ユビキタス

ユビキタス

2,035円 (税込)

10pt

原因不明の連続突然死事件を調べる探偵の前沢恵子は、かつて新興宗教団体内で起きた出来事との奇妙な共通点を発見する。恵子と異端の物理学者・露木眞也は「ヴォイニッチ・マニュスクリプト」と事件との関連性に気づく。だがそのとき、東京やその近郊では多くの住民の命が奪われはじめていた――。

装画/Sarah Jarret 「Woodland Sleeper」
装幀/坂野公一(welle design)

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ユビキタス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    二〇二五年の読書におけるベスト。今年はたくさん本を読んだわけではなかったけれど、それでも、読んだ中で一番の出来だった。連載開始から十数年、待ちに待った単行本化であり、鈴木光司がこれまで描いてきた「世界そのものへの謎」へのアプローチの集大成とも言える一作だ。

    南極深層の氷、ヴォイニッチ手稿、都内で起

    0
    2025年12月29日

    Posted by ブクログ

    重厚なSFだった。
    実は人間は植物の意向に沿って生かされているという衝撃的な内容だった。植物の種を世界中に行き渡らせる為に、アルカロイドの刺激により言語中枢が刺激され、人間は言葉が話せるようになっただとか。
    『人々が自然保護を謳うとき、「緑の地球を守ろう」というスローガンを掲げることが多い。この場合

    0
    2025年12月22日

    Posted by ブクログ

     ホラー小説は、あまり好きではない。しかし、植物がテーマならば読んでみる価値があると思った。
     地球生命の全重量の99.7%を占める植物を、単なる「優しい、無害な存在」としてではなく、実は地球の生命の進化を操り、人類を含む動物たちを「利用」してきた主役であるという視点で書かれている。地球には、圧倒的

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    壮大なテーマでしたが話の展開が速く、あっという間に読めました。謎解きも答えを引っ張ることなく、登場人物の予想した通りに次々と明らかになり、最後まで結論を明かさない展開に慣れていたので拍子抜けするほどでした。植物が意思を持っているというテーマはとても興味深く、納得できるところもたくさんありました。最後

    0
    2025年12月22日

    Posted by ブクログ

    かつて、夢中になって読んだ「リング」の作者が16年ぶりに書いた新作。

    とても、楽しみにして手に取った。

    序盤はのめり込むように読み進めたけど、ヴォイニッチ手稿がでてきたあたりから次第に怪しく。

    人探しから始まった物語は、どんどん壮大な展開に変わっていった。しっかりとした物理学や数学の知識を背景

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    地球を支配しているのは植物という考え方は面白い。南極の深い場所の氷から古代のシアノバクテリアが復活し人に危害を及ぼす。そこに探偵や新興宗教が絡んで。
    確かにノアの方舟には動物しか乗せてないのは不自然だし、植物の意思で動物は滅ぼせる。リングやらせんのようなホラー感は少なくファンタジーのよう。
    ストーリ

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    恐ろしい…
    人間は植物のパシリ。。。

    時代や環境に応じて変化し、踏まれても、抜かれても再生する植物の生命力やしたたかにゾワッとする。
    全ては植物の思いのままなのかも…
    と考えずにはいられない。
    さすが鈴木さん。
    重厚なホラー小説です。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    鈴木光司さんは、初めてよみましたが面白かった。
    ホラーのイメージでしたが、ホラーでは、くくれない気がします。
    植物が意思を持って人間をコントロールしようとする…はたまた人間に言語を司ったのは植物だなんてよく考えつくなぁとびっくりです。
    ところどころ難しくて理解しきれなかったけど、面白かったです。

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    ホラーかと思ったら完全にSFだった。SFは興味がないジャンルだったので読んだことなかったが、SF作品が好きな人は賢い人が多い印象だったのはこういうことかと思った。アホな自分は頭痛いし眠くなって何度も挫折しそうになりながら読んだ。

    近所に森があるくらい自然豊かな田舎住みの自分は植物の名前にも疎いので

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ


    「人間が生きることを許されているのは、植物の意に沿うように動いているときだけなのだ。」本文より

    以下ネタばれ?!アリマス

    本書は植物の視点から地球史を見直すという切り口ですが、まさに目から鱗でした。

    地球の長い歴史の中で、人間の歴史はほんのわずかといわれています。
    その人間は今、地球にやさし

    0
    2025年09月21日

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