我が友、スミス

我が友、スミス

小説・文芸
528円 (税込)

2pt

「別の生き物になりたい」――筋トレに励む会社員・U野は、Gジムで自己流のトレーニングをしていたところ、O島からボディ・ビル大会への出場を勧められ、本格的な筋トレと食事管理を始める。しかし、大会で結果を残すためには筋肉のみならず「女らしさ」も鍛えなければならなかった…。鍛錬の甲斐あって身体は仕上がっていくが、職場では彼氏ができてダイエットをしていると思われ、母からは「ムキムキにならないでよ」と心無い言葉をかけられる。モヤモヤした思いを解消できないまま迎えた大会当日。彼女が決勝の舞台で取った行動とは? 世の常識に疑問を投げかける圧巻のデビュー作!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    我が友、スミス
  • タイトルID
    :
    20084587
  • 電子版発売日
    :
    2024年05月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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我が友、スミス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    何年も前に読んだ本で内容についての記憶が定かではないのだけど、強く残った印象は今なお鮮明である。

    私はボディビルディングをする人の気持ちがまるで理解できなかった。
    使わない筋肉を人に見せるために過酷なトレーニングするって、私は絶対する気にならない。
    けれどこの本のおかげで、少しボディビルディングをする人の気持ちがわかるようになったと思う。
    そして、人に見せる試合では、女性は女性らしくあらねばならないという部分にはショックを受けた。
    まぁ、見せて評価してもらうんだから、得点が得られやすい努力をするのは仕方ないのかもしれないけれど、筋肉の美しさと、ハイヒールを履いて女性らしさを強調するのは同じくらい大切なのかなぁ。
    審査基準を最初に男性目線で設定したからじゃないかなぁ、とか勘繰ってしまう。
    動画などを見ると、皆さんきれいにお化粧してるし……。

    面白かった。夢中で読んだ。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    「そうだ、私は、別の生き物になりたかったのだ」

    会社員・U野は筋トレに目覚めた。BB(ボディビル)大会では、メイクや脱毛、ピアス、ハイヒール、ビキニ、日焼け等々が必要なことは本書を読むまで知りませんでした。筋トレをされている方に尊敬の眼差しです。地の文と物語の展開が非常に面白かったので、U野の苛烈さを増すストイックさも最後まで見守ることができました。私ももう少し運動をしてみようかな、と思いました。

    0
    2026年08月02日

    Posted by ブクログ

    日々ジムに通い、トレーニングに明け暮れるU野は、ある日スカウトされ、ボディビルの大会に出場する事に。「筋肉だけで終わる話じゃないの」美容に対する意識が足りない事で指導者から注意されるU野は、筋肉をアピールする大会における美容の価値とは何かを思案するーーー

    初めから最後まで、ずっと面白かった。
    トレーニングし始めた理由を、別の生き物になりたいと語るU野は、ボディビルの大会に出場するにあたり、他者からの評価に目を向けなければならなくなる。髪型、ハイヒール、脱毛、笑顔、それぞれに疑問を抱きながらも、勝利のために全て行ったU野。そんなU野が迎えた大会にて得た結果、出した結論には驚かされたと同時に納得させられた。
    大会にベストな状態で臨むために、行った数々の努力や、母との関係、そして何よりボディビルにとって、社会にとって見た目が与える数々の影響がU野を取り巻き、足枷となりながらも進み続ける姿には勇気を貰う。「おもしろい」「わかるなぁ」「かっこいい」「いいなぁ」ひたすらにそう感じ続けた一冊でした。

    初読:2月15日
    再読:6月12日(再読記録にて、感想)

    0
    2026年02月15日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。筋トレ小説。
    とても背中を押されるし、モチベーションが上がる。

    この小説を知った1年前は、「筋トレかぁ興味ないなぁ」って思ってたけど、自分がジムに通い始めてから読むとめちゃくちゃ面白いし、いい教材…!!

    そうなの。ラットプルダウンは、始めたては背中に効かせにくいのよね!!共感!まさに今の私!!笑

    ここまでストイックにできると楽しいやろうなぁ。
    ジェンダーへのもやもや、ルッキズムへのもやもや、なんとも言葉に言い表しにくい(そういうものだと刷り込まれて生きてきちゃったから)ことたちへの不満感がヒシヒシ伝わってきて大共感。
    そしてたまに挟まる力強い言葉たち。

    最初、性別を勝手に解釈してた。
    私も、ジェンダーステレオタイプが凝り固まってるんだって思い知った。

    「この小説どうやって終わるんやろう」と思ってたところに、とってもスッキリかっこいい結末で大好きだ!!

    最後の、山崎ナオコーラさんの解説も理解が深まったし、石田さん他の作品も読みたくなった。
    今のところ『冷ややかな悪魔』しか読んだことない。こっちの方が好き。

    0
    2026年01月27日

    Posted by ブクログ

    素人の私目線ですがジムの描写があまりにも「やってる人」っぽくてあるある〜!とか、上の人達だとそんなこと思ってるのか〜とか、リアルに感じられました。パワーラックとかベンチとか使いたかったのに、ようわからん事してる人(失礼)が数十分占領してて使えない時とか…あるよね…
    大会に勝つために歩き方とかポージング、脱毛、タンニングなどは予想の範囲だったのですが、髪型まで…てかエクステ!?とびっくりしました。別に男みたいになりたくて筋トレするわけじゃないけど、だからといって「女らしく」したいわけでもなく、ただ鍛えたいなぁって気持ちで筋トレしてるだけじゃ勝てない世界なんですね…
    面白かったです!!

    0
    2025年12月08日

    Posted by ブクログ

    知らない世界が目の前で展開されているかのような細かい描写 大好きでした
    最後の思い切りの良さも面白かったです

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    姉文庫。

    せっせと筋トレに勤しんでいた主人公が、 あるきっかけからボディビルの大会を目指し、専門のジムに通うことになる。

    トレーニングをして、 大会を目指して、 身体のことにも、自分自身のことにも、 いろんな気づきが生まれていく。

    でもこれは経験を通して人が変わっていく話というより
    変わらないことを決める話
    だったように思う。

    最後はもったいないなという気持ちもあった。
    でも、それ以上に清々しかった。

    筋トレしてるひとも、してない人も、自身の生活のなんらかに当てはめて読むと思う。
    ナオコーラさんの解説にあったとおり。

    苦しかったな、良かったな

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    スミスがスミスマシンのことだと知って借りたけど、芥川賞候補とのことで失敗したと思った。
    今まで読んだ芥川賞とその候補はたいてい意味がわからんから避けていた。

    が、これは面白かった!というかわかりすぎた。
    と言うのも私も筋トレにハマったことがあって。
    田代誠が復活した頃です。(て誰がわかんねん笑)

    女が30過ぎで独身だと、飲み歩くでも趣味でも何でもいいんだけど何かないと退屈すぎたんだよね。
    私の場合それが筋トレで、昨今のブームからもわかるように筋トレってのはハマるようになってます。(断言)
    原宿のGジムがメインで、もちろんマシンでなくフリーフェイト、本文にもあった通りそっちの方がかっこいいから笑

    とは言え弱くてすぐケガしてやめてしまったんだけど、頭でっかちにはなってしまい、周りで大会に出る人なんかもいたので書いてあることはほぼ理解できた。

    やめてからビキニができたり、本文にも出てきたけど女性のボディビルがフィジークになったりで、主人公が思ったようなことを思わんでもなかったけど、業界の体質がめちゃくちゃ古そうかつ狭い世界のようなので改革がなされないんだろうな。

    ただ、髪が長くないとの件はjbbfのサイト見ても女子フィジークのトップ選手でそんな人はおらず、ビキニのことだと思う。別々に説明したらゴチャゴチャするし、問題提起のために端折ったんだろうけど、一応。

    まぁそもそもこの主人公のように重いの好きな人は減量勝負のボディビルの大会より、パワーリフティングへ行ったらと思った。実際筋トレにハマって強い子の中にはそういう子もいたしね。

    よくわからなかったのは、女性は背が高い方が有利なんだろうか?
    男は同じ筋肉量なら小さい方がバルクが大きく見えるから有利と言われてたけど、女性はボディビルでなくなったから?
    (追記、これもビキニのことか)

    と妙なところが気になりつつ、昔を思い出したりもして面白かった。
    トレーニーじゃない人が読んだらどう思うんだろう?

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    先ず読んで思ったのが、著者の石田さん、「やってますね!」
    筋トレを愛している男は数多くいますが、女性で筋トレにハマり、ボディビルダーとしての道を進むのは、相当のめり込まなければいけないと思います。
    そんなのめり込みの心情を上手く描けていて、すごく共感しながら読みました。
    親からも女性らしくないと反対され、競技の中では女性らしくなければならず、筋トレのみならず、笑顔、立ち方、化粧、ヒールでのパフォーマンスなど、女性ならではのビルダーの悩みや苦悩が描かれていて、余計マッチョな女性にリスペクトしたいと思いました。

    0
    2026年07月03日

    Posted by ブクログ

    筋トレにのめり込む女性会社員がボディビル大会への挑戦する話

    U野さんは会社帰りに日々筋トレに励む
     
    筋トレを始めたきっかけは運動不足云々⋯歯切れ悪く答えていたがO島に別の生き物になるといわれ、大会出場⋯

    大会に向けて身体を整えていくが、
    ボディビル女性に対する"女性らしさ"のという世間の常識に対する違和感を感じてる

    筋トレって何!?って思ってたら文中に書いてあった
    「筋トレというのは、実に不思議な行為だ。大方誰にも頼まれていないのに、重りを持ち上げたり、引っ張ったり、振り回したり、特定の非日常的な動作を繰り返すのだから。」

    ドーピング疑いの15番の筋肉は「ちょっと水っぽかった」って?
    見る人が見るとわかるらしいです
    ってドーピングなんてのもあるんですか!?
    私には無縁の筋トレ
    スミスマシンも知らず、筋トレする人をトレーニーということも知らず⋯
    知らない世界すぎてのめりこめなかったけど、面白く読めました

    0
    2026年06月04日

我が友、スミス の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    我が友、スミス
  • タイトルID
    :
    20084587
  • 電子版発売日
    :
    2024年05月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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