アントキノイノチ

アントキノイノチ

605円 (税込)

3pt

杏平はある同級生の「悪意」をきっかけに二度、その男を殺しかけ、高校を中退して以来、他人とうまく関われなくなっていた。遺品整理会社の見習いとなった彼の心は、凄惨な現場でも誠実に汗を流す会社の先輩達や同い年の明るいゆきちゃんと過ごすことで、ほぐれてゆく。けれど、ある日ゆきちゃんの壮絶な過去を知り……。
「命」の意味を問う感動長篇。岡田将生、榮倉奈々主演で映画化の話題作!

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アントキノイノチ のユーザーレビュー

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    購入済み

    アントキノイノチ

    2014年04月26日

    途中、温かい涙が頬を伝う。最後、優しい気持ちになれる。

    1

    Posted by ブクログ 2023年07月04日

    しみじみと、良かった。
    遺品整理業者の故人に対する向き合い方や、萩原先生の生徒を想う気持ちも物凄く良かったが、やはり一番は杏平のお父さんの言葉一つ一つが胸に熱く残った。
    私自身も、ふさぎがちで口下手な息子を持つ父親。杏平のお父さんのように、いつまでも心寄り添える存在でありたいなぁと、何度も泣きながら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月15日

    心の病で高校を中退するが、現在は遺品整理の会社で働き始めた杏平。人間の悪の面や、残酷な死に直面する現場は、彼の精神にはには過酷な体験のはずだが…自分たちの仕事の在り方を背中で教えてくれる会社の先輩によって、杏平の中にも誇らしさが芽生える所が良かった。杏平を信じて暖かく見守り寄り添った父、そして何より...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月09日

    さだまさしさん、やっぱり裏切らない面白さでした。

    タイトルがちょっと冗談みたいな感じで、軽い話だと思ったら、大間違いでした。

    過去にある出来事から2度同級生を殺しかけた杏平が、遺品整理という仕事を通して、遺族や故人を偲び、人の命の重さについて考えるようになります。

    簡単に人の命を奪ってはいけな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月07日

    スガシカオさんが号泣したと聞いて手に取った作品。後半の手紙あたりから私も涙。それぞれの命の重さが語るものはとても深くて人生の尊さを感じた。人を殺めちゃいけない、絶対に。
    さだまさしさん多才過ぎます!

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月15日

    心に傷を負った人間の、再生への物語。
    ひとことで言ってしまえばそうなるのかもしれないが、そう片付けてしまうにはあまりにも深い。
    悪意をもった罪への制裁、という意味では「罪と罰」という言葉が浮かびあがった。
    人生は小さな罪を重ねながら、その贖罪を繰り返して少しずつ前に進んでいくものなのかもしれない。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月19日

    再読。
    大切な人が生きる重さに耐えかねた時、私には蛙の王子様にかけられた魔法を解く力はなく、上手く寄り添ってあげることもできないかもしれない。でも花を植えることはできる。下を向いてる人にも見れる花を。

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月11日

    [再読]
    この世界には、いろいろな生命がある。
    自分の生命、憎いアイツの生命、愛おしいあの子の生命。
    全ての生命が、懸命に生きている。
    生命の重さを知った時、目の前の霧が晴れていく。
    人は、こうして成長していくのだろう。
    さだまさし、渾身の一作。

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月17日

    地球っこさんのレビューを見せていただき、是非読みたいと思った一冊。

    悩み苦しむ杏平が周りの人に接しながら「生きる」ことを考える。
    途中は読んでいて苦しくなるところも沢山あったけれど、最後は素晴らしい読後感。
    杏平くんもお父さんも佐相さんもとても素敵。
    雪ちゃんは本当にすごいと思う。
    「生きる」とい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月07日

    素晴らしかった。お父さんが、ゆきちゃんが、佐相さんが語る一言一言が、宝物のようだった。
    一気に読んでしまった。これからもずっと、大切な一冊になりそうな予感。

    個人的に一番惹かれたのは、杏平のお父さん。一体、どんな痛みを味わってきたのだろう。そうでなければ出てこないような言葉ばかりだった。

    0

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