黄金比の縁

黄金比の縁

473円 (税込)

2pt

(株)Kエンジニアリングの人事部で働く小野は、不当辞令への恨みから、会社の不利益になる人間の採用を心に誓う。彼女が導き出した選考方法は、顔の縦と横の黄金比を満たす者を選ぶというものだった。自身が辿り着いた評価軸をもとに業務に邁進していくが、黄金比の「縁」が手繰り寄せたのは、会社の思わぬ真実だった・・・・・・。ボディ・ビルを描いた『我が友、スミス』で鮮烈なデビューを果たした著者が、本作では「就活」に隠された人間の本音を鋭く描く!

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黄金比の縁 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     石田夏穂さんの作品は、1つ設定を決めてから主人公が突っ走っていくので、解説の朝井リョウさんも話しているが、石田さんの作品からしか得られない文章があるというのは、この人を読み続ける理由に十分なりうるなと思います。
     今回だと、「就活生を黄金比の顔で採用する」という主人公の軸があるので、「新卒一括採用

    0
    2026年01月09日

    Posted by ブクログ

    顔面の黄金比でしか人を見てないのに、「人を見る目がある」と評価されるところが皮肉で良いわ。

    コネ入社だと分かった時点で落とすのではなく、コネ入社だと私は分かっているよと本人と採用担当に知らしめた上で落とさない、というところが怖くて良い。顔面の比率が綺麗やったからね!

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    冒頭から非常に解像度の高い文章で、会社員の自分は、めっちゃ面白!と感じました。こういう感情あるある、という感じです。
    主人公のある種ストイックな姿勢もすごいですね!

    朝井リョウさんが、同書の解説を書かれていて気になって購入しました。他の書籍も読んでみようと思います。
    文量も少なめで、ちょうど良かっ

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    ナツイチのクリアしおりが欲しくて、あとタイトルに惹かれて購入。
    自分が会社の不利益になるから、と左遷され人事部に異動した主人公。
    顔の比率だけで採用を決める何とも激しい選考。
    主人公のブレない基準と結果はお見事。
    作家さんの言葉もとても分かりやすかった。
    読後感スッキリ。

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    83点:「ジェネラリストの評価は不可避的にジェネラルである。ポテンシャルの評価はそれ自体がポテンシャルである。つまりまったくわからない。」

    会社に最大限の復讐をする、という地点から出発すると必然的に明確な評価基準をもつ人事部社員が生まれぱっと見、仕事ができるように見えるという構造が面白い。
    文章の

    0
    2026年01月22日

    Posted by ブクログ

    朝井リョウさんが、中央大学の学生への講演会で就活関係のオススメ本として紹介してたことを知り、とりあえず読んでみた。たしかに就活って正しく機能してないなと思えるし、重いテーマかと思いきや気軽な感じで短時間で読めてよかった。

    0
    2026年01月10日

    Posted by ブクログ

    奇奇怪怪ラジオの二人が面白いって言っていた作家。読んでみた。
    ダークで賢いけど間抜けで、くすりと笑った。

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    就活を描く小説は数あれど、“会社にもっとも損害を与えることのできる採用“を行おうとする人事担当目線の小説はさすがに初めて読んだ。
    淡々と進む展開が気持ちよく、皮肉が効いていて面白い!石田夏穂さん初読みですが、他の作品もかなり気になります。

    新卒でも中途でも就職活動をしている身としてはズブズブに落ち

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    あっという間に読めました。それは、文章が短いから、という意味と、没入できるからという意味です。
    就職活動で被採用側の小説はいくつか読んだが、採用側の視点の作品は初めてかもしれない。
    何かをジャッジすると言う事は、そこに責任が発生する。なんとなくジャッジするのではなく、ある一定の基準に照らしてジャッジ

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    舞台は
    女性社員比率が全体の一割
    年の採用人数が50人程度の
    (株)Kエンジニアリングの人事。

    物語としての抑揚はきっちりあるのだけれど、
    そういったあらすじの部分よりも
    各所にちりばめられた要素の
    社会構造への皮肉のような部分の方が読みどころ。

    解説の朝井リョウの文章も秀逸で
    今後の石田夏穂作

    0
    2025年08月24日

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