週刊文春に7年にわたり連載された「私の読書日記」がこの一冊に!
老年へのギア・チェンジ、いまだ完了せず。生と死の摂理などちんぷんかんぷん。朝起きて虫になっていたとしても、ちっとも不思議じゃない……。斯界にあって特異な存在感を放ち続ける名優・山崎努が、出会った書物を通じて人生を観照する。思いつくまま気の向くまま、自然体の老境がなんとも心憎い名品エッセイ。
Posted by ブクログ 2018年06月10日
フリーマーケットで100円で売っていて、タイトルと概要は前から知っていたので買った。帰りしなに、その店の店主の知り合いらしきお婆さんが「きっと良い本買われたと思いますよ!」と声を掛けてきた。内心で、そんなこと分かってるよなんて思いながら帰ったのだか、読んでみて自分の生意気さを恥じる結果になった。良い...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月06日
好きな俳優さん。
その、深く、つかみどころのないような
渋い演技が好きなのだけれど
その胸の内には
何冊もの読書と思考が
沈んでいて
すくいとられた
人間についての考察が
ああいった素晴らしい演技として
表現されているのだと
改めて思った。
ますます好きになり、
紹介されている本も
心して読みたい...続きを読む