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Posted by ブクログ
九州の離島に住む海女のお婆さん達を中心に、船乗りのお爺さん達やその子・孫の世代まで登場する中編。主人公の雁来ミツルは八十五歳だが、島の慣わしの倍歴というのがあり、かける2で百七十歳でもある。そんな長生きしているのは実在してたのかどうかもわからない神話上の大昔の天皇達だろう、という話が出たり、ミツル達が海底で出会う古代から先の大戦にかけて海に沈んでいった者達との会話が繰り広げられたり。孫が島へ連れてきた嫁の美歌が妊娠したあたりから、高齢者と若者というだけでなく、去っていく者達と生まれてくる者達という対比が際立ち始める。終わり方は悲しいようで、頼もしい。新しい生命に幸あれ。
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