作品一覧

  • シモネッタのどこまでいっても男と女
    5.0
    1巻704円 (税込)
    「暑かったから、博徒の妻に」なって以来、"罵倒観音"と言われつつも、年齢を重ねた後の拠り所は、結局互いに耐え抜いた夫婦だけ。「どこまでいっても、あ~夫婦」。ついに、極秘にしていた夫のことをつまびらかに。加えて、子、嫁、父母、姑といった個性溢れる家族のこと、人生を悲喜こもごもに彩った忘れえぬイタリア男たちを語ったお蔵出しエッセイ。イタリア語会議通訳にして名エッセイストの著者による抱腹絶倒の人生劇場。
  • シモネッタの本能三昧イタリア紀行
    3.7
    1巻638円 (税込)
    抱腹絶倒のイタリアガイド。この本を手に、生きている充実感に満ちた頽廃と快楽の国へいざ!! 車を盗まれがっくりしていると、翌日お詫びの手紙とオペラのチケット付きで戻ってきた。「洒落た泥棒じゃないか」とオペラに出かけて帰ってみたら家は空っぽ――。スリも泥棒も、つきまとう男たちも、個性的で限りなく人間くさい国、イタリア。この国に恋して四十年の著者が贈る、爆笑エッセイ&ガイド。(講談社文庫)
  • シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力
    4.2
    1巻586円 (税込)
    人生には、前世からの定めとしか思えない運命的な出逢いがある。──イタリア語通訳として長年活躍する著者が出会った、年齢も国境も超えた忘れがたい6人の男女。イタリア美容界・女王の素顔、和製カサノヴァの正体、ギリシャ彫刻さながらの美男の逆玉の輿の顛末……彼らの人生をたどり直し、著者ならではの洞察力と共鳴力で、奥深い真の姿を鮮やかに描ききった珠玉のエッセイ集。“シモネッタ”の名付け親、米原万里さんに捧げる感涙必至の追悼エッセイを収録。
  • パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記
    4.0
    1巻600円 (税込)
    家族で食卓を囲んでいたら、突然、テレビ局からの電話。法王のクリスマス・メッセージが英語でなくイタリア語で送られてきた! 通訳はいないのに、オンエアまであと20分! 電話で必死に音声を聞き、訳した紙を持って6歳の息子がFAXまで走る…聖夜の椿事を始め、最強のイタリア語同時通訳が明かすエピソード満載。地方名門女子校の優等生がシモネタ好きの妖艶な(?)イタリア語通訳になるまでのストーリーと、著者をシモネッタと名づけた米原万里の名解説も収録。
  • シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ
    3.8
    1巻600円 (税込)
    巨漢の50代イタリア人男性が、日本出張のたびに、清楚な素人女性のお持ち帰りに成功する理由とは。セクシーなエリート・エンジニアがつく、妻にバレバレの嘘とは。既婚イタリア人女性がセックスしたいと思っている相手のトップは? 通訳歴30余年、アモーレ(愛)の国イタリアで、著者が見聞したおかしな夫婦や恋人たちのエピソード満載。愛の向こう側に豊かな文化が見えてくる、人生を楽しみつくすオトナのエッセイ集。解説にかえて、故・米原万里さんとの対談収録。
  • 目からハム シモネッタのイタリア人間喜劇
    4.2
    1巻1,699円 (税込)
    イタリア語通訳歴30年超の著者が仕事やプライベートで出会った、個性たっぷり、一筋縄ではいかない人々の話。恋愛至上主義の陽気なイタリア人気質が巻きおこす珍騒動や抱腹絶倒の通訳裏話など、涙あり笑いありのエッセイ集。親友だった故・米原万里氏から“シモネッタ”の称号を譲られた著者の面目躍如、“知的”下ネタも満載のイタリア流人間喜劇を通じて、イタリア人が分かる! 日本人も分かる!

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ユーザーレビュー

  • シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力

    Posted by ブクログ

    7人の男女の生きざまを描いているが、内容は必ずしも書名から連想されるようなものではない。著者本人も「羊頭狗肉」と言っている。
    最後の章「はかなき露の字に代えて」は、米原万里の、知り合ってから亡くなるまで。似た者どうし、下ネタと毒舌でマウントを取り合った。初代シモネッタと二代目シモネッタのことばのやりとり、両者ともツッコミ役の漫才、絶妙のコンビだった。そうして互いに齢を重ねて、やがて万里の闘病生活、別れは否応なくやってくる。笑いながらも、涙なしには読めない。いまは亡き万里へのラブレター、究極のレクイエム。

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    2025年05月03日
  • シモネッタのどこまでいっても男と女

    Posted by ブクログ

    巻末の解説が凄い。なにしろ、田丸公美子の男性遍歴の年表。作成者は井上ユリ。亡き姉・米原万里と相談しながら作ったかのような仕上がり。しかし、本文のほうはもっと凄かった。
    もとは「小説現代」連載(2010-13)の「シモネッタの家族情話」。そのタイトルの通り、夫、息子、父母、舅姑のこと、そのほかさまざまな初体験や男たちのことを書いている。
    これまでのエッセイ集には、夫君はあまり登場しなかった。本書は彼との出会いとその後、そしてぼやき、愚痴とのろけも満載。

    0
    2025年05月03日
  • シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力

    Posted by ブクログ

    イタリア語通訳者の筆者がイタリアで日本で、著者が出会った忘れえぬ男女―“シモネッタ”が捉えた人間劇場のユーモア&ペーソスをつづったエッセイです。しかし圧巻は盟友・米原万里さんを追悼するくだりでした。




    「シモネッタ」こと田丸公美子さんのエッセイです。ここに描かれているものは田丸さんがイタリアで知り合った男女のことで、女同士の友情あり、2人のイタリア女性を手玉にとって「ウタマロ」の名を冠した日本人男性のお話や、エステサロンの女王といわれたある女性の恋をはじめとする6編のエッセイが収録されております。

    その中でも圧巻だったのは癌で他界した盟友の故米原万里さんにささげたエッセイで、僕

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    2024年10月19日
  • パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記

    Posted by ブクログ

    イタリア語通訳の抱腹絶倒エッセイ。めちゃくちゃ面白い。前に読んだようだが初めてのように楽しめた。(何も覚えていないのが怖い)

    1970年東京外語大の学生のとき、イタリア人30人をアテンドして東京、日光、箱根、伊勢志摩、京都、神戸、大阪を12日間回る地獄がデビューだったという話が一番印象的だった。その後通訳技術も日本の名所案内もうまくなっていったはずなのに、貰ったチップは最初が一番多かったというのは何やら含蓄深い。

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    2022年09月18日
  • パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記

    Posted by ブクログ

    「シモネッタ・ドッジ」の異名を持つ日伊同時通訳者のデビュー作になります。筆者が同時通訳の現場で日々、感じていることや、その舞台裏。そして、イタリアの男性たちの『出会いを求める』その積極さに脱帽でした。

    彼女のことは米原万里さんの『ヒトのオスは買わないの?』というエッセイで最期の解説を書かれているということで彼女の親友であるということを知り、『オナペットかバター犬か?』という場所を考えるとギリギリの下ネタをかっ飛ばし、米原女史から「シモネッタ・ドッジ」の名前を下謁されたというエピソードから彼女の存在に興味を持って読み始めた、というのがきっかけです。

    この本は彼女のデビュー作ということで、日

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    2012年02月12日

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