さだまさしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
さだまさし(notU野)の自伝的小説。確か前にNHKでドラマをやってて、坂口憲二がさだまさし役ってのに違和感を感じた気が・・・。
芸能人が書いた小説って文章ヘタなイメージがあったけど(ヒドい)、これはすっごい綺麗な文章だった。着眼点が良いのかな。主人公が変わったり時代が前後したりして読むのが大変だったど、その分繊細な文章をじっくり読むことが出来た。
とにかく暖かくて、哀しくて、何度か泣いた。最後の方に出てくる伯父と伯母の精霊流しの場面の「『あなたを思い切ります』と自分に約束する、壮絶な別れの儀式なのである」というフレーズでグッと物語に深みが増した気がする。そんでまた泣いた。
ちなみ -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
僕はこの国を心から愛している。
でも、自分が好きな「日本」という国は、もしかしたら存在しない幻の国なのかもしれない―。
家族、子育て、礼儀作法、コミュニケーション、戦争、平和、義、人情…。
三十年以上にわたり、全国を隈無く旅して来た著者だからこそ見える、どこかおかしいこの国の今。
時に辛辣に、時にユーモアを交えつつ、しかしあくまで真摯に語り尽くした、日本と日本人への処方箋。
[ 目次 ]
第1部 生命の行方(「生命」は誰のものか?;家族が壊れたのはなぜか? ほか)
第2部 心の在処(神さまは本当にいますか?と聞かれたら;教育とは何だろう? ほか)
第3部 情の構造(「惜しまない