にはには過酷な体験のはずだが…自分たちの仕事の在り方を背中で教えてくれる会社の先輩によって、杏平の中にも誇らしさが芽生える所が良かった。杏平を信じて暖かく見守り寄り添った父、そして何より...続きを読む
  • 解夏
    初さだまさし
    自分が大人になるとこういう昔からいる有名人に抵抗が無くなる気がする笑
    病気ものとか結構小狡い王道シナリオではあるけど暖かい文章で間違いない。
  • 風に立つライオン
    映画から入りました。すごく国際協力に関心があるため、柴田医師(モデルとなったDr)と和歌子Ns(モデルとなったNsの名前がわからない)はすごく勇気があり、暖かく、さっぱりとした雰囲気なんだろうと思いました。映画にはない、東日本大地震のこともストーリーにあり、とても読みやすく、話に心が惹かれました。
  • 解夏
    父と母が大好きな、さだまさしさんの本を大人になって手に取り読んでみる。

    素敵な小説だということは間違いなくて作家としての1面でしかまだ知ることが出来ないので音楽も聞いてみようかしら。

    私は『秋桜』が好き。
    そして『水底の村』に出てくる文
    『色即是空』般若心経の意味を知れて良かった。
  • 精霊流し
    マジで泣いた…。
    さだまさしさんは有名だし、多才である事は知っている。
    確か弟さんが事務所の社長をやられているみたいだけど、インタビュー記事に『兄は破天荒だからその後始末が大変だ』みたいな事が書いてあり意外に思った。
    でも何処かで兄を尊敬してるような響き(文章だけど)もあって何か魅力のある人なのかも...続きを読む
  • 緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020~22
    『ショーを止めるな!』
    再開されてコンサートに行けるようになった時は本当に嬉しかった。さださんのコンサートなら安心して行けると思ったから。
    その裏でのさださんの行動力には本当に驚きでした
  • 風に立つライオン
    さだまさしさんの本を初めて読みました。作詞、作曲、歌手、俳優、監督、トーク、そして小説も書く!天は二物も三物もこの人に与えてるんだなぁと思いました。「ガンバレ」は人に言う言葉ではなく「自分を叱咤するときの言葉なのだ」航一郎のバトンはンドゥングへあつおへと渡されていく。終始涙がとまりませんでした。★の...続きを読む