さだまさしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分が読んできた、さだまさしさんが書かれたお話は、今まで外れたことがありません。このお話も然り、でした。
芯にあるメッセージ性がとても心に響きます。
『ぼく』の誕生会でおばあちゃんが『ぼく』のためにぼくが大好きなものをプレゼントしてくれるといった、そのプレゼントとは。
子どもが考える好きなものとプレゼントへの期待、おばあちゃんが考えた『ぼく』の好きなものとのズレに『ぼく』は気分を害しますが、時間が経つにつれ、おばあちゃんの気持ちを想像し考えるぼく。
『ぼく』は、さだ氏ご本人でした。
大人になってから分かる色々な事情。
『ぼく』とおばあちゃんの気持ちそれぞれにそれぞれの思いがあって、子どもが小学生になったばかりの子どもが、それをくみ取るのは難しかったはず。
それでもおばあちゃんを思う気持ちが素敵でした。
子どものうちからこうした心を育んで、さださんの歌が生まれたのかもしれないと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『風に立つライオン』の中にこんな歌詞がある
「やはり僕たちの国は
残念だけれど何か
大切な処で道を間違えたようですね」
カタチのないものを売り買いし始めた頃
さださんの抱いた憂い。
国レベルでは修正は難しいけれど
個人レベルでは可能だ。
脱「核家族」を図ることで
家庭内にあった老人の「第三の目」
子どもにとっての「安全地帯」を取り戻す。
さださんは若者と年寄りが、互いにコミュニケーションを取り合い、「異業種交流」を図るべきだと言う。
私も、元気な老人になって、「老人力」を発揮したい!
「事を荒立てることになっても言いにくいことを言う」愛情たっぷりの老人になりたい。
2024.8.24
☆☆☆☆☆☆☆☆
やばい老人の条件
1 知識が豊富
2 どんな痛みも共有してくれる
3 何かひとつスゴいものをもっている
うーん、かろうじて二番だけがクリアできるかもしれない。これからやばい老人に向かって鍛練あるのみ。
さださんの祖母と父のスケールの大きさは半端ない。
でも私が一番好きなのは宮崎康平先生との絡み。
宮崎先生がほめてくれた曲は奈良を感じるあの曲。
そのために彼は五回奈良を訪ね、出会いと学びを繰り返して生まれたという。
髪が霜のふるまで待ってる愛があったら...。
それが
まほろば
2019.1.4
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Posted by ブクログ
知れば知るほど人に歴史あり、まさにそれを地で行く。
おじいさんがスパイだったり(NHKのファミリーヒストリーでもやってた)すごい豪邸からいっ転長屋暮らしになったり。ここらへんの経緯はドラマとかでも知ってたけど、
朋友の”目が点になる”の言葉を作った福田幾太郎氏のこと、
そして突然の交通事故死。
”君が世界中を敵にまわしても、僕は君の味方”
これほど強い愛の言葉があるだろうか。
この言葉にきっと何度も支えられてきたんだろう著者。
そんな言葉を言ってくれる友に会えたことも大きな僥倖なのだろう。
映画「長江」で38億もの借金を背負った経緯。
祖父と父の夢を叶えたいという著者の男気がそうさせたんだね。
”おばあちゃんのおにぎり”のエピは徹子の部屋でも話して知ってたけどまた泣いてしまったよ。 -
Posted by ブクログ
(2014/3/19)
「雨やどり」のヒットと同時にファンになり、それ以前に聞きかじっていたグレープ時代の曲を聴き直し、
アルバム風見鶏、私花集は何十度と聴き、大借金映画「長江」も、「飛べイカロスの翼」も「関白宣言」も観て、
今も「生さだ」は録画して聴いている?私ですが、、、あ、「解夏」も観ました。
何の話だっけ?
あ、そう、長いことさださまさしにお付き合いしている私ではありますが、
この「風に立つライオン」を読んだ感想としては、どうかなあというところです。
そもそもこのタイトルの原曲、ファンは多いようではありますが、別にそんなに好きじゃない。
「フレディもしくは三教街」のほうがいい、って比較対象じゃないかな?
この本、医学部からアフリカに派遣された日本医師がそのままそこで骨をうずめ、
彼が救った子が逆に東日本大震災に遭った日本の子供を救う、
という内容。
それをいろんな関係者のモノローグがつないで、日本人医師と、アフリカ医師を描くという、
新しいといえば新しい形式で綴っている。
正直読みにくい。
狙いはわかるが、読みにくい。
誰の立場で描かれているのか、ふと忘れて数ページ前に戻らなくてはいけなくなる。
そのページがわからず右往左往。
それと、舞台がアフリカと東北と、さらに関係者の場、孤島だったり、、、
いろいろ動きすぎて、どこにいるのかもわからなくなる。
人生そんなものかもしれない、私は誰、ここはどこ。でも小説を読むときくらいはしっかりしていたい。
も一つ、エピソード盛り込みすぎ。
さださん自身言いたかったんだろうね。避難所のリーダーがばかだとみんな不幸になる。
150人いて100個しか物資が来ないと平等に配れないからいらない、、、さだでなくとも「誰に配るべきか判断で着ないなら隠居しろ!」だ・
あとは被災者を心配する態で結局自分が高みにいる人。つい最近も「ラジオを聞くふりをするやらせ」があったとか。
被災者にずっと頭下げさせて、不幸でいらせたいのか、遊んじゃいけないのかだ。
そういうステレオタイプな頭のやつが日本をダメにする、、
思いはさださんと一緒でいいんだけど、この本なんの本なのよ、と、改めて思ったりした。
というわけで、本筋もメッセージも十分理解できるが、
本としてはなんだかな、というのが私の評価でした。ごめんねさださん。 -
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泣ける。
そしてカッコいい。
未読の人は「何じゃそりゃ?」と思うかもしれないが、これはカッコよくて泣ける作品なのだ。
娘の咲子の目を通して描かれる“神田のお龍“の半生記。
カッコよさにも色々ある。颯爽としたヒーローのカッコよさ。高倉健のような寡黙な渋いカッコよさ。お龍さんは“粋“なカッコよさだ。
タイプは色々あれどカッコいい人に共通しているのは優しいということ。お龍さんも強気を挫き弱きを助ける優しさに溢れている。キップがよくて強くて優しい。だから“粋“だ。こんなカッコいいお龍さんのお店があれば是非行ってみたいと思わせられる。
作者のさだまさし自身が漢気があって優しい“粋“な人だ。彼の優しさと、詩人としての卓越した言葉の使い方によって「精霊流し」「解夏」「アントキノイノチ」どの作品でも泣ける。
本作も読後が爽やかになること請け合いの佳作。 -
Posted by ブクログ
永六輔という大きな自遊人の生き方がわかり、人生への指針となる。▼「欠点を自覚しろ。自覚できたら直さなくてもいい。欠点のまま魅力にしろ」▼「いじめた経験は何にも活きてこないだろうけど、いじめられた側は、その経験をいくらでも活かすことができる」。弱い立場の若者の応援から『上を向いて歩こう』『見上げてごらん夜の星を』が生まれた。▽「人生、明るく生きるはまだ何歳。暗く生きるはもう何歳」▼「人間は今が一番若い。明るく生きるには『まだ何歳』と考えよう」▼「生きているということは、誰かに借りを作ること。生きているということは、その借りを返していくこと」▽「誰かに借りたら誰かに返そう。誰かにそうしてもらったように、誰かにそうしてあげよう」▼孫から『受験で落ちたら浪人するか、それとも別のところに行くか』相談されて、永六輔さんが答えた言葉は…「楽しんで」。▼「人は二度死ぬ。最初は医学的な死。そしてその人を覚えている人が誰もいなくなった時が本当の死だ」