さだまさしのレビュー一覧
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ルビはないが、小学校にもおける素晴らしい本。後半はしょっちゅう泣いてしまった。後半、電車では読まない方が良いかも。前半は話の輪郭が見えてくるまでに時間がかかったが、読みにくいというほどでもない。後藤健二の「ダイヤモンドより平和がほしい―子ども兵士・ムリアの告白」、ミシェル・チクワニネ「ぼくが5歳の子ども兵士だったとき―内戦のコンゴで」などを読んでいたり、寄生虫博物館に半年前位に行ったのとか、人によっては東日本大震災の現場を知っていたりとかそういう周辺知識も内容の深い共感に繋がると思います。
しかし、加藤シゲアキと、さだまさしが書いてるものに対する構えがあまりにも違い過ぎて自分の色眼鏡に反省。又 -
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地球っこさんのレビューを見せていただき、是非読みたいと思った一冊。
悩み苦しむ杏平が周りの人に接しながら「生きる」ことを考える。
途中は読んでいて苦しくなるところも沢山あったけれど、最後は素晴らしい読後感。
杏平くんもお父さんも佐相さんもとても素敵。
雪ちゃんは本当にすごいと思う。
「生きる」ということはずっと考えてきたように思っていましたが、これを読んでまたヒントをもらったように思いました。
解説では遺品整理の吉田さん、佐相さんと著者のさだまさしさんはずっとつながっていて、3人ともこの世界をよりよき世界にしたいと思っている、とそのことにつきるような気がします。
メモ
父から息子へ
「 -
Posted by ブクログ
登場するお酒はどれもおいしそうで(実際に貴重でおいしいはず)、さださんの愛を感じました。
そして同じようにお酒にまつわるお店、人に対しても温かな目をとおした細かい描写が見られ、これも愛を感じ、僕も今すぐにお店に繰り出したくなる衝動をおさえるのに苦労しました。
「蛍光灯が幾度か瞬きをして」など、ジジッ…と点くときのあの音がしたかのような、僕もそこに居合わせたかのように錯覚しましたし、さださんもそのとき思っていたであろう、これから始まるお店での時間に対する高揚感を、僕まで一緒に感じていました。
そんな素敵なお店に繰り返し通うには、何より他者への想像力が必要だと思います。
酔っても絡まず大声にな -
Posted by ブクログ
映画を見て、元の小説はどのようなものなのだろうと思って読んだ。
映画では時系列に沿って話が展開されていたが、小説では日本(現在)→ケニア(過去)→日本(現在)と、過去と現在を対照化させ、過去では子供だった登場人物も大人になるなど、人々の成長や別れを描いており、心温まる話になっていると思う。
また、この本には日頃私達がよく使うであろう、頑張れという言葉の独自の使い方が書かれており、これからはその意味でも使っていこうと思うようになった。
一読しておけば、今後の人生、考え方に少なからず良い影響を与えてくれるかもしれない。
幻冬舎 さだまさし著
5月9日2回目チャンプ本
徳島大学蔵本2階中 -
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‹内容紹介より›
聴取率0%台。人気ゼロの深夜ラジオ番組を改革しようと、入社4年目の新米アナウンサー寺島尚人が名乗りを上げてしまう。何という無謀‼しかしファックスやメールではなく、リスナーからの「葉書」に頼るという方法が、小さな奇跡を起こし続けて…。
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JOPR東亜放送という、関東の中堅ラジオ局。
歴史はあるものの、聴取率は低く、営業成績を上げるべく編集局長の檄が飛ぶ…そんな中、「視聴覚教育を思い出せ」というベテランの伝言を伝えた新米アナの寺ちゃんは、その発言から、深夜に冠番組を持つことに。
「オマ×コ」という放送禁止用語を連呼するベテラン大越さんの思いを受け止めつつ、マスコミ(ラジオ -
購入済み
眉山を読んで
さださんの小説を初めて読みました。こういうお話を書くのかと驚きました。恋愛話や、姉さん言葉など、悲しくもあり楽しくもあり、勉強になる話もありで。また、
徳島県のこと、阿波踊りのことにも詳しくて、ストーリーにも引き込まれました。
作詞、作曲のみならず、沢山の本も出され、ドラマ化されたり映画化されたり。この眉山を読むと、また違うさださんが発見できました。