田丸公美子のレビュー一覧

  • シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力

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    イタリア語通訳の著者の友人エピソードをまとめたエッセイ。
    短編集を読んでいるような感覚。とくに最終章の米原万里さんとの最後の交流は泣けました。米原さんの華やかさ、知性、この人はこんな人だったんだろうなあというのが伝わってくる文章でした。
    彼女あっての自分、と謙遜する著者ですが、ユーモアのセンスが抜群で、とくにとっさに洒落で言葉を返せるのはさすがだな、といつも思います。

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    2013年05月21日
  • シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力

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    すべて読み終わって、改めてタイトルに返り「男と女」の物語であったと再認識。
    異文化と個性が強い登場人物の話に引き込まれがちだが、恋愛に関する深い真理が一貫して描かれている。
    それでいて恋愛に関しては、親友・米原万里さんと明け透けに話さなかったと言う記述があり、胸が熱くなった。

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    2015年01月23日
  • シモネッタの本能三昧イタリア紀行

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    イタリアとイタリア人に対する愛情あふれる、
    ちょっと笑えて、シモネッタだけどさらりと
    品を失わず。
    この本読めばイタリア行きたくなりますよ。
    椎名誠氏に倣い、
    紀行文を滞在中に読んでみましたが、
    最高の贅沢ですね。

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    2012年11月07日
  • シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ

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    イタリア語通訳30年の著者が、これまでに見聞きしたとっておきの色っぽいエピソードを面白おかしく紹介してくれます。
    女の子にも読めるエロ小話というか。

    イタリア人は陽気で女好き。
    男達は自分なりのやり方や自慢話もたっぷり聞かせてくれる。
    日本人男性とは全く違う口説き方をして女心を掴むため、日本に来るたびに必ず若い女性とお近づきになる豪傑もいたとか。
    シモネッタと異名を取る冗談好きな彼女には、皆いろいろと内輪の話もしてくれます。

    夏のバカンスは3ヶ月もある。
    学校が休みになるので、妻と子は1ヶ月先に7月から避暑地などへ出向く。
    夫はさすがにまる3ヶ月は休めず、8月の途中で合流するので、妻子が出

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    2012年09月25日
  • パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記

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    さわやかに面白いです。
    サブタイトルの通訳奮闘記からか、語学コーナーにありましたが、普通に翻訳に興味がない人が読んでも楽しめると思います。

    昔は英語が話せるだけでも貴重だったとあります。その時代と比べると、英語を話せるのが普通になっているので、少し寂しい思いがしました。

    あと、驚くのが、いかに著者の英語力が優れているかです。イタリア語については、現場でのたたき上げの機会を得たことによって、非常に上達されたものと思われますが、下地となる英語力があってこそだと思いました。

    また全編を読むと伝わってくる、今も勉強をつづけられている姿勢は、やはり見習わなければと思いました。

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    2012年06月30日
  • シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ

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    出版年の古い方に読み進めている。
    田丸さんこれで4冊目。

    他の本よりダイレクトな下ネタが多い。
    これを読むと火遊びするならイタリア人と思う人はいても、
    イタリア男と結婚する気はゼロになるのではないか。。。

    初期の本ということでパラっとした話が多いけど、面白さは翳りません。
    ちょっと心がざらざらするお話もアクセントとしてよいです。

    最後の節がナイス。

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    2012年02月16日
  • パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記

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    なぜかさかのぼって読んできてとうとう田丸女史第一作。

    他の著作と比較してプライベートで遭遇した話題が少なく、
    通訳という仕事に軸をおいたエピソードがほとんど。

    後半、どうしてイタリア語通訳になったのかの自伝部分もあり、新しい顔を見た気がします。
    処女作ということで文章が少しぎこちない(といってもかなりレベル高い)部分もあるけど、
    笑える(下)ネタ多く、
    また通訳という仕事に真摯に向かい合っていて、一人の働く人として尊敬。

    時代に恵まれた部分は決して小さくないけれど、
    田丸さんはいつだってきっと輝けるパワーがある人だと思う。
    それにはもちろん根気と努力と体当たりの精神が不

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    2012年02月14日
  • シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ

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    イタリアの男女がいかに「お盛ん」かということを書き記したエッセイです。情熱的な恋をしたいなぁという気持ちになりましたが、イタリアの伊達男になるには気配りが必要だということもまた、痛感した次第です。

    ロシア人の「週16回」(何のことかはあえて言いません)という話に度肝を抜かれていたのもつかの間、イタリア語通訳の第一人者と言われる彼女のこのエッセイにはいたりあの男女が織り成す恋愛悲喜劇とその「お盛んぶり」が全篇にわたって描かれていて、さすが、「エッ勝手リーナ様」こと故米原万里女子からシモネッタ・ドッジのお名前をいただくだけのことはあるなと、思わずのけぞってしまいました。

    しかし、民族を越え、

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    2012年02月06日
  • シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ

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    読み手によって評価が分かれそう。イタリア人の恋愛話は面白かった。米原万里さんとのエピソードはジンと来た。

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    2011年10月11日
  • 目からハム シモネッタのイタリア人間喜劇

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    ネタバレ

    米原万里さんに”シモネッタ”と命名されてしまったパワフルなイタリア語通訳の方の本、ついにデビューしました。

    彼女自身の強烈な個性によるものか、イタリアの気質によるものかはっきりしないけど、確かに下ネタも多少織り交ぜながら翻訳現場のあんな話やこんな話。

    電車の中で読まない方がいいかな・・・と思いつつ、たまににやりとしながら読み進めています。

    言葉に興味のある人も、イタリア好きな人も楽しめると思います。

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    2011年09月28日
  • パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記

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    読んでいくと筆者が同校の出身と分かってびっくり!!言葉の大切さや面白さを堪能できました。語彙の豊かな人になりたいと、より強く思える一冊。

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    2011年05月06日
  • シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ

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    ネタバレ

    エッセイや小話、とんでもないイタリアの男女事情たち。
    イタリアの女性が嫉妬深いというのがいまひとつ理解できない。
    だって好みのタイプって息子の友達なんだろー?
    男性の必須アイテムはバナナ(inダンス)

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    2011年02月12日
  • 目からハム シモネッタのイタリア人間喜劇

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    私のこよなく愛する米原万里さんの親友で、
    イタリア語通訳の第一人者のエッセイ集。

    前の著書より通訳論的な話も増えているが、
    一話一話が短くまとめられていて手軽に読むにはいい。

    彼女の本を読むとイタリア語を勉強していれば
    人生が変わったかもしれなかったのに…
    と恨めしい気分になるのが最大の難点。

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    2010年09月08日
  • パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記

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    魅力的な仕事だけれど、現実は過酷で辛い部分も多い。
    そんな通訳業の裏も表も詰め込まれている本だった。
    巧みな表現、人を惹きつける文章にはさすが、なるほどと唸った。

    登場する人物や仕事の舞台から、著者がいかに優秀な人物か
    というのが、嫌でもわかるのだが、読んでいて嫌味に感じないのは、
    著者の表現力、文章力の巧さが理由な気がする。
    (書き方が悪かったら、最後まで読まなかったでしょう)

    この本をもっと早く読んでいたら、きっと通訳を目指していた・・・
    かもしれない・・・

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    2010年03月17日
  • シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ

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    イタリア男は女性を口説くのが礼儀だと考えている。なんて話は耳にしたことがあったが冗談だろうと思っていた。どうやら本当のようですね。
    イタリア人に生まれたかった。

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    2010年02月14日
  • シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ

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    父の本棚でたまたま見つけて、イタリア旅行のお供にした。
    イタリア語通訳である田丸さんが出会った、
    とにかくモテるイタリア男の嘘のようなほんとの話が盛りだくさん。
    田丸さんの文章がユーモアたっぷりで面白いです。

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    2010年01月16日
  • 目からハム シモネッタのイタリア人間喜劇

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    友達が関わった本ということで手にしたけど、おもしろい!
    通訳というお仕事も垣間見つつ、それがイタリア語というのが加えておもしろい

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    2010年01月09日
  • パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記

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    お友達からご紹介いただいて、この本と、そして著者の田丸さんに出会えました。 前書きの後、最初に、「通訳はその言語の文化に同化する」と、いきなり興味深いタイトルが。 私自身、少ないながらも複数の欧米言語を話しますが、うんうん、とナットクしてしまいました。 イタリア語を学び始めの頃、感じていた違和感は、文法(あいまいな時制、例外だらけの前置詞など)のせいかと思っていましたが、原因は別にあったのかもしれないです。 語学の達人なのに「イタリア語は好きになれない」という友人、逆に英語もろくにできない(失礼!)なのに、イタリア語になると生き生きする友人、不思議だと思っておりましたが、言語との相性は、文化と

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    2009年11月06日
  • シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ

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    タイトルからして、「どうなのかしら」と思いますから(^^;、カバーをかけて持ち歩いていましたが、それでも電車の中で読みながら、何度本を閉じたことでしょうか。 別にとなりの方がのぞきこんでくるワケではないのですが、それでもちらりとページが見えてしまったら、拾い読みした単語だけでも、ちょっと???と思いたくなってしまう、そんな本でした。
    それはともかく、作者の田丸さんは、才能豊かな、魅力的な方だとおもいます。
    本の構成も、各章のはじめに、思わずクスリと笑ってしまう小話がはさんであって、楽しめました。
    それにしても、イタリア滞在の前に、この本に出会っていたら!
    滞在中、いろいろびっくりすることがあっ

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    2009年11月01日
  • シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ

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    イタリア語通訳者、田丸氏のエッセイ。

    通訳裏話というよりは、
    イタリアの恋模様をえがく。
    下ネタ満載で、会社へ向かう電車の中で呼んでいると、後ろの人に見られていないかと若干気になる。
    でも気になりつつも読まずにいられない。

    ただのいやらしい下ネタというのではなく、
    そのあとに温かい人間味がみられるのがいいところ。

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    2009年10月04日