塗られた本

塗られた本

814円 (税込)

4pt

3.2

小さな出版社を経営する紺野美也子は、ベストセラーをねらって大流行作家に近づき、その魅力で書下ろし小説を依頼する。ところが、作家の欲望の影が、しだいに彼女を追いつめ、さらに、愛する二人の男性との間で苦悩する美也子の、破滅への道が始まる。美貌の女社長をめぐって展開するサスペンス長編小説。

...続きを読む

塗られた本 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年11月13日

    美貌と色気を兼ね備えた美也子は、自らが立ち上げた出版社を大きくする野望を持つ。それも愛する夫(詩人でヒモ同然)の本を出版してあげたいが故。その為には、女の武器を使い、愛人のパトロンもいる。その後、男を手玉にとったしっぺ返しを喰らうが、それはあまりにも代償として大きかった...。始めは『黒革の手帳』ば...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年11月23日

    【立ち上がるための脚は、ついているか】

    久しぶりに松本清張を読んだ。不甲斐ない自分への戒めのつもりだった。流れない時間を無理やり動かすための歯車でもあった。読み終わりに感じたものは、読み始める前となんら変わりなかったが、時間だけは動いている。

    自分には出来ないことがある。出来ることもある。できた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年10月01日

    塗られた本 松本清張(著)

    松本清張を読み返して、ずいぶん私の中の価値観が、
    変わっていたことに気がついた。

    松本清張を社会派と呼ばれていたことの意味が、
    やっと分かったような気がした。
    ピュアーな気持ち、純粋な気持ちを大切にするものを、
    主人公に据えることで、社会の汚濁、人物の低俗さを、...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年06月09日

    主人公の美貌の出版社社長はなんて厭な女なんだろう。

    黒革の手帳のように、喝采を送りたくなるような悪女ではない。

     三人の男が出てくる。

     女好きの流行作家。愛人の銀行頭取。無名の詩人である純粋な夫。

    背表紙の ”二人の男の間で苦悩する” というのは、綺麗ごとで本当に嫌な女だった。

     厭な女...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年06月29日

    過去に映像化された作品だったので期待して読みましたが、結果「うーん」という感じ。やっぱり松本清張作品は事件が起こらないと面白くないかな?

    0

塗られた本 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

松本清張 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す