シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力

シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力

586円 (税込)

2pt

4.2

人生には、前世からの定めとしか思えない運命的な出逢いがある。──イタリア語通訳として長年活躍する著者が出会った、年齢も国境も超えた忘れがたい6人の男女。イタリア美容界・女王の素顔、和製カサノヴァの正体、ギリシャ彫刻さながらの美男の逆玉の輿の顛末……彼らの人生をたどり直し、著者ならではの洞察力と共鳴力で、奥深い真の姿を鮮やかに描ききった珠玉のエッセイ集。“シモネッタ”の名付け親、米原万里さんに捧げる感涙必至の追悼エッセイを収録。

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シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    7人の男女の生きざまを描いているが、内容は必ずしも書名から連想されるようなものではない。著者本人も「羊頭狗肉」と言っている。
    最後の章「はかなき露の字に代えて」は、米原万里の、知り合ってから亡くなるまで。似た者どうし、下ネタと毒舌でマウントを取り合った。初代シモネッタと二代目シモネッタのことばのやり

    0
    2025年05月03日

    Posted by ブクログ

    イタリア語通訳者の筆者がイタリアで日本で、著者が出会った忘れえぬ男女―“シモネッタ”が捉えた人間劇場のユーモア&ペーソスをつづったエッセイです。しかし圧巻は盟友・米原万里さんを追悼するくだりでした。




    「シモネッタ」こと田丸公美子さんのエッセイです。ここに描かれているものは田丸さんがイ

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    イタリア語通訳の著者の友人エピソードをまとめたエッセイ。
    短編集を読んでいるような感覚。とくに最終章の米原万里さんとの最後の交流は泣けました。米原さんの華やかさ、知性、この人はこんな人だったんだろうなあというのが伝わってくる文章でした。
    彼女あっての自分、と謙遜する著者ですが、ユーモアのセンスが抜群

    0
    2013年05月21日

    Posted by ブクログ

    すべて読み終わって、改めてタイトルに返り「男と女」の物語であったと再認識。
    異文化と個性が強い登場人物の話に引き込まれがちだが、恋愛に関する深い真理が一貫して描かれている。
    それでいて恋愛に関しては、親友・米原万里さんと明け透けに話さなかったと言う記述があり、胸が熱くなった。

    0
    2015年01月23日

    Posted by ブクログ

    イタリア語通訳として知り合ったイタリア人男女の物語り。取り上げたイタリア人達の老後に触れられているのと、著者の寄る年波のせいか売り物のユーモア&ペーソスのペーソスの割合が断然高くなってきている。巻末に描かれた友人米原万里さんの最後の日々が哀しい。

    0
    2013年04月30日

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