笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち

笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち

825円 (税込)

4pt

3.8

読後、きっとこの笑顔に涙する。

「ゆずのお母さんたちってドラマチックじゃん。この世知辛い東京で、一つの土地に、四人姉妹がそれぞれ家を建てて住んでたんだよ?」。幼馴染みの稲葉亜子に問われ、そんな大げさなと返す信濃ゆず。

漫画家の亜子は最近仕事に行き詰まっており、ゆずの母と三人の伯母たちの話を聞きたいらしい。すると、二人のそばにいた老女がにっこり笑い、ゆっくりと四姉妹の過去を語りだし――。

父の失踪、巨額の借金、仕事と結婚、そして老い。人生はままならないが、四姉妹はいつも笑っていた。七十年以上の時をこえ描かれる家族の物語に涙が止まらない、著者渾身の感動作。

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笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦後を生き抜いてきた四姉妹のお話し。
    同じ両親から生まれてもびっくりするほど考え方が違うし、仲が良く互いに思ってるからといっても自分の全てを話せる訳じゃない。
    それでもこの四姉妹はひとつの庭と四つのおうちを持ち、同じ場所で同じ時間を共有することを選んだ。

    「人っていつ大人になるの?」
    「大人なんか

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    終戦後、父の失踪に借金…それでも母を中心に四姉妹は泣いて笑ってを繰り返しながら七十年以上を生きる。
    昭和から平成、令和を生きた四姉妹の家族の物語。

    田高家の長女・桜子、次女・梅乃、三女・桃音、四女・季花のそれぞれの生き方に個性が出ていると感じながらも同じ敷地に家を建てるというのは、やはり仲が良いか

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

     戦後からの四姉妹の生き様。時代と共に価値観や環境や諸々が目まぐるしく変わる中、四姉妹の絆というか暖かさがすごくいい。楽しく読み終えました。

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    70年以上の時を越えて描かれる家族の物語。
    人生はままならないが、よく飲んで、よく食べて、よく笑う桜子、梅乃、桃音、李花の四姉妹。
    いくつになっても姉妹で集まって、飲んで笑えることはとても素敵なことだと思う。

    語られる四姉妹それぞれの人生。
    特に好きだったのは桜子のエピソード「市電ブギウギ」。微笑

    0
    2025年07月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    四姉妹のお話ってなんでこんなに魅力的なんだろうか。一話ごとに時代が飛ぶし、主人公が変わるが、だからこそ、書かれていないことこ想像力が刺激されて読書の楽しみを堪能できる。
    そして、伏線回収も素晴らしく、最後の方は涙が溢れて電車の中やご飯屋さんでは読めないほどでした。

    0
    2025年09月08日

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