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大手家電メーカーのイコマ電器が倒産した。ワンマン社長の生駒伝治が、粉飾決算をつづけていたばかりか、重役たちとともに3億円あまりの金を横領した疑いがあると聞き、行き詰まった下請業者らは憤する。ところが当の生駒はのらりくらりとそれをかわして説明責任を果たそうとしない。そのさなか、前重役のひとりが失踪。殺人を疑う警察は捜査に乗り出すが……。不合理な社会のひずみを激しく糾弾した社会派長編推理小説。
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Posted by ブクログ
詳しい粗筋は略す。 倒産した企業の社長及び重役が逃亡というか羽伸ばし的に姿をくらまし何の痛痒も感じていないところは読者の方で殺意が湧きそうである。かなりの長編だが殺人事件そのものはだいぶ後の方。元の構想は企業サスペンスとして締めるつもりだったのかは不明だが読者からすると少々違和感のある登場人物がいる...続きを読むから一応ブレは無いと思う。
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