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クローズドサークル新時代!
最後の一行まで驚きの連続、限界突破ミステリー!!
3000万円の完全民間宇宙旅行のモニターツアーで、念願の宇宙ホテル『星くず』についた途端見つかった死体。それも無重力空間で首吊り状態だった。添乗員の土師穂稀は、会社の指示に従いツアーの続行を決めるが――。
一癖も二癖もあるツアー客、失われる通信設備、逃げ出すホテルスタッフ。さらには第2の殺人まで起きてしまう。帰還を試みようとすると、地上からあるメッセージが届き、それすら困難に。『星くず』は、宇宙に漂う巨大密室と化したのだった。
★令和のディクスン・カー(候補)が打ち上げる“天上”最高のゲーム!/法月綸太郎さん
★天上に打ち上げられた「推理」という名の実験室!/阿津川辰海さん
★不可思議も不可解もねじ伏せるアイディア量に、圧倒されました。/五十嵐律人さん
★地球を見下ろす、宇宙的ホワイダニットに震えた。/大森 望さん
★どうやって? なぜここで? が一気に解明されるラストが爽快!/潮谷 験さん
★すべてが壮大。舞台も、事件も、真相も。最後の一文が好きです。/辻堂ゆめさん
★周回軌道を漂う極上の謎。大気圏突入(クライマックス)の衝撃に備えよ。/結城真一郎さん
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Posted by ブクログ
密室殺人。
ミステリーにおいて確固たる地位を築いているこのジャンルは、文明の進化とともに、今やそのバリエーションは星の数ほど存在していると言える。
そんな中でもひときわ読者を魅了する舞台が、今作の主戦場…
そう、宇宙だ。
物語は、格安民間宇宙旅行に来た6人の客と、その観光業者。
宇宙の放つ現実離れした景色に見惚れる中、なんと宇宙船の機長が無重力空間の中首にロープが巻きつけられていた状態で死亡している。
これは事故?自殺?それとも…他殺?
という幕開けです。
眼前に広がるような、宇宙空間の美しさが文章から想像を掻き立てられます。
宇宙から地球を眺めるシーンで、
「もっと平面的に見えるのかと思っていた地球は、ジオラマのように細かい部分まで見てとれた。
名前も分からない山脈のごつごつした様子や、規則性があるようにも見える砂漠の風紋など、宇宙からでなければ見えない景色に、ため息がこぼれる。
とくにくもは、油彩絵具の塊が泳いでいるようで、ただ眺めているだけで楽しかった。」
桃野さんは、本当に宇宙に行ったことがあるんですか??
と思わずにはいられないほど、細かい景色の説明がされていて、まるで自分の肉眼で宇宙から地球を眺めているような感覚に陥りました!
また、宇宙ホテル「星くず」で起きる数々の事件は、無重力空間や無酸素などなど、宇宙ならでは要素が謎解きの鍵となっていて、普通の本格ミステリにはない観点から事件を眺めることができて、とても新鮮みのある作品でした!
そして何より意外だったのは、登場人物達一人一人の過去がクローズアップされて描かれているところ。
今回のこの宇宙旅行に来た登場人物達は皆初対面。
そのはずなのに、どうして殺人事件が起きるのか?
職業や性格、宇宙旅行に応募するに至った経緯などを描くことで、
誰が事件を起こした犯人なのか?
また、その動機はなんなのか?
一人一人のバックボーンが、読者に推理をさせたくなるように機能しています。
前代未聞の宇宙密室殺人。
一読の価値大アリです!
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