ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
8pt
勤務先で係長に抜擢された後藤は、ボディビルの選手でもあった。ある日、社内の人材の無駄に切り込み組織の代謝を上げると大会に向けて停滞中だった減量も進むことに気づき、身体を仕上げるべくチームの脂肪の除去に驀進し始める。肉体と組織がシンクロしたとき、たたき出されるのはベストパフォーマンスか、それとも――。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
感想 人に無駄な部分はあるのか、無駄な人はいるのか。人によって答えは違う。働きアリの法則。無駄を排除してもどこからか湧く。チームの極意。
係長に昇進したばかりの後藤が主人公。入社9年目の彼はボディビルダーで、共に働く体重を管理できない人達を内心で見下している。このあたりの後藤目線での描写はかなりひどいもので、ショックを受ける方もいるかもしれない。 ボディビル大会を2ヶ月後に控え、減量に励む後藤だが、思ったように体重は落ちてくれない。そ...続きを読むんなとき、彼はある発見をする……。 会社にいる社員の誰もが有能で必要とされているわけではない。その無駄を脂肪と捉え、必要な人員を筋肉と考える。まさに脳筋野郎の発想だが、なるほどと思った。
ブヨヨ 私も中間管理職かつ最近筋トレにハマっているので、共感するところがあるかな、自分のモチベーション上がるといいなと思って読み進めた。 タイトルから、筋トレノウハウでマッチョマン的にチームをまとめあげていく、爽快な物語かと思ったが、違った。 思い通りにならない部下たちを、自分の脂肪になぞらえ...続きを読むて、心の中で罵り、思いやりもなく切っていこうとする話。 毒づきの表現がおもしろいので、最初の方はニヤッやとしちゃうが、デブとか、見た目いじり、繰り返されると途中からいたたまれなくなる。 上司にも心で文句いいつつも、組織の脂肪になりたくないので、指示は最終的に背かない。 オン(減量期)でイライラしている時期は人はこうなるということをみせたかったのかな?菊池もそうなりかけたが、後藤のようにはなりたくないとか、ミエかわいそうとか、そういうところで最後やめていったのかも。 今回は新米マネージャで、次はうまくやれる、という終わり方が、後藤が根本的に変わらないことを示していて、これも人間だなと思いました。 私がこのやり方をやったなら、部下も、特に私自身も幸せになれないな。組織のマッチョ化は色んなものを犠牲にして、寂しい。気持ちを尊重するところのバランスをとりたい。 ブヨヨ
石田さん×ビルダーの相性の良いことと言ったら。面白くて好き。 本作では、後藤という男性ビルダーが、大会で上位を目指すため懸命に減量しているところを会社の部下や上司、取引先にまで阻まれるという何とも歯がゆい話。 後藤、頑張れ!飲み会なんか断っちまえ!と思うも、社会人だもの、そうはいかないよね。散々自分...続きを読む(の筋肉)を犠牲にして働く後藤が、ついにミエちゃん(派遣の部下)にブチ切れるところが小気味良かった。世間的には、外見をディスるなんてひどい!となるのだろうけれど、そんなの関係ねぇ。ミエちゃんも野田も皆デブデブしてて、何だか使えない感満載だ。そもそもデブは自分の体重すら管理出来ないのだから、仕事も出来る訳がないと私も常々思っている。(反論は認める。) そんなこんなで後藤の思想に共感し、後藤を応援しながら読んでいたら痛いしっぺ返しを食らった。 組織で生きていくって、そんなに単純じゃないんだな。どんどん使えない奴を切り捨てていったって、全部自分にツケが回ってくる。 真にできるチームリーダーとは、どんな人間でも動かすことのできる人なんだと改めて実感。そしてデブ=無能という思想に陥っていた自分を反省した。
石田作品は初めて。きっかけは朝井リョウのX投稿で見かけたので。 係長になったばかりの後藤は、ボディビル大会に向けて絶賛減量中。今回はなかなか苦戦している。 勤務先の課は気づけば…デブばかり。仕事ぶりも甘い。目に余ったので一人を別部署への異動を画策すると、自分の体重も下がり始めた! 組織にメスを入れ...続きを読むると自分の身体にも連動する…? ん~、イマイチ面白さが伝わらなくて残念だった。もっとページ数あったらよかったのかな。 (ハードカバーで125Pは物足りない)
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ミスター・チームリーダー
新刊情報をお知らせします。
石田夏穂
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)
黄金比の縁
ケチる貴方
我が手の太陽
我が友、スミス
「石田夏穂」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ミスター・チームリーダー ページトップヘ