さだまさしのレビュー一覧

  • ちゃんぽん食べたかっ! 下

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    ネタバレ

    さださんは、勝手に穏やかな方だというイメージがありましたが、なかなかどうして破天荒な方でした。
    幼少期、さださんが歌う際にバイオリンを演奏されていて大変驚いたのですが、この本を読んで、本当に本当に、切っても切り離せないものなのだとわかりました。
    コンサートのトークが面白いというのは有名な話ですが、落研に在籍されていたということで、それも納得です。

    喧嘩もザラ、カビの観察、雪の日に全員集合、楽しそうな学校生活です。一方で、家で一人になったときに鬱々と考え込む時間は長かっただろうと思います。そのときに見つけた「45歳までは借り物の人生」という考えは、私の心も楽にしてくれました。
    若い頃の経験は、

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    2022年01月30日
  • ちゃんぽん食べたかっ! 下

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    さだまさし自叙伝
    高校時代から大学に入ってからのお話
    たくさんの友人に恵まれ、その友人たちたくさんのエピソードが盛り込まれているところから、人と関わるのがとても良好に上手くこなせる人だということがよくわかる
    一見高貴なイメージのバイオリンにまつわるエピソードも悩み苦しみもがいて、今に至る所はなるほどと思った

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    2022年01月02日
  • ちゃんぽん食べたかっ! 上

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    さだまさしの自叙伝
    貧乏だけど愛情溢れる両親のもと、バイオリンにめぐり合い、そのバイオリンをきっかけに上京するという、あの時代から考えるとある意味恵まれていたような感じもする
    ただ本人からすれば、周りからの期待やそれに伴う孤独感は計り知れないものがあったと思う


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    2022年01月02日
  • 銀河食堂の夜

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    これだけの筆力と構想力がありながら、文芸賞無冠という奇妙さ。そんじゅそこいらの直木賞作家よりも面白い本を書くんだから、不思議を通り越して、審査員たちからのマルチな才能への「嫉妬」ではないのかと思ってしまいます。
    本書でも、6個の短編それぞれが面白くてほろっとさせる人生の機微を描いています。「不器用な男」は、運転免許書更新時に聞かされるさだまさしの曲「償い」が元ネタなのでしょうね。「セロ弾きの豪酒」は山本直純(角)氏らしき人物が登場します。

    さだ まさし(本名:佐田 雅志〈読みは同じ〉、1952年〈昭和27年〉4月10日 - )は、日本のシンガーソングライター、タレント、小説家。國學院大學、東

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    2021年08月29日
  • 解夏

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    表題作の「解夏」がとても印象に残りました。目が見えなくなる恐怖を想像するだけで不安な気持ちが強くなります。一番辛いのは主人公だと思いますが、主人公の母親の気持ちを想像すると胸が痛いです。生まれる前から大切に育て、同じ時間を過ごしてきた我が子の目が見えなくなる。描かれてはいませんが、どうしてあげることもできないという気持ちの葛藤があったのではないでしょうか。
    この物語を読んで、私たちはたくさんのことを知り、想像する力をつけて行かなければならないと強く思いました。良い読書時間でした。

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    2021年05月23日
  • 風に立つライオン

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    こんなに心が熱い人間が自分のそばにいてくれたら、きっと人生変わるだろうなぁ。ハイパワー。
    暇があることは平和の証。日々の苦しいと感じる物事に毎度フォーカスしてしまうのではなくて、そもそも今いる場所が平和で、それだけで幸せな場所で時間を過ごせているんだということを忘れないですごしたい。きっとそれを忘れずにいられる人がどんなときも幸せでいられる人なのかなぁ。

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    2021年05月14日
  • 解夏

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    著者は誰でも作風というか、語りの特徴というものがある訳だが、さだまさし氏の場合はそれが強すぎる様に思う…

    ただし、そうであっても、読者が本を閉じずに、最後まで読み進めさせるだけの力を感じるし、お決まりの“感動的終局”になると分かっていても、彼のテーマ選びのセンスが素晴らしいからか、その展開に身を委ねたくなってしまう…



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    2021年05月09日
  • 風に立つライオン

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    初めてのさだまさしの本。鎌田實氏のおすすめ本リストからの1冊。さだまさしがこんなに本を書いているとは知らなかった。

    医師・看護師の方々のアフリカでの働き生き様、そしてそこから繋がる命のバトンの交換が、東日本大震災を経験した日本に帰ってくる。

    ストーリーとしては鼓舞される部分も少なからずあるのだが、純粋に小説としてとらえたときにどうなんだろうか……

    語り部による展開というのは初めから映画化を考えての構成なのかもしれないが、小説として成功しているとは思えない。また、人の描かれ方が随分と単純すぎる様に感じる所も多々あり、物足りなさを感じてしまう。







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    2021年02月23日
  • 眉山

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    徳島に旅行に行くにあたって、松嶋菜々子主演の映画でタイトルだけ知っていたこの本を読んでみた。

    主人公の咲子は、母の瀧子が不倫相手との間に産んだ子で、ずっと父を知らずに生きてきた。この母子2人の関係が話の軸で、母の死期が近付いて、改めて母の生き様を知るという内容。

    母がとにかく強くて、かっこいい。言いたいことははっきり言うが、筋が通っていて、敵も多いが、慕う人も多い。だけど、いくら相手に強く惹かれたとしても不倫相手の子供を産んで一人で育てるという覚悟はなかなかできないなあと思った。映画になるほど面白いとは感じなかった。

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    2021年02月03日
  • かすてぃら

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    父親との思い出を中心にした私小説。
    私も父との思い出を整理してみたいと思った。まだ元気なうちに「ねえ、あの時は実際どうだったの?どういう気持ちだったの?」と聞いてみたい。照れ臭くて多分聞けないだろうが。

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    2021年01月28日
  • 酒の渚

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    『風に立つライオン』、山口百恵のヒット曲『秋桜』などの誕生秘話。小説『眉山』に登場する人物が実名だったと云うエピソードも興味深い。イラストを配した解説付きの名酒も楽しめる。

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    2021年01月10日
  • ボランティアをやりたい! 高校生ボランティア・アワードに集まれ

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    公益財団法人風に立つライオン基金が支援する高校生のボランティア活動を紹介した本
    幸運のウィッグ、子ども食堂、読者活動、など様々な支援を通して成長していく姿を見てほのぼのしてくる

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    2020年02月01日
  • ラストレター

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    構成がうまい。
    どっちかってーと、ドラマとか映像向きの話なのかしらん。
    こじんまりとまとまってて、いい話の内容。

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    2019年11月29日
  • 風に立つライオン

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    良い話だ。
    引き継がれる善意の話。
    とても、感動的、涙無くして読めません。

    ただ、あまりにも良い話すぎて、
    素直に感動出来ないひねくれた自分もいます。

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    2019年08月01日
  • アントキノイノチ

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    暖かい話。
    時が解決するではないけれど
    色々なことを積み重ねながら
    少しづつ前にすすんでいくんだろうなぁ。

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    2019年07月08日
  • アントキノイノチ

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    ネタバレ

    キレイな日本語が使われてあるので、若者の話し言葉には違和感ある。「口惜しい」が何回か出てくるけど、ヤングは言わないでしょ。ヤングは。
    松井は死ねば良いと思ったけど死なないし、最後がきれいすぎる。病気になるほど追い詰められ、女子に犯罪まで犯した奴が結婚し幼子を連れて歩く姿見て、「元気ですかぁー」なんて言えるか?それで、よし新しい旅が始まったって。ンなわけあるかー!きれいに書きすぎ。

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    2019年05月28日
  • アントキノイノチ

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    笑う面白さではありませんが、
    現代の問題を織り込みながら若者の崩壊と再生が
    同じ進みかたで描かれておりました。

    涙もろい(年?)の私は、涙なみだ。。。

    人間関係から、学校をドロップアウトしてしまった若者が
    身寄りのいない老人や殺人事件などの
    アパートなどの、遺品整理と後始末をする会社に。
    そこで、先輩の言葉や行動をみながら、
    生きるということ、生命ということ
    自分というものの本質
    薄皮をはぐように再生するものがたり。



    内容も映画になったくらいなので、とても良い本!
    しかし、なんと言っても驚くのは
    原作がさだまさし
    シンガーソングライターのさだまさし

    私も、夫もこの作品を描いたさださ

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    2019年03月02日
  • やばい老人になろう やんちゃでちょうどいい

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    タイトルからして「弾けた老人になろうぜ!」的なエッセイかと想像してたらかなり違って著者が出会った凄い老人のエピソード集だった。
    それにしてもさださんは大物によく好かれるな。
    それだけ魅力のある人なんだろうな。

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    2018年12月13日
  • 風に立つライオン

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    ネタバレ

    出来過ぎといえばそうだけど、綺麗にまとまったいいお話。

    志のバトンの話。

    私みたいな性格では、ちょっとうがった見方をしてしまう…

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    2018年08月13日
  • ラストレター

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    さだまさし 著「ラストレター」、2014.9刊行、2016.12文庫化です。TVとは違うラジオならでは、ラジオだからこその世界、ラジオ深夜番組の企画を語る物語、「昭和に帰ろう」がテーマです。ベテラン社員の危険四文字単語の連発はともあれw、みんなが集まる「居酒屋ちょい都」に行ってみたくなりました(^-^)

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    2018年08月04日