作品一覧

  • 娘の学校
    4.0
    1巻880円 (税込)
    10歳から下4人の幼い娘たちを相手に、世界を学校に見立て、「音楽」「文学」「政治」「人類学」「哲学」などを題材に、ユニークで独創的な授業を展開する。常識を疑い、自分の頭で考えてたたかえば、善悪や道徳は変えていけると伝える。呪いの言葉に縛られず自分らしく生きることを尊ぶすべての人へ、1969年刊行のベストセラー待望の復刊。
  • いじめを考える
    4.2
    1巻858円 (税込)
    いじめ問題が深刻化するなかで,私たちはどう考え,行動したらよいのでしょうか.日本では昔からあったいじめが,人権意識の高まりとともに,大人の社会では少しずつ減るほうに向かったが,学校という場には残ってしまった-こう考える著者が,ある高校生との対話を通して問題の深層をとらえ,解決への糸口をさぐります.

    試し読み

    フォロー
  • アルコール依存症は治らない ≪治らない≫の意味
    4.0
    1巻1,386円 (税込)
    長らく「治らない」と言われていたアルコール依存症。日本初の専門病棟で医師としてのキャリアを積んだ著者が行き着いた「常識哲学」「常識による治療」とは何だろうか。性依存症者でもあるソーシャルワーカーとの往復書簡を通じて、なだいなだのスーパービジョンが始まる。
  • カルテの余白
    -
    1巻495円 (税込)
    ノイローゼになったり、カッカと腹を立てたり、精神科医でもある著者の日常はなぜか多忙を極める。さまざまな人間模様とその社会的背景――。診察室から見た人生を透徹した眼で鋭く抉り、時には皮肉たっぷりにユーモアをまじえて綴った痛快エッセイ。
  • 心の底をのぞいたら
    3.7
    自分で自分がわからない、つかまえどころのない自分の心。知りたくてたまらない他人の心。動物の心と人間の心はどうちがう? 身近で遠い、なぞにみちた心の中をわかりやすく案内し、無意識の世界へ誘う。若い人のための心の名著。
  • 信じることと、疑うことと
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 声高に叫ぶ人たちに従ってしまった日本人の過去。声高でなく肉声で語る大切さ。管理社会の到来を静かな知性で警告する。

    試し読み

    フォロー
  • パパのおくりもの
    -
    1巻550円 (税込)
    作家でもある神経科のお医者さんが、フランス人の奥さんとの間に生れた三人の娘たち、ユキ・ミト・チカに贈る愛のプレゼント。幼な子たちのかわいい行状と、パパの昔の留学の思い出からヨーロッパ紀行と、数々の挿話の中に卓抜な文明批評が織り込まれている愛と機知とユーモアに溢れた楽しいエッセイ集。家族が変容しつつある現代にあって、見失われている父親の愛とはなにかを問い直し、こどもとの心の交流の偉大さに気付かせてくれる言葉のかずかず。
  • クレージイ・ドクターの回想
    -
    1巻440円 (税込)
    精神科医の私の家に、美人の患者が訪ねてきて、こともあろうに女房の前で“あたい、センセの子供、うんでみたいな”などと口走ったら……。さよう、愛することは、ままならぬものだが、愛されることは、更にままならぬ。個性あふれる患者たちの話、フランス人の妻の話、医学生時代のエピソードなど、さまざまな人間を登場させながら語られる、愛されるということ、試験のこと、車のこと、親子のこと、苦笑いというもの、殺すということ……人生の智恵とユーモアあふれるエッセイ集。
  • 神、この人間的なもの
    4.3
    大学時代の友人で精神科医となった2人が「人生を生きてきた末」に、かつて交わした議論を再開する。神は本当にいるのか? そして、現代を新しい形の宗教に呪縛された時代と見ながら、教義や信仰のあり方からではなく、「信じる」ことを求めてしまう人間の方から、宗教に光を当てる。信仰、精神医療から社会、歴史まで示唆に富む対話篇。

    試し読み

    フォロー
  • 娘の学校

    Posted by ブクログ

    難しい部分もあるが、全体的に分かりやすく、楽しく読めた。
    定住するな、正常に狂う、ノーベル賞についてなど、なるほどー!と、考えさせられる本だった。
    こんな考えで子どもと接する事ができるほどの頭脳がある筆者が羨ましい。

    0
    2024年07月12日
  • いじめを考える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んでよかった!

    「昔からあった「いじめ」が人権意識の高まりとともに、大人の社会では少なくなりましたが、学校という場になぜ残ってしまったのか。著者は「いじめ」の定義を歴史的に解き明かし、今日の「いじめ」問題をどう見たらいいのか、どうしていかなければならないのか、明快に示してくれている本。(1996年発行であるため、少年法の改訂、文部省から文部科学省への変更など、時代の経過により、「いじめ」問題に対してんお文科省の新しい見解・通達・警察の見解など、新しい情報と入れ替えて読み進める必要はある)。」
    (『いじめを考える100冊の本』駒草出版 の紹介より)

    もくじ
    ●はじめに
    ●第一章 昔に<いじ

    0
    2023年03月11日
  • いじめを考える

    Posted by ブクログ

    人間関係の問題は生きていると必ずつきまとってしまうものだ。子どもではいじめと呼ばれていたものが大人ではハラスメントと呼ばれるものに変わっている。なだ先生が書いていた時にもあったと思うが、これほどのものではなかったと思う。
    人間には強い力を持った時に、思い通りになることへの愉悦からそれを弱いものに向けたり、自身の欲の開放に用いたりする。大人は年数を重ねた分だけ、それを制御する術を身に着けてくるが、子どもはそれをまだまだ身に着ける段階にあるから、いかんなく発揮してくる。軍隊はまさにその強い力を誇示するところにある。人間のもつ、無意識、生物的、身体的な部分の特徴といってよい。
    そのこと自体はともかく

    0
    2021年06月05日
  • 神、この人間的なもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長らく日本人が抱く、宗教に対する答えが載る本書は、宗教を純粋に分析したい人におすすめの1冊。

    なぜ人は宗教に惹かれるのか?

    宗教の起源とは?

    今の宗教は教祖たちからはどう見えるのか?

    そもそも宗教とは?

    宗教に関するありとあらゆる疑問を2人の人物が対談形式で語っていく。

    めっちゃ面白いです。

    0
    2018年09月10日
  • 心の底をのぞいたら

    Posted by ブクログ

    45年も前に書かれた著作にもかかわらず、内容は、今もまったく色あせることのない名著だと思った。人のこころのしくみは、時代では変わらないので今でも十分通じる内容。

    ”研究者も研究室も、ぼくたちの中にある”。学者や研究者でなくても、こころの研究はできるという言葉にもなるほど、と思った。こころは、一人ひとり違っていて、見えなくて、それぞれの中にあるものだから、それぞれが研究者になっても良いのだと。

    こころを、数値や図などで、明確に調べることは難しいけれど、優れた詩人や作家は、こころのことをたくみに表現できる。
    なださん自身が専門家であるにも関わらず、このスタンスでお話しは始まる。

    不安や、こわ

    0
    2016年09月30日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!