なだいなだの作品一覧
「なだいなだ」の「アルコール依存症は治らない ≪治らない≫の意味」「いじめを考える」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「なだいなだ」の「アルコール依存症は治らない ≪治らない≫の意味」「いじめを考える」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
読んでよかった!
「昔からあった「いじめ」が人権意識の高まりとともに、大人の社会では少なくなりましたが、学校という場になぜ残ってしまったのか。著者は「いじめ」の定義を歴史的に解き明かし、今日の「いじめ」問題をどう見たらいいのか、どうしていかなければならないのか、明快に示してくれている本。(1996年発行であるため、少年法の改訂、文部省から文部科学省への変更など、時代の経過により、「いじめ」問題に対してんお文科省の新しい見解・通達・警察の見解など、新しい情報と入れ替えて読み進める必要はある)。」
(『いじめを考える100冊の本』駒草出版 の紹介より)
もくじ
●はじめに
●第一章 昔に<いじ
Posted by ブクログ
人間関係の問題は生きていると必ずつきまとってしまうものだ。子どもではいじめと呼ばれていたものが大人ではハラスメントと呼ばれるものに変わっている。なだ先生が書いていた時にもあったと思うが、これほどのものではなかったと思う。
人間には強い力を持った時に、思い通りになることへの愉悦からそれを弱いものに向けたり、自身の欲の開放に用いたりする。大人は年数を重ねた分だけ、それを制御する術を身に着けてくるが、子どもはそれをまだまだ身に着ける段階にあるから、いかんなく発揮してくる。軍隊はまさにその強い力を誇示するところにある。人間のもつ、無意識、生物的、身体的な部分の特徴といってよい。
そのこと自体はともかく
Posted by ブクログ
45年も前に書かれた著作にもかかわらず、内容は、今もまったく色あせることのない名著だと思った。人のこころのしくみは、時代では変わらないので今でも十分通じる内容。
”研究者も研究室も、ぼくたちの中にある”。学者や研究者でなくても、こころの研究はできるという言葉にもなるほど、と思った。こころは、一人ひとり違っていて、見えなくて、それぞれの中にあるものだから、それぞれが研究者になっても良いのだと。
こころを、数値や図などで、明確に調べることは難しいけれど、優れた詩人や作家は、こころのことをたくみに表現できる。
なださん自身が専門家であるにも関わらず、このスタンスでお話しは始まる。
不安や、こわ