田丸公美子のレビュー一覧
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イタリア語通訳の抱腹絶倒エッセイ。めちゃくちゃ面白い。前に読んだようだが初めてのように楽しめた。(何も覚えていないのが怖い)
1970年東京外語大の学生のとき、イタリア人30人をアテンドして東京、日光、箱根、伊勢志摩、京都、神戸、大阪を12日間回る地獄がデビューだったという話が一番印象的だった。そ...続きを読むPosted by ブクログ -
「シモネッタ・ドッジ」の異名を持つ日伊同時通訳者のデビュー作になります。筆者が同時通訳の現場で日々、感じていることや、その舞台裏。そして、イタリアの男性たちの『出会いを求める』その積極さに脱帽でした。
彼女のことは米原万里さんの『ヒトのオスは買わないの?』というエッセイで最期の解説を書かれている...続きを読むPosted by ブクログ -
目からハムのハムとは生ハムだ!!
故・怪物的ロシア語通訳:米原万里の盟友
女傑:シモネッタ田丸久美子によるエッセイ
こんなにユーモア溢れる人が近くに一人いて欲しい。
性交有毒……
日本語の乱れ及び報道関係者にも及ぶ教養の欠如は著しいものがあるという点で激しく同意。
よくニュースキャスターができるなー...続きを読むPosted by ブクログ -
前回読んだ『シモネッタのデカメロン』よりエッチくなかったです(笑)。
ロシア語通訳だった米原万里氏の著作を幾つか読んだのですが、お国柄の違いか此方は政治とお酒の話、『パーネ・アモーレ』はファッションと男女関係の話が多かった気がします。
でも“通訳”という職業のアプローチの仕方というか見解とい...続きを読むPosted by ブクログ -
いや~、面白かったです。
コレを読んでいるとイタリア人って男も女も老いも若きも、み~んな浮気ばっかし。ホントに“イタリア的恋愛”をススメちゃっていいのか?(笑)
女性にマメなのはいいケド、その先で怒濤の浮気嵐が待っているんなら、「この人ったらも~鈍くてガッカリ」くらいの方がいいなぁと思うのは、...続きを読むPosted by ブクログ -
あっぱれイタリア男!笑って笑って…でも最後に泣かされた。文庫版あとがき「万里と私の最後の一年」に米原万里さんのことが書かれている。万里さんはいつも田丸さんのそばにいるのだなあ。
(米原万里さんからたどってこの本にたどり着いた者としての感想でした。)Posted by ブクログ -
3/28 おもしろかった。どんな人にも「日本のこんなところが外国と比べて嫌」(もしくは逆)というのがあると思うがこの人には気持ちいいくらいないと思った。ただただ「おもしろがっている」感じがとてもよかった。他の著作も読んでみたいと思わせる本。Posted by ブクログ
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大学でニ外がイタリア語を取っているということもあり読んでみたが、通訳の実態に驚くのと同時に田丸さんの人柄がすごく人間くさくて好きになった。Posted by ブクログ
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最近、私の中で、通訳界が熱い! 英語は優等生、ロシア語は暗い、フランス語は勝気、などなど、どの言語の通訳かによって、自然と性格がカテゴライズされるらしい。
田丸さんは、イタリア語通訳者である。イタリアらしい、おいしくて、明るくて、お色気ムンムン(死語?)の通訳奮闘記、「笑いながら、一気によみました」...続きを読むPosted by ブクログ -
海外を舞台にしたエッセイ本というと、比較的キレイな話が並べられ、読み終わった後に紹介された地への憧れが募るものが多い。
田丸さんのこの本は、良い意味でもそうでなくても、本当のイタリアの姿を紹介してくれていると思う。
日本に住んでいたら想像もつかないような生活話の数々を赤裸々につづってあり、現実っ...続きを読むPosted by ブクログ -
イタリア語通訳の仕事している著者田丸公美子さんのエッセイ集。イタリア人の一面がかいま見ることができる。しかもおもしろい。ちょっとセクシーなお話も満載。イタリアに行ってみたくなる。Posted by ブクログ
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"先日、森永卓郎さんの講演を聴いた。経済学の専門家なので、昨今の経済状況をわかりやすく講演していただいた。森永さんは、日本をイタリアのように明るい国にしたいという妄想?(森永さんごめんなさい)を抱きつつ、日夜奮闘されている。(私も、森永さんの計画に100%賛同している。)イタリア人のように、明るく飲...続きを読むPosted by ブクログ
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イタリア語通訳者の田丸公美子さんのイタリア紀行集。各地の人々の気質の違いや見どころ、現地でのトラブル、地元の人との交流など興味深い。
イタリア人男性の女性好きはあっけらかんとして微笑ましい。女性はお誘いがたくさんあるそうで、気を付けたほうがいいみたいだ。シモネッタ(下ネタ)というタイトルにふさわしく...続きを読むPosted by ブクログ -
初めて田丸さん 読みました。米原さんを読んでいたので気にはなっていたのですが 今年初めて読みました。期待に違わず面白かった。Posted by ブクログ
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イタリア語通訳の著者の友人エピソードをまとめたエッセイ。
短編集を読んでいるような感覚。とくに最終章の米原万里さんとの最後の交流は泣けました。米原さんの華やかさ、知性、この人はこんな人だったんだろうなあというのが伝わってくる文章でした。
彼女あっての自分、と謙遜する著者ですが、ユーモアのセンスが抜群...続きを読むPosted by ブクログ -
すべて読み終わって、改めてタイトルに返り「男と女」の物語であったと再認識。
異文化と個性が強い登場人物の話に引き込まれがちだが、恋愛に関する深い真理が一貫して描かれている。
それでいて恋愛に関しては、親友・米原万里さんと明け透けに話さなかったと言う記述があり、胸が熱くなった。Posted by ブクログ -
イタリアとイタリア人に対する愛情あふれる、
ちょっと笑えて、シモネッタだけどさらりと
品を失わず。
この本読めばイタリア行きたくなりますよ。
椎名誠氏に倣い、
紀行文を滞在中に読んでみましたが、
最高の贅沢ですね。Posted by ブクログ