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僕はこの国を心から愛している。でも、自分が好きな「日本」という国は、もしかしたら存在しない幻の国なのかもしれない――。家族、子育て、礼儀作法、コミュニケーション、戦争、平和、義、人情……。三十年以上にわたり、全国を隈無く旅して来た著者だからこそ見える、どこかおかしいこの国の今。時に辛辣に、時にユーモアを交えつつ、しかしあくまで真摯に語り尽くした、日本と日本人への処方箋。
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Posted by ブクログ
(2007/6/10) 本気で言いたいことがある 国家の品格みたいな調子で、今の日本を嘆いた文章が続く。 これはまあこれでよし。 最後の1章が気に入った。さだまさしの挫折をつづっている。長崎の天才バイオリン少年が東京で音楽高校受験に失敗し、失意の中でギターに目覚め、加山雄三をひき、曲を書き始め、アル...続きを読むバイトで体を壊し長崎に帰り、グレープが誕生、精霊流しが大ヒット。再び体を壊しソロになり、雨やどり、関白宣言、、、印税で映画「長江」を撮り数十億円の借金、、、。 長崎8・9で毎年コンサートをやるようになり、加山雄三にボランティアで参加してもらい、泣けた、、、。 人生45でかためようと思ったらしいが、それも通り越していまは60でいいとおもってるとか。いま54かな? 人間くさくていいじゃないですか。ねぇ。 最後に一番いいせりふがある。 過去は、未来が変わることで変えられる。 事実は変わらないが、過去の持つ意味合いは、劇的に変えることが出来る。 私の相続を勉強しようとしたのがきっかけで学び始め、中途半端におわった資格取得も、昨年の転職では役に立った。 そういうものかな。 人生、頑張りたいですね。
炭鉱のカナリヤとして生命、心、時間について思いをつづった本。 細かい部分は意見の違うところもあるでしょうが、全体として方向性は間違っていないと思うし、読みやすくお勧めです。
さだまさしが語る「日本」 きれいな日本語を遣うことの大切さや、日本文化や伝統を 残そうよ、という彼の想いがひしひしと伝わってくる。 想いが強すぎて過激な発言もあるため、賛否両論もあると思うが まずは素直な気持ちで読むと、「うんうん」と共感できる。 さださんは言葉遣いも、たとえ話も巧いので、とても読...続きを読むみやすい。 こんなにも日本のことを愛している人こそが、国のトップにたってくれるといいな~、なんて単純に思った。
耳にいたく 心に響く言葉がたくさんです。さだまさしさんの 心に染み入る歌は こういう思いからきているんですね
さださんは内容は私事だと書いておられますが、まさに今の日本は「これでいいんだろうか」とつくづく考えさせられました
20130722 さくらの花びらと牡丹雪と蛍のくだりは すごく素敵な感性だと思う。 未来に生きる人のためにいますべきこと、そういう想像力は、感謝の気持ちからうまれる。感謝の気持ちは、過去からつながる今を大切に思う気持ちからつまれる。今を大切に思う気持ちは過去に生きた人やその考えを大切に思う気持ちから...続きを読むうまれる。
これは社会科学に分類されていました~。 またまた,さださんの本を読んでしまったわけです。 今まで読んだ本にも重複するところも多いのですが, なるほどふむふむと思うことがたくさんかいてあるのです。 昔いた近所の怖いおじさんのように, 羽目を外した若いもんを一生懸命,諭すような そんな感じです。
3/11の東北地方太平洋沖地震の1年後に 手にとった一冊の本で、さださんのいっぱい思いの詰まった本に巡り合わせてもらって良かった。 色々感じさせて頂き、気づきを頂きました。
さだまさしの本です。小説も書いてベストセラーになりましたね。 この本はさだまさしが日本に対して言いたいことをぶつけています。 フォーク歌手というのは歌の中でもぶつけるものですが、 この本でもぶつけています。 読んでいていろいろ考えますね。ほんと・・・ 関係ないですが、この人のライブは面白い...続きを読むですよ・・・話が特にね・・・
[ 内容 ] 僕はこの国を心から愛している。 でも、自分が好きな「日本」という国は、もしかしたら存在しない幻の国なのかもしれない―。 家族、子育て、礼儀作法、コミュニケーション、戦争、平和、義、人情…。 三十年以上にわたり、全国を隈無く旅して来た著者だからこそ見える、どこかおかしいこの国の今。 時に...続きを読む辛辣に、時にユーモアを交えつつ、しかしあくまで真摯に語り尽くした、日本と日本人への処方箋。 [ 目次 ] 第1部 生命の行方(「生命」は誰のものか?;家族が壊れたのはなぜか? ほか) 第2部 心の在処(神さまは本当にいますか?と聞かれたら;教育とは何だろう? ほか) 第3部 情の構造(「惜しまない」から始めよう;コミュニケーション不全への処方箋) 第4部 義の崩壊(二束三文の正義;想像力はどこへ行った? ほか) 第5部 時間の秘密(未来はどこへ続くか?) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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