俳優のノート

俳優のノート

800円 (税込)

4pt

万人を感嘆させるプロフェッショナル魂

戯曲『リア王』を演ずるにあたり、俳優・山崎努が綴ったノートは八冊にも及ぶ。演技とは? 死とは? 生とは? 身につけた技術に甘んじることなく、思索を深める日々。その果てに結実する、独創的な演劇論。いつしか我が身に流れ出す、リアの血潮。凄烈なプロフェッショナル魂が万人の胸を打つ、日記文学の傑作。

解説・香川照之

単行本 2000年3月 メディアファクトリー刊
文庫版 2003年8月 文春文庫刊
この電子書籍は2013年10月刊の文春文庫新装版を底本としています。

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俳優のノート のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私はシェイクスピアとの関わりからこの本を手に取りました。そしてこの本では『リア王』と真摯に向き合った山﨑さんの姿を知ることができました。

    単に頭で考えて理論を組み立てるのではなく、生活すべてをかけて全身でリア王にぶつかる!そうして生まれてきた深い思索がこの本で語られます。これには驚くしかありません

    0
    2024年08月22日

    Posted by ブクログ

    読み始めた時はこの本を最後まで読めないかと思った。馴染みのないシェイクスピアの台本(改行なくページに余白なくびっしり)を読み飛ばそうかと思った。でもひとつひとつ丁寧によんでいってよかった。山崎努さんがそれらをどう捉えてどう表現するのか、その軌跡を一緒に辿ることができたから。
    舞台が段々と終わりに近づ

    0
    2024年02月05日

    Posted by ブクログ

    俳優がここまで一本の演劇に情熱を注ぎ込むのか、ということが実感として迫ってくる作品。自分自身の仕事への取り組み姿勢を反省させられる。松岡訳の『リア王』は読んだことがないので、来年読みたい。本書のもとになった芝居をみたかった。

    0
    2016年12月31日

    Posted by ブクログ

    「『リア王』の稽古は一九九七年十二月から始まる。初日が年を越して一九九八年一月十七日だから約一ヶ月間、休日と舞台稽古を除いた稽古実数は三十四日である。〜 この日記は、稽古開始四ヶ月前からのものである。」

    この一文から全てが始まる。


    まず、この本を知ったのは、ある女優さんがブログで紹介していたか

    0
    2016年05月19日

    Posted by ブクログ

    これまた凄い本です。一つの作品をここまで掘下げるのか,ここまで考え抜くのかと感動しました。この本も,自分で自分を叱る本リストに登録します。

    0
    2014年07月29日

    Posted by ブクログ

    俳優の役の臨み方が、日記を追うごとにわかる。セリフやストーリに自分をはめるのではなく、自分の腹に落とし込んでから演じることで、人ごとから自分ごとに変えていく本質が見える。

    0
    2022年10月26日

    Posted by ブクログ

    山崎努さん大好きなので読みました
    ひとつの作品に対しての考え方とか準備とか、どんな思いでやっているのかとか知れて良かった
    リア王未読なので読んでからまた読みたい

    0
    2020年06月09日

    Posted by ブクログ

    ベテラン俳優山崎さんの、日記ノート。

    著者が演劇学生時代(昭和30年代)授業中の演技で
    興奮しすぎて本当に失神したことなどもリアルなエピソード。

    東急線に乗って移動するなど、山崎さんの
    普通の生活も見えることが面白い。
    惜しむらくは自分がその「リア王」の演劇が
    どれだけすごいものかが全く知識がな

    0
    2013年12月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こんなに凄い本を読まずにいた己を哄ってしまった。恥ずかしい!!!

    演劇の教科書と言ってしまうと堅苦しい。
    でもそうなのよ。日記なので、氏の一本の芝居への取り組みに時系列で同化して、のめり込んでしまう。名優の芝居創りを追体験出来るのだ。
    (勿論出来るものではないけど)
    ものを創ることに対する心の在り

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    名言の嵐で、読むたびに内容の濃さと熱量に圧倒されます。
    ひとつのことをつき詰めた人には、実際神が宿るんだなあ…風姿花伝ぽい。現代の風姿花伝。

    朗読を習っているので、練習中の思いを呼び返しつつ読むとさらに重みが増します。「俳優は登場人物に溶け込んで消えなければいけない」というくだりには濃いマーカーが

    0
    2024年02月24日

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