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Posted by ブクログ 2018年11月13日
美貌と色気を兼ね備えた美也子は、自らが立ち上げた出版社を大きくする野望を持つ。それも愛する夫(詩人でヒモ同然)の本を出版してあげたいが故。その為には、女の武器を使い、愛人のパトロンもいる。その後、男を手玉にとったしっぺ返しを喰らうが、それはあまりにも代償として大きかった...。始めは『黒革の手帳』ば...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月23日
【立ち上がるための脚は、ついているか】
久しぶりに松本清張を読んだ。不甲斐ない自分への戒めのつもりだった。流れない時間を無理やり動かすための歯車でもあった。読み終わりに感じたものは、読み始める前となんら変わりなかったが、時間だけは動いている。
自分には出来ないことがある。出来ることもある。できた...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月01日
塗られた本 松本清張(著)
松本清張を読み返して、ずいぶん私の中の価値観が、
変わっていたことに気がついた。
松本清張を社会派と呼ばれていたことの意味が、
やっと分かったような気がした。
ピュアーな気持ち、純粋な気持ちを大切にするものを、
主人公に据えることで、社会の汚濁、人物の低俗さを、...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月09日
主人公の美貌の出版社社長はなんて厭な女なんだろう。
黒革の手帳のように、喝采を送りたくなるような悪女ではない。
三人の男が出てくる。
女好きの流行作家。愛人の銀行頭取。無名の詩人である純粋な夫。
背表紙の ”二人の男の間で苦悩する” というのは、綺麗ごとで本当に嫌な女だった。
厭な女...続きを読む
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