さだまさしのレビュー一覧

  • 銀河食堂の夜

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    曲だけでなく、小説までも!天は二物を与えずではなく、何でも出来る人は出来る

    チェロって言うところが よかった。
    だから、銀河食堂 何ですね。

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    2021年01月16日
  • 銀河食堂の夜

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    章頭の小噺のような語り口調にはじめは抵抗があったが、そのリズムがだんだんと心地よい感じに。

    物語の舞台、銀河食堂は『深夜食堂』のそれと重なる。それぞれの人生が重なり合っていく感じが面白い。

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    2020年12月31日
  • 眉山

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    決意と想いを胸にしまい最後まで美しく生き抜く



    徳島の阿波踊り
    自由奔放で明るい男踊りに比べて忍耐と様式美の女踊り。
    しかし、その不自由さによってさらに熱くなる心。
    劇中でまさしくこう記されている女踊りのような生き方をしていた、母こと神田のお龍。

    最後の二人の刹那の出会いは二人に何を思わせたのだろうか。
    一人は涙をながしながら見つめ続けるが、
    もう一人は決して目を合わせることもせず、表情すら変えない。
    解説には未練があるから男は女をじっと見つめ、未練があるから女は男を見ようとしない~
    とある。そういう部分もある思うが、自分は
    男は男踊りのように自由に思いを馳せたから涙し、
    女は女踊りのよ

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    2020年12月24日
  • 精霊流し

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    歌手のさだまさし氏による、おそらく自伝的小説。長崎県出身で、バイオリンを習った主人公とプロフィールが重なる。
    テーマは別れ。主人公雅彦が経験した大切な人たちとの別れを中心に、いろいろな時代背景で、ストーリーが進む。ところどころ時代が前後したり、登場人物がたくさんいるので混乱するが、さだ氏特有のやわらかな文章で優しい気持ちで読み進められる。
    本書で初めて知った、長崎の精霊流し。手作りの小舟に灯篭を載せて川に流すイメージを勝手に想像していたが、もっとずっとスケールが大きいものだった。そしてそれは現在でも続いているようだ。一隻ずつ、その年に亡くなった故人の魂を送り流すように、長さ5メートルもの舟(型

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    2020年09月17日
  • 風に立つライオン

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    9歳のときに著者の「関白宣言」をはじめて聴いた。
    「俺より先に寝てはいけない
    俺より後に起きてもいけない
    めしは上手く作れ いつもきれいでいろ
    出来る範囲で かまわないから」

    「俺より先に死んではいけない
    例えばわずか一日でもいい
    俺より早く逝ってはいけない
    何もいらない俺の手を握り
    涙のしずくふたつ以上こぼせ
    お前のお陰で いい人生だったと
    俺が言うから 必ず言うから」

    圧倒的に威張っているのに、最後は「大好きだ」ということを匂わして「じぃ~ん……」。さらに心に染み入る美しいメロディー。
    「大人になったらこんな結婚をしたい!」
    と、わずか9歳の胸に強烈な衝撃を残し、それは40年以上経った

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    2020年09月15日
  • 眉山

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    安定のさだまさし。
    さださんの物語には良い意味で悪人が出てこず、優しい話なので安心して読み進められます。

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    2020年07月25日
  • 風に立つライオン

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    面白かった。書き方が叙述体で書かれており期待したものと違いましたが、よかったですね。少しよい話にまとめようとしすぎる感じもしましたが、心に残るフレーズたくさんありましたね。よかったです。

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    2020年06月14日
  • 酒の渚

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    お酒にまつわるさだまさしの周りの素敵な人たちのエピソード。
    先斗町の鳩のお母さんの話が一番素敵でした。

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    2020年06月14日
  • アントキノイノチ

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    著者であるさだまさしさんの優しさ、心のあたたかさと繊細さが溢れていると感じました。

    生と死、親との関係、働くということ、生きるということを改めて考える時間がもてました。

    杏平のお父さんも古田社長も佐相さんもほかの従業員の人々も雪ちゃんも、あたたかくて、優しくて思いやりがあって泣けました。

    どんな人もみんなそれぞれ自分の命を精一杯生きてるんだと思いました。

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    2020年06月11日
  • アントキノイノチ

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    命の重さはみんな同じ
    ゆきちゃんとの再会で傷ついても前向きに生きる姿や
    クーパーズで遺品整理をする中で向き合う失った命や、
    さいごに憎い松井を許せるくらい成長したのは良かった。

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    2020年05月30日
  • 酒の渚

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    希少なワインや日本酒の話から、酒を通しての有名無名の人たちとの交流を描いたエッセイ。
    山本直純、中村八大、永六輔、小松左京、山口百恵等々多士済々の名が出てくる。
    緊急事態宣言以来、替え歌が作られている「関白宣言」。その誕生秘話が面白い。
    京都先斗町のスナックで、最近の女性についての愚痴を話していたところ、そこの女将が
    「男が駄目やから女が駄目になるんどす」と、直言。
    「やい、男どもよ、しっかりせい!いう歌、どうか書いておくれやす」といわれたことがきっかけだとか。
    「男と女は互いの鏡」ということ。

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    2020年05月13日
  • 酒の渚

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    さだまさしさんの本が好きで買いました。
    お酒と様々な出会いが綴られています。どの出会いもさださんの人柄があってこそなのだと思いました。
    私はお酒の種類が全く分かりませんが、この本を読んで紹介されていたお酒を飲んでみたいと思いました。

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    2020年05月10日
  • ボランティアをやりたい! 高校生ボランティア・アワードに集まれ

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    「高校生ボランティア・アワード」で紹介された、高校生たちの活動をまとめた本。

    ボランティアというと、世のため人のため困った人を助けるというようなものを想像しがちです。でもここで示されているのは、高校生が自分たちの活動と社会をどう繋げていくかということではないかと思えました。
    自分たちが興味のある関心のある物事に取り組み、それを知ってもらうためにはどうすればいいのかを考える。そのことが結果として、他人のためになり誰かを助けることにもなり「ボランティア」という形になる。それが素敵だと思ったのです。

    伝統野菜を守るために商品開発をする。ものづくりの技術を活かすために、住民のニーズを聞き取りごみ回

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    2020年03月14日
  • 本気で言いたいことがある

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    ネタバレ

    さだまさしさんの音楽との出会いから、さださんなりの考え方、生きかたが凝縮された一冊。曲と同様に賛否両論分かれるのだろうが、その発信される物には、しっかりしたバックグラウンドがあることが分かる一冊。

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    2020年01月26日
  • 風に立つライオン

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    久しぶりに読んだ、さだまさし氏の小説。本書の元になる曲があったとは知らなかった。
    若い医師の航一郎は、アフリカへ行くことを決意する。伝染病の研究者だったが、ケニアで戦傷者の手当てをする病院に出向する。設定は1980年代後半から90年代初めだが、60年代にモデルとなる医師がいて、さだ氏の友人であるという。
    本書は、航一郎の知人たちが彼を回想する形で、書簡もあれば思い出話の形式でも進む。個人的には、人が話して説明するスタイルはあまり好きではない。それでも、アフリカの伝染病や紛争について、著者がよく勉強をしたことも分かり、前にも書いたが、本職が音楽家のさだ氏の文章が素晴らしい。物語の芯は、航一郎に治

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    2019年12月31日
  • ラストレター

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    今読んでいますが本に入っていけていません、さださんの本ははずれ無いのですが? だんだん面白くなってきた❗️面白い泣けた‼️

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    2019年11月02日
  • アントキノイノチ

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    映画化されるということで、公開される前に購入。
    結構前に購入しましたが、この作品を機に「遺品整理」という仕事があるということを認識しました。

    あのプロレスラーの名前に似ていて、なぜこのタイトル?と思いながら、読んでいました。その正体は後半に出てきます。思わず、クスッとしてしまいました。
    さださんの小説を読むのは、この作品が初めてだったのですが、人の心情を丁寧に描かれているという印象でした。さださんの歌詞は、人を惹きつける魅力があって、小説でも発揮しています。
    主人公は、遺品整理の仕事に就き、色々な人と出会うことで成長していきます。その間に過去に起きたエピソードとからめながら、主人公の心は氷の

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    2019年09月14日
  • 風に立つライオン

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    アフリカで活躍した実在する日本人医師のフィクションの物語。
    東日本大震災と絡めてくる物語は所々が実話なので胸が苦しくなる…ちっとキレイ過ぎる物語だが涙腺が緩むし、人に優しくしたくなる物語。また、著者は医師には、こうあって欲しいと訴えているのだろうか…?

    まず、アフリカという異国の地の事も全く知らなかった…戦争や病気の事など…知らない事が沢山あった…ここに行く全世界の医師や、なにも知らなくても極限の中に再度身を投げ出す医師は、医師たる認識が絶対的違うと思う。
    私も経験ある。よく聞く話だが病院に行って五分で診察終り、質問するとこうだと断定する医師、顔を見ないで話す医師、この物語でもあるように、見

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    2019年08月30日
  • 解夏

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    同じ病気の為に読んでみた、短編集だったのね、なんか物足りたりなかった感はあるが、小説版、ドラマ版、映画版、それぞれに感慨深い部分がある。
    それ言うとドラマ版や映画版の脚本、演出はとても良かったのだなあ、と思う。

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    2019年07月27日
  • アントキノイノチ

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    ここのところ機龍警察シリーズで、バンバン人が死ぬ話しが続いていたこともあって、人の気持ちみたいなものが少し取り戻せた気がする。まあさださん泣かせる話、書かせるとうまいわな。ドストレートにくるから、そりゃ泣ける。ただ、自分の心根が汚れているので、こんなに優しい人ばかり出てくると何かケチ付けたくなるけど、それは読み手の問題。やはりたまにはこういう優しいやつ読みたくなるから、さださんの他のも読んでみようか。

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    2019年06月12日