作品一覧

  • イーストレップス連続殺人
    値引きあり
    3.7
    1巻799円 (税込)
    “ありそうもないこと”を具象化した グロテスクな犯人像に脳のざわめきが止まらない。 犯罪小説とフーダニットの区分を帳消しにする早すぎた傑作。 ――法月綸太郎氏(作家) 風光明媚なノーフォーク海岸沿いの保養地イーストレップスで、老婦人が友人宅を訪れた帰りにこめかみを刺されて殺害される。 続けて第二、第三の殺人が同様の手口で繰り返され、街は謎の殺人鬼「イーストレップスの悪魔」の影におびえることに。 地元警察はついに有力な容疑者を確保するに至るのだが……。 意を凝らしたミスディレクションと巧妙なレッドへリング、白熱の裁判シーン、フーダニットとしての完成度。 映画『白い恐怖』原作者による、本格ミステリー黄金期の知られざる傑作を本邦初訳!(解説・塚田よしと) 探偵小説オールタイムベスト10のひとつ。 ――ヴィンセント・スタリット(作家、シャーロック・ホームズ研究者) 鮮やかで独創的な連続殺人犯(シリアル・キラー)のフーダニット。 素晴らしい海辺の舞台設定と巧妙なツイスト。 ――マーティン・エドワーズ(作家・評論家)
  • 死体狂躁曲
    -
    1巻2,534円 (税込)
    チェルシーに住む二組の芸術家夫婦が、初めての下宿人であるベンジャミン・カンを隣家から迎えることになった。だがしかし、その隣家とは、クリフォード・フラッシュによって設立された、法廷で無罪放免となった殺人犯たちが生活を営むアスタリスク・クラブの本部であった! ところが、カンが下宿を始めた翌朝、あちこちにネズミが出没する下宿の自身の部屋で息絶えたカンを、芸術家の妻ファンが発見する。カンとの連絡が途絶えたことを不審に思ったフラッシュは、リリー・クルージを新たな下宿人として送り込むが、リリーとも連絡がとれなくなってしまう。下宿人を迎え入れるたびに次々と死体になっていくことで疑心暗鬼となり恐慌をきたした夫婦たちが死体の処分を巡って右往左往の大騒ぎを繰り広げるいっぽう、二人が殺害されたことを知ったアスタリスク・クラブの面々は、秘密裡に死体を取り戻すべく芸術家宅への侵入を企てる…… 熱烈なファンを生み出し、近年再評価の著しいパミラ・ブランチによる、ブラック・ユーモアをふんだんにちりばめたクライム・コメディの傑作!

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  • 禁じられた館
    3.6
    1巻1,210円 (税込)
    「ストレートで高純度の本格ミステリ。 よくぞ掘り出してくれました。 1930年代のフランスでこんな不可能犯罪ものが書かれていたとは、 ヴィンテージミステリの世界はまだまだ底が知れませんね。」 ――有栖川有栖(作家) 天外消失の謎に名探偵が挑む! フランス産探偵小説の傑作、遂に発掘! 飲食産業で成功を収めた富豪のヴェルディ ナージュが、マルシュノワール館に引っ越 してくる。これまでの所有者には常に災い がつきまとってきた曰く付きの館だ。再三 舞い込む「この館から出ていけ」との脅迫 状。果たして雨の夜、謎の男の来訪を受け た直後、館の主は変わり果てた姿で発見さ れる。どこにも逃げ道のない館から忽然と 姿を消した訪問者。捜査が難航するなか、 探偵トム・モロウが登場し……『黄色い部 屋の謎』以降の歴史的空白を埋めるフラン ス産不可能犯罪小説の傑作、ついに発掘!
  • レオ・ブルース短編全集
    値引きあり
    3.0
    1巻330円 (税込)
    世界初紹介の未発表草稿10編を含む 本格の巨匠が遺した全短編を完全網羅! 本格黄金期を代表する推理小説作家レオ・ブルースの全短編をここに収録。 パーティーの夜に起きた秘書殺しの謎をビーフ巡査部長が快刀乱麻の名推理で解決する「ビーフのクリスマス」、遺産相続をめぐる練り上げられた策謀を暴く「逆向きの殺人」など、短い紙幅に「魅力的な謎の呈示」と「合理的解決」という本格の醍醐味が凝縮された珠玉の短編全40編。 図書館で発掘された未刊のタイプ原稿から直接邦訳した11編(内、世界初紹介9編)と発見者による解説を含む、ファン垂涎の真の「完全版」の登場!

ユーザーレビュー

  • 禁じられた館

    Posted by ブクログ

    ひさしぶりに「誰が犯人なんだろう?」
    と楽しみながら読めました!
    解説の「未紹介の傑作」という名前がピッタリなフランス古典ミステリ
    ただし捜査関係者の登場人物が多すぎてこんがらがる
    (カタカナ多いし)
    根底には差別意識があるとしても
    富豪が定番の嫌なやつじゃなくて
    素朴なとてもいい人なのよ

    0
    2025年11月19日
  • イーストレップス連続殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イギリスの作家、フランシス・ビーディングの作品。二人組の作家とのこと。邦訳は20年前くらいにポケミスから一作あり。

    風光明媚な田舎町で起こる連続殺人。スコットランド・ヤードが解決に乗り出すも、嘲笑うかの様に死体は積み重なり…

    発表された年月を知らなければクラシックなミステリとは気付けないほど、昔らしからぬ作品。
    いわゆる本格モノではなく、フーダニットとしては若干弱いが、前半のサイコサスペンス風味、後半のリーガル風味、ラストのどんでん返しと、色々なジャンルを楽しめる作品。描かれた時代を考えると中々に凄い。
    警察が弱すぎること等、気になる点はあるが良作。おすすめ。

    0
    2025年09月16日
  • イーストレップス連続殺人

    Posted by ブクログ

    イギリスの海辺の村?を舞台に起こる連続殺人事件。地図もあって読みながらも犯罪の場所がわかる様になってる。が、兎に角登場人物がめちゃ多くわちゃわちゃしている。先入観を防ぐ為に著者や作品の背景を調べずに読み始めたが始めの半分はなかなか理解できなかった。が、後半になるにつれ慣れて犯人にも行き着いた。途中哀しい場面もあったが。読後に著者が既に亡くなっている、遥か過去の作品と知って驚いた。

    0
    2025年06月21日
  • 禁じられた館

    Posted by ブクログ

    飲食産業で成功を収めた富豪のヴェルディナージュが、マルシュノワール館に引っ越してくる。これまでの所有者には常に災いがつきまとってきた曰く付きの館だ。
    再三舞い込む「この館から出ていけ」との脅迫状。
    果たして雨の夜、謎の男の来訪を受けた直後、館の主は変わり果てた姿で発見される。
    どこにも逃げ道のない館から忽然と姿を消した訪問者。捜査が難航するなか、探偵トム・モロウが登場し…。
    フランスミステリーといえばツイスト博士シリーズのポール・アルテがすぐに思い浮かびますが、それよりも50年も前に書かれた本作は、なかなかどうして面白かった!次作も早く翻訳されないかなぁ。

    0
    2024年01月09日
  • 禁じられた館

    Posted by ブクログ

    いやいや凄い。1930年頃の作品。古典ミステリー
    らしく全てが仰々しく始まる。一転面白くなるのは素人探偵が出てきてから。ポアロと似ているが、どちらが先なのかな。前半退屈したが、後半は凄く面白かった。

    0
    2023年12月27日

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