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それはひとつの質問から始まった。苦悩する夫と助言する匿名の回答者たち。いつしか共感の輪は広がり、小さな奇跡を生んだ。インターネット掲示板から生まれた、感動のリアル・ストーリー。
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2ちゃんねらーが感涙した青春サッカー小説! 高校生の樋口広樹は優秀なサッカー・プレイヤーだったが、全国的にはまだ無名の選手だった。その樋口がある日、近所の公園でリフティングをしていたら抜群にサッカーが上手い外国人の女の子二人組にからかわれてしまう。そのひとりがアメリカから樋口の高校に転校してきた日本人とアメリカ人のハーフ、モニカだった。樋口はモニカとの出会いによってめきめきサッカーが上達、ついにワールドユース日本代表にまで選ばれオランダで大活躍する。しかし、帰国した樋口を悲劇が襲う……。掲示板サイト2ちゃんねるで「連載」されていた当初から、「電車男」より泣けるとサッカーファンの間で話題になった青春サッカー小説の金字塔、待望の電子書籍化!
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“愛のわからないかわいそうな子”そう言われたのは、ある雑誌の相談コーナーに援助交際をしていた事実を投稿したときのことである。夏樹は17歳のときからたくさんの男と寝ていた。好きでもない人、ただの友達、友達の彼氏、よく知らない人。そこに何を求めていたのか。当時の彼女には分からなかった。 27歳となった今、都内の書店で働いている。“愛”を探しに本へ迷い、書店で働くことを選んだ。しかし、今でも人間関係がうまく築けないでいた。寂しさを紛らわすため、既婚者や出版社の営業の男性と付き合い関係を持つ。だが、心の隙間は埋まらない。 ある日、夏樹は店で中年女性の万引きを目撃する。大学教授の妻である彼女の家を訪れた夏樹は、高校生の息子・光治と出会う。学校でのいじめに耐えながら、気丈に崩壊家庭を立て直そうとする光治に、夏樹は強く心を惹かれていく。 援交、いじめ、荒れ、DV、セクハラ、主婦症候群……。現代のさまざまな問題に揉まれながらも、もがき進む力強い小説。
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300万部突破の超ベストセラー『世界の中心で、愛をさけぶ』から生まれたもうひとつの悲話発売1ヶ月あまりで40万部突破!泣けると評判の絶対おすすめの一冊。映画も大ヒット!読んだ後にもう一度映画をみれば、さらに号泣間違いなし。今回ご紹介するノベライズ小説「指先の花~映画 『世界の中心で、愛をさけぶ』」律子の物語」では、小説『世界の中心で、愛をさけぶ』では殆ど語られることのなかった、その後の成長し大人になった主人公・朔太郎のストーリーを大幅に追加。映画のオリジナル部分である「現在の愛との対峙」と原作小説にある「過去のアキとの甘くせつない純愛」が織り成すアンサンブル・ストーリーとして再構築されています。愛する人の死。未来を紡ぐ愛――愛する人の「死」と生きていくために渇望する「愛」をテーマに、流れる涙が心に沁みる純愛タペストリーの誕生です。
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女子大生・三浦鈴女は、殺害された人気アイドル・神崎あやが中学時代の同級生であったことに衝撃を覚える。傷だらけの状態で発見されたあやには、刺青を消した痕があった。続いて、別の同級生が隅田川で水死体として発見される。彼女にもあやと同じ場所に、同じ刺青があった。2人の右肩にあった小さな薔薇の刺青。刺青同様に2人の同級生が消したかった過去とは何か。あやの事件の記事を依頼された柚木草平は、鈴女たちの中学時代に事件の発端があるとみて関連性を調べ始めた。事件の背後にある悲しい真実に二人は?《柚木草平シリーズ》番外編ともいうべき傑作。
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《黒川博行警察小説コレクション》 竹の子を採りに来た主婦が発見したのは、白骨化した死体。すぐに被害者は、以前にまったく別の場所で失踪したとされていた日本画家と判明したが、事件の謎は深まる。しかもその背後には、有名日本画家の贋作グループの存在が浮かび上がる――。二十年前に起こった贋作事件との繋がりは? 果たして大阪府警捜査一課深町班は、犯人にたどり着くことができるのか。吉永誠一、小沢慎一コンビに、怪しげな美術ブローカーも加わり、日本画壇・美術商業界の裏側に迫る。アリバイトリック、密室の謎も盛りこまれた珠玉の警察小説コレクション第六弾! ※本作品は東京創元社、徳間書店で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。
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入院中、同室となった男に、盛り場で雀荘を経営する妹の安否を確かめてほしいと頼まれた大学生の〈私〉は、戦後の焼け跡が広がる仙台の街を、彼女の影を追ってひたすらにさまよう。米兵相手の特飲街に、彼女はいた。だが、そこには危険な男たちの影がうごめいていた――。米兵が闊歩する戦後の仙台を舞台に、日本ハードボイルドの黎明を飾った「X橋付近」ほか、日本人娼婦と米兵の炎熱の夏の悲劇を乾いた筆致で活写した「ラ・クカラチャ」、北海道の原野に消えた友の追跡行を描く「淋しい草原に」、そしてひとりの〈運命の女〉を追う連作「由利」シリーズなど11作品に、エッセーも収録した、高城高、珠玉の短編集!
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私も,物語を書いてみようかな――入江駒子のつぶやきは「じゃあ書いてごらんよ」の声にあっさりと迎え入れられた。幾つも名前を持っている不可解な女の子との遭遇,美容院で耳にした噂に端を発する幽霊の一件,学園祭で出逢った〈魔法の飛行〉のエピソード,クリスマス・イブを駆け抜けた大事件……近況報告をするように綴られていく駒子自身の物語は,日々の驚きや悲しみ,喜びや痛みを湛え,謎めいた雰囲気に満ちている。ややあって届く“感想文”には,駒子の首を傾げさせた出来事に対する絵解きが。第三回鮎川哲也賞を受賞した『ななつのこ』に続く,会心の連作長編ミステリ。
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【電子版限定特典!】 電子版には、シリーズ第二弾「刑事葛城 届かない警告」の冒頭試し読みを収録しています。 〈どんでん返しの帝王〉が放つ新シリーズ! 緊迫の警察×心理ミステリー 「戦場に物的証拠は存在しない」 年がら年中、人を殺す方法ばかり考えているミステリー書きが絶えず念頭に置いていたテーマがこれだ。今回、やっと使えることと相成った。他のシリーズでちょくちょく顔を見せている葛城公彦。優しいが平凡極まりない男が非凡な事件に挑む。 乞うご期待。 ――中山七里 【人物紹介】 ・葛城公彦 警視庁捜査一課の刑事。暴力団とトクリュウの銃撃戦で死亡した警察官の死に違和感を覚え、捜査を進める。 平凡な風貌と柔らかな物腰で相手の懐に入り込み、本音を引き出す。罪は憎んでも、犯人は憎まない。 ・紅島雛多 新宿署刑事課の刑事。警官殺しが発生した「新宿騒乱」の現場に出動し、壮絶な銃撃戦を潜り抜けた。 葛城とコンビを組み、事件の真相を追うことに。 戦場と化した歌舞伎町で額を撃ち抜かれた警察官。 誰もが殉職を疑わなかった。葛城を除いて――
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心身を壊し勤めていた会社を辞めた青年・千秋は、祖父がかつて谷中で営んでいた中華料理屋「春夏冬軒」跡を間借りし移り住んだものの、生きる気力が湧かず、食べ物を義務的に口に押し込むだけの日々が続いていた。ある雨の夜、傷だらけの怪しい男・小虎が現れ、料理をするかわりに泊めて欲しいと頼み込んでくる。彼が作る炒飯は、千秋が幼い頃に「春夏冬軒」で食べた思い出の味そのものだった。「おいしい」という感情を取り戻した千秋は、小虎を雇い入れ、ふたりでかつての「春夏冬軒」のような町中華を始めるべく奮闘するが!? 居場所探しも生きる意味も、まずはお腹いっぱいになってから。巨大食品会社の子息×野良中華料理人青年が東京下町で繰り広げる、おいしくてちょっとほろ苦い口福人情譚。
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教師も子どもも取り残さない令和のケア小説。 関東で小学校の教員をしていた槙屋深津は、二十年ぶりに故郷の神無島へ帰った。三年に満たない結婚生活にピリオドを打ち、島の小・中学校の臨時教諭になるためだった。神無島は、週に二便しかないフェリーで鹿児島港から約十二時間、外周十五キロほどの鹿児島県の離島だ。 学校の教師や子どもたち、島の人たちは深津の帰郷を歓迎するが、小学四年生の宇良という男の子だけ現れなかった。人の善悪を見抜き、どちらかわからないうちは、姿を見せないという。自分はどんなふうに見られているのだろうか。深津は悪寒を覚える。島を離れた十二歳の自分の姿が蘇る──。 地元の子どもだけでなく、不登校や親の虐待など家庭の事情で「島留学」をする子どもたちも通う全校生徒十二名の学校。厳しくも豊かな自然と、子どもを守ると言い伝えられる島の神・ウラに見守られながら成長する子どもたちと、家庭の事情やトラウマを抱えた大人たちの心の解放を描く。 解説は、小説家の真下みことさん。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『神無島のウラ』 の文庫版となります。
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墨田区曳舟の一角にある、扉を閉ざした小さな洋服のお直し工房。亡き父から店を継いだ、少々気難しく滅多に依頼を受けない職人気質な店主・牡丹のもとにはワケありな洋服のお直しの依頼がやってくる。 亡くなった兄の一張羅のスーツ、認知症の祖母が初デートで着たスカート、入院した父が手編みしたセーター。愛する人の思い出が詰まった服を直したいと願う依頼人たちの想いを、牡丹は様々な方法で叶えていき――。涙なしでは読めない、感動の物語。 【主な登場人物】 ・織本牡丹(おりもと ぼたん) 縫製職人。やや気難しく人付き合いと片づけが苦手。甘党。 ・平野浅海(ひらの あさみ) 平凡な大学三年生。牡丹が借りる物件の大家の息子。趣味は菓子作り。
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その悩み、一人で抱え込まずお気軽に無法律へ。 学園祭で賑わう霞山大学の片隅。法学部四年・古城行成が運営する「無料法律相談所」(通称「無法律」)に、経済学部三年の戸賀夏倫が訪れる。彼女が住むアパートでは、過去に女子大生が妊娠中に自殺。最近は、深夜に赤ん坊の泣き声が聞こえ、真っ赤な手形が窓につくなど、奇妙な現象が起きているという。戸賀は「悪意の正体」を探ってほしいと古城に依頼するが……。リベンジポルノ、放火事件、毒親問題、カンニング騒動など、法曹一家に育った「法律マシーン」古城と、「自称助手」戸賀の凸凹コンビが5つの難事件に挑む!
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21世紀の最先端研究施設で、キュートな天才が挑む、現代本格ミステリの限界突破! 最先端の研究者が集まる瀬戸内無境界大学院大学。 アカデミックな孤島に一匹のカエルの死体が現れた時、知の〈楽園〉に崩壊の足音が聞こえだす。 事件解明に乗り出した坂口庵子と幻月幽香だが、今度は舌を切られた研究仲間の死体が密室で発見される──。 さらにはネズミの大量死。予測不能の死、死、死……。 知の〈楽園〉は犯人の手で〈失楽園〉となるのか? 特異と驚きに満ちたミステリ、ここに開幕! ●目次 プロローグ 第一章:嵐の中、国家の犬の犬の三匹が知恵の実の下一堂に会する 第二章:カエルの死、その暗号性を精査するプロセスで、量子神が降臨する 第三章:ケルビムとは誰か、またそう名付けた者は誰か? 第四章:二十九の大量死とともに失失楽園が始まる 第五章:知恵の実が落ち、果汁が地に溢れて失失楽園が終わる 第六章:観測者が崩壊を起こすとき、別解の公式が現れる 第七章:失失失楽園で、世界の終わりを目撃する エピローグ ●著者 ミステリ作家。1979 年、静岡県生まれ。第1 回アガサ・クリスティー賞を受賞し、2011 年に『黒猫の遊歩あるいは美学講義』( 早川書房) でデビュー。「黒猫」シリーズのほか、「偽恋愛小説家」シリーズ(朝日新聞出版)、「花酔いロジック」シリーズ(KADOKAWA)、『超短編! ラブストーリー大どんでん返し』( 小学館)、「名探偵の顔が良い」シリーズ(新潮社)、「殺戮理論」シリーズ(星海社)など多数刊行。
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ひょんなことから天才装丁家・桐生青の元で働くことになった駆け出しのブックデザイナー・赤池めぐみ。10代の頃からセンスあふれる装丁を手掛け、業界でも注目されていた青のことを、めぐみはずっと憧れていた。青の元で働ける、と張り切って出社しためぐみは、1日目から夢破れる。職場にはパソコンも机もない。与えられた仕事は電話番。編集者からの催促をうまく受け流す事だった。ほんとに自分はここでやっていけるのだろうか、と不安に思うめぐみは、やがて自分が雇われた本当の理由を知るのだが……。育ってきた環境も性格も異なる二人は果たしてうまくいくのか? デザイン事務所の先行きは?
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いつしか孤独を抱きしめていた―― 誰にも知られず、思い出されることもない。 真に孤独なそのひとは、けれども愛を知っていた。 「俺が好きになった人は、みんな死ぬんじゃないか」 数奇な運命を背負った青年が絶望の果てに見出した、究極の「愛」とは。 魂をゆさぶる衝撃作! そのひとの孤独を、誰も知らない。 愛らしい顔立ちの赤ん坊は、生まれてすぐに母を喪った。立て続けに祖父母を亡くし、父も死んだ。養護施設で育ったその少年・中川宙希は、聡明な友人や心優しい大人たちに囲まれ、愛情を注がれ、大きくなる。だがひとたび宙希が好意を抱くと、彼らは死んでしまうのだった。 やがて愛することを恐れるようになる宙希。それでも数々の出会いが宙希に訪れ、その愛はただならぬ気配を帯びていく――。
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家族のために生きる毎日に、ふと立ち止まる。 「わたし、どうして、こんなにせっせと働いているのかしら?」 誰に見張られているわけでもないのに、夫の小言を恐れて、完璧な家事をこなす自動操縦の毎日。 58歳の専業主婦・陽子さんの平穏な日常は、一人息子が連れてきた彼女みやちゃんによって一変する。「俺様」な息子の態度に直面したとき、30年間夫の顔色をうかがい、お利口な〈黒子〉として生きてきた陽子さんの心に、初めて強烈な違和感が芽生え…。 当たり前のように家族を支えてきた日々の愛おしさと、その裏にある寂しさにそっと光をあてる、「あなた」の心に深く寄り添う物語。 ※価格、ページ表記は紙版のものです。一部記事・写真・付録は電子版に掲載しない場合があります。
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「犯人だって、好きで犯罪に走ろうとしているわけではありません。必ず迷いがあります。その段階でうちに来てもらえれば、犯罪の発生を未然に防ぐことができます」──そのNPO法人には、罪を犯すか悩む人が相談にやってくる。相談員はそんな犯罪者予備軍たる人々から聞き出した犯行計画の穴を次々と指摘していく。相棒の剽窃に怒るミュージシャン、夫の罪が露見することを恐れる妻、想い人の死に復讐を決意した大学生……。不備を突かれた者たちの殺意は、果たして本懐を遂げるのか。犯罪発生を未然に防ぐ!? 新しい形の倒叙ミステリ短編集!/【目次】五線紙上の殺意/夫の罪と妻の罪/ねじれの位置の殺人/かなり具体的な提案/完璧な計画/解説=若林踏
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第20回小説現代長編新人賞受賞作。 故郷が無いこと。都会の生活を楽しむこと。まだ見ぬ光景に思いを馳せること。 宇宙人は、わたしがどんな人かお構いなしに、宝石をくれるだけ。 誰しもが抱える孤独の本質を問う、衝撃のデビュー作。 選考委員称賛! 侃々諤々の議論が巻き起こった作品。 今村翔吾さん 不穏さや虚無感に惹かれる読者は少なくないだろう。私もその一人だ。 塩田武士さん 出来事があまり多くない小説なのに読めてしまうのは、文章がよいからだろう。 中島京子さん 美しく流れるような文章。晴れすぎた空のような悲しみを帯びた世界観。 凪良ゆうさん 一押し。小説を読むことそれ自体の楽しみがあった。 宮内悠介さん 内なる閉塞感や繊細な心情などは読ませるものがある。 薬丸岳さん ある日突然、地球に宇宙人がやってきた。もはや言語を使わずにコミュニケーション可能な彼らだが、人間の声を聴くと宝石のような物質を排出するらしい。わたしは、彼らのその習性を利用して対価をもらう「宇宙人の店」で働く代わりに、大学に進学するための費用や生活費を奨学金として援助してもらっている。都会で新たな友人もでき、予備校で出会った了一と恋人になるなど日々を謳歌するが、親密になったはずの彼に、捨ててきた故郷の思い出をうまく話すことができず困惑する。根っこを失い、枝葉にも寄りかかることもできなくなって、言葉の通じない、宇宙人に自らの過去を語り始め……。
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都市再開発計画の名のもとに首都が七つのゾーンに区切られ、格差社会化が進む2032年の日本。web情報誌の記者・明海和(あけみ・かず)は、独自に子ども狩と人身売買の取材を続けていたところ、カササギと名乗る人物に突き当たる。和が待ち合わせ場所に行くと、そこに現れたのはまだ10代の男性だった。彼は、これ以上取材を続けると「殺されますよ」と警告する。なぜ、子どもたちの取材をすることが危険なのか? なぜ、国際的なモデル都市でストリートチルドレンが生まれるのか? 和は、自身の父も“闇の子どもたち”の取材をしていたことを明かすが・・・・・・。ジュブナイル小説の名手による新たな代表作誕生!! 格差社会の闇に切り込む、ディストピア長編。
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甘酸っぱくてちょっとビターな連作短編集! 「ホテルクラシカル猫番館」「若旦那さんの『をかし』な甘味手帖」シリーズで大人気の著者が、文春文庫に初登場! 祖父の洋菓子店を引き継ぎ、パティシエとして店を守ってきた花丘春。 経営が厳しくなり、激務がたたって体を壊してしまう。 これから来るクリスマス期を乗り切れるか悩んでいたところに、かつて共に修業した有沢壱悟が突然現れる。 よく似た顔立ちの女の子・璃々花を連れて…。 ショートケーキ・バタークリームケーキ・いちごのタルト・ シュークリーム・コーヒーゼリー… 様々な思い出がつまった、懐かしの洋菓子が続々登場。 山手にあるあのホテルもちらっと出てくるかも…!? 横浜の元町を舞台に、人々を笑顔にするケーキ作りに 奮闘する春と、 何やら事情を抱えた壱悟と璃々花が織りなす、 甘酸っぱくてちょっとビターな連作短篇集。
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レシピに宿る思い出、心動かす美味しい物語。 美味しく、前を向く。 もう二度と会えないあの人の、大切な味をもう一度。 ここは鎌倉・つだやまホームクッキング。 鶴岡八幡宮手前を曲がり、木立ざわめく石段を登ると現れる古民家、「つだやまホームクッキング」。母を亡くしてからモノクロの日々を過ごす野川智也は、講師の津田山とその息子・心路からスカウトされ、この料理教室でアルバイトをすることに。 ここでは故人のレシピを調査・再現するコースがあり、「あの味にまた会いたい」と願う人々が訪れる。夫が娘たちに作っていた「まじかるおにぎり」、バリスタを目指していた青年が両親に淹れた「ケーキのような」カフェオレ、厳格な恩師が同窓会に差し入れた独特ならっきょう漬け……。やがて野川は、津田山にも長年探している味があると知り……。 レシピに宿る思い出に、きっと涙する。心動かす美味しい物語。
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