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(株)Kエンジニアリングの人事部で働く小野は、不当辞令への恨みから、会社の不利益になる人間の採用を心に誓う。彼女が導き出した選考方法は、顔の縦と横の黄金比を満たす者を選ぶというものだった。自身が辿り着いた評価軸をもとに業務に邁進していくが、黄金比の「縁」が手繰り寄せたのは、会社の思わぬ真実だった・・・・・・。ボディ・ビルを描いた『我が友、スミス』で鮮烈なデビューを果たした著者が、本作では「就活」に隠された人間の本音を鋭く描く!
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Posted by ブクログ
顔面の黄金比でしか人を見てないのに、「人を見る目がある」と評価されるところが皮肉で良いわ。 コネ入社だと分かった時点で落とすのではなく、コネ入社だと私は分かっているよと本人と採用担当に知らしめた上で落とさない、というところが怖くて良い。顔面の比率が綺麗やったからね!
冒頭から非常に解像度の高い文章で、会社員の自分は、めっちゃ面白!と感じました。こういう感情あるある、という感じです。 主人公のある種ストイックな姿勢もすごいですね! 朝井リョウさんが、同書の解説を書かれていて気になって購入しました。他の書籍も読んでみようと思います。 文量も少なめで、ちょうど良かっ...続きを読むたです!
ナツイチのクリアしおりが欲しくて、あとタイトルに惹かれて購入。 自分が会社の不利益になるから、と左遷され人事部に異動した主人公。 顔の比率だけで採用を決める何とも激しい選考。 主人公のブレない基準と結果はお見事。 作家さんの言葉もとても分かりやすかった。 読後感スッキリ。
石田夏穂さん、電書で『冷ややかな悪魔』を読んでいたので、本書で二作目。 ジャンルとしては、お仕事小説という分類になると思う。 主人公の小野は、エンジニアリング会社の花形部署から、とある事案で人事部に異動になる。そこで新卒採用を担当して十余年、独自の評価軸を編み出し、それは応募者のとある「黄金比」...続きを読むなのだが…… 独自の評価軸も、その結論にいたる動機も、まじかよと思いながらも腑に落ちてしまう説得力がある。そして随所に効いている、「会社組織というもの」「採用」に対する軽妙な皮肉に、声を出して笑ってしまった。 就活生を主人公にした小説は数多あるイメージだが、採用をする企業側の視点で描かれたものは珍しいのではないか(わたしが知らないだけかも)。 人が人を選ぶということの曖昧さや、選ぶ側の苦悩など、新鮮さもあり面白かった。 そして、終盤に待ち受ける出来事を、小野はどう捌くのかという部分もハラハラした。 文庫版の朝井リョウの解説含めて、短いながら濃い物語が味わえた。
奇奇怪怪ラジオの二人が面白いって言っていた作家。読んでみた。 ダークで賢いけど間抜けで、くすりと笑った。
就活を描く小説は数あれど、“会社にもっとも損害を与えることのできる採用“を行おうとする人事担当目線の小説はさすがに初めて読んだ。 淡々と進む展開が気持ちよく、皮肉が効いていて面白い!石田夏穂さん初読みですが、他の作品もかなり気になります。 新卒でも中途でも就職活動をしている身としてはズブズブに落ち...続きを読む込んでいたあの頃の私にあげたい本。 流石にここまでの(ある意味)美学をもって採用活動している人はそう居ないと思うけれど、採用側も意外とこんなもんだよ、というかそもそも人が人を選び採るってめちゃくちゃ傲慢じゃん、採用基準って結局好みじゃん、みたいな、うっすら感じていたことが言語化されていて少しスッキリ。
あっという間に読めました。それは、文章が短いから、という意味と、没入できるからという意味です。 就職活動で被採用側の小説はいくつか読んだが、採用側の視点の作品は初めてかもしれない。 何かをジャッジすると言う事は、そこに責任が発生する。なんとなくジャッジするのではなく、ある一定の基準に照らしてジャッジ...続きを読むするということが大切である。意外とこんな単純なことが世間ではなされておらず、再確認させられる小説だった。
舞台は 女性社員比率が全体の一割 年の採用人数が50人程度の (株)Kエンジニアリングの人事。 物語としての抑揚はきっちりあるのだけれど、 そういったあらすじの部分よりも 各所にちりばめられた要素の 社会構造への皮肉のような部分の方が読みどころ。 解説の朝井リョウの文章も秀逸で 今後の石田夏穂作...続きを読む品も楽しみになる。
面白かった。そうか、そういう復讐の仕方があるのか。痛快だった。石田夏穂さんの冷静且つ皮肉混じりの文章好きだな。他の本も読んでみたい。
ちょっと復讐劇にクスッと笑ってしまうところがありました。 こんな仕返しの仕方あるかぁと思って新しいお仕事小説でした。 小説のお値段としても安い方なので内容にも価格にも満足です!
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