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堪えがたいほどの空腹を覚えたある晩、彼女は断言した。「もう一度パン屋を襲うのよ」。それ以外に、学生時代にパン屋を襲撃して以来、僕にかけられた呪いをとく方法はない。かくして妻と僕は中古のカローラで、午前2時半の東京の街へ繰り出した……。表題作のほか「象の消滅」、“ねじまき鳥”の原型となった作品など、初期の傑作6篇を収録した短編集。
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Posted by ブクログ
どれもハズレのない短編集。『双子と沈んだ大陸』では双子の近況を知り、『ねじまき鳥と火曜日の女たち』はクロニクルの元を見ることができた。春樹ファン必見ではないだろうか。
久々に読んだけどやっぱり面白い。真面目に考えたら馬鹿馬鹿しい?けど。なさそうでありそうな話しに思えて不思議。強風が吹いてローマ帝国が崩壊したことを感じる。発想する?そう言うの好きです。
村上春樹の短編は面白い。85年頃の時代背景が新鮮で古さを感じなかった。一度読んだことのある短編ばかりだったが内容を覚えていない部分が多く新しい物を読む気持ちで楽しめた!
限りなく⭐︎5に近い⭐︎4 と思ったけど思い返したらこれは⭐︎5でしかなかった。 象の消滅は読みながら思考が巡る、理想的な短編。 双子もねじまき鳥も、長編作品読書には堪らない。
短編集なのだが、いくつかの作品に、ワタナベノボルが出てきてきたところが、遊び心が感じられた。どの作品も、村上春樹を楽しめるものとなっていた。
初めて読んだ村上春樹作品 6つの短編で構成 中でも"象の消滅"という話が好きだった ある日、町で飼育されていた象とその飼育員が、急にいなくなってしまう。形跡も残さず消滅してしまう。その大事件も、日が経つにつれ多くの人の記憶から消えていく。 その象に愛着を持っていた男が、仕事関係...続きを読むで出会った女性とお酒の場でその話をする。 結論、選んだ話題としては間違いだった。 感情や心踊る物で人と繋がるより 便宜的である方が生きやすく、評価される。 それだけで物語が成り立つようなストーリーを、伝えたいことの反面教師に使うのが凄いと感心してしまった
再読。初回いつ読んだかは忘れた。 おもしろい。全話おもしろいし、ねじまき鳥読んでからだとなおおもしろかった。
総評としてやはり、村上春樹の文章は面白い。 ときどきあまりにも拗すぎる表現や言い回しも見受けられたが、やはりここまで考えを客観的かつ主観性を持って語ることはなかなかできない。 必用に描かれる男と女の関係が心地よくおしゃれである。 日常を感じさせる音楽や映画、考えを表現する目線ややり取り。会話のテンポ...続きを読むでは、独文と会話文の流れ。さまざまなものが読みやすく流しやすい要因になりうる。 内容としては、 パン屋再襲撃では過去の自分自身と今の自分自身によるわがたまりを描いた。 マックを襲うことが面白いが、主人公のわがたまりをじぶんのわがたまりであると大胆に論理する妻が痛感である。 物の準備も含め、彼女にもそのわがたまりはあったのだろう。 また、あれは渡されたのだと、過去のパン屋の襲撃を語るのも非常に面白い。 ゾウの消滅 個人とその存在を定義される様はいまの外国人問題のようである。 ゾウの消えた先に待っているのは幸福なのか... ファミリーアフェア 非常に等身大であり面白い. 今を立ち止まる主人公も、不安を振り払おうと思った妹もその先に待っているのは不安である。 ジム・ジャームッシュの映画のパターソンを思い出した。小さな変化こと日常の幸福である。 最後に終わるカタルシスも含め、今後たくさん読み直すであろう一説。 非常に好みである 双子の沈んだ大陸 非常に難しい本編。あまり考えたことを忘れてしまったが、人を壁の隙間に埋めるように塗っていく行為は我々人間による自己形成の本質であり、それをいまから取り出してやり直すことなんて本質的に不可能なのだと私も思う。 それは喧嘩をやり直すことや別れを立ち止まることなのであろうが、今の私にそれは重要にはとても思えない。 ローマ...以下省略 帰着したテーマがフェチすぎる。 組み立て方骨組みを作り方がオタクすぎてつまらなかった。 ねじまき鳥と火曜の女たち 非常に面白いかつ、痛快な小説である。 小説を謙って読む大学生にぴったりな本。 過去を振り返る時、大学のようすから現代まで一気に飛ぶ。 過去なんてきっと、そんなに昔ではない。 本質なんてものはそうそう変わらない。 裏道を渡る場面。妻の葛藤と猫を探していた過去を暴く。だが、非常にわかりにくい。 翻訳をしたようなメリハリのある会話は村上春樹といった感じで非常に心地よく、含みがすごい。 いつも選択を強いられていると思っている主人公。パスタが茹で上がってしまう。女に声をかけられたから猫を探すのをやめる。自分が女子高生なんてわかるわけがない。 全て選択をしているのは自分自身であるが、それは自分自身のせいだとは思わない。 火曜日の女たち。どんな意味があるのか、 これを読んだ後にねじまき鳥クロニクルを読んだ人たちはどんな感想を得たのか。 今から読むのが楽しみである。
どの短編もおもしろく、クスッと笑える。 テーマはなにかと問われたら、なかなか難しいけど日常の設定の中に非日常的な出来事が次々と起こるコメディのようでそのアンバランスさがおもしろかった。 ねじまき鳥クロニクルの元となった短編もあったり、ワタナベノボルが何ヶ所か出てきたり、繋がっっていない短編がどこ...続きを読むかで繋がっているのかと考えたり考えなかったり。 気を抜いて読める村上作品でした。
初めての村上春樹作品。初めて手に取ったのは三年前くらいで、その時は回りくどい独特の表現に疲れてしまって(笑)これが村上春樹なんだ…!と途中で挫折してしまったが、今回は読書習慣ができてからの再開だったのでスラスラ読み進められた。 絵画でも歌でもその人の作品だとすぐ分かるのが本物の才能だなと思うけど、ま...続きを読むさにそれで。村上春樹の世界、明け方に見る夢みたいな、夢心地になってしまう。本作はやれやれな男たちがたくさん出てきたが、描写は十分なくらいされるんだけど、心情や肝心なことはあえて描かれていない感じが想像力を刺激して尽きない。他の作品も読みたいと思う。
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