バックミラー

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2,200円 (税込)

11pt

3.7

宝の持ち腐れのような袋小路に、僕はいた――。シニカルな笑いと冷徹な観察力で、都会の人々のままならぬ人生を写した、令和の《没落小説》、爆誕! 日常版「滅びの美学」――麻布競馬場推薦。

「宝の持ち腐れのような袋小路に、僕はいた。」

元ストーカーと暮らしながら他人のストーカーを覗き見る、落ち目のミュージシャン
極度の無駄嫌いで、ビジネスのため東京駅至近の高層マンションに住むM&A会社社長
緑豊かな公園前の低層マンション生活を送るも、突然樹木伐採が始まり困惑する女……

麻布競馬場(作家)、 推薦!。
“日常版「滅びの美学」――極限まで乾燥したユーモアが、人生の空虚を容赦なく照らし出す。”

シニカルな笑いと冷徹な観察力で、都会に生きる人々のままならぬ人生を写す、令和の《没落小説》爆誕!

『バックミラー』発売記念 著者コメント

初の短編集です。厳選した12作の中には、名刺がわりにしたい作品が幾つもある一方、「これは見られたくない」という、作家や人間の恥部そのものを表出させつつ、思わぬ角度から光を当ててくる作品もあり――。結果的に、代表作と思える一冊になりました。

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バックミラー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    窓から公園の木々が見れるマンションって良いな

    剪定作業とかで枝を落とされるのは痛々しいけど、いつの間にか復活してるから、植物の生命力って偉大ですよねー

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    この国が、というより世界がどんどん悪い方向に傾き始めているような気がする今、読み終わって、それは勘違いなんかではないと思ってしまった…
    でも、今からでも自分たちがその気になれば悪い流れを変えられるかもしれないというような、著者の強い思いを感じもした。

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    著者初の短篇集。オーディブルで。自分にそういったところがないから、「過剰な人」が、わたしは好きなんだと思う。ひと目を気にせず、というか、ひと目という概念が薄く、執拗に何かに拘り続けてしまうような人。羽田さんはその過剰な人で、作品の魅力は、そのおかしみ。まあ、全部読んでいるわけではないけど。

    『バッ

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに羽田さんの作品じっくり読んだけどやっぱり面白いなー時期が違うのにバックミラーという単語ちらほら出てくる!

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ

    前半はストーリーもオチもわからない様な話がいくつか続き、中盤はそれなりに読める話。ラス前の東北の話が一番良かった。このネタで長編を描いて欲しい。

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    羽田圭介さんの短編集。一番気に入ったのっとりの感想を少し書く

    合理性を求める主人公が同族嫌悪に陥って、彼らと一線を画すために、さらなる成長を目指し、成長に必要なものを買う。だけど、同じようなものはすでに買っているよねって話

    自分の現状を受け入れられないから、同族嫌悪が生じるのである。そういう人が

    0
    2025年04月18日

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