ユビキタス

ユビキタス

2,035円 (税込)

10pt

原因不明の連続突然死事件を調べる探偵の前沢恵子は、かつて新興宗教団体内で起きた出来事との奇妙な共通点を発見する。恵子と異端の物理学者・露木眞也は「ヴォイニッチ・マニュスクリプト」と事件との関連性に気づく。だがそのとき、東京やその近郊では多くの住民の命が奪われはじめていた――。

装画/Sarah Jarret 「Woodland Sleeper」
装幀/坂野公一(welle design)

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ユビキタス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     ホラー小説は、あまり好きではない。しかし、植物がテーマならば読んでみる価値があると思った。
     地球生命の全重量の99.7%を占める植物を、単なる「優しい、無害な存在」としてではなく、実は地球の生命の進化を操り、人類を含む動物たちを「利用」してきた主役であるという視点で書かれている。地球には、圧倒的

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    甘めの星5。

    「天使の囀り」的な趣きの序盤から、
    新興宗教の集団死事件と人探しが絡み合う中盤までは
    ワクワク感が強かったけど、
    中盤以降はスケールが拡がって読み心地が変わっていく。

    ここが楽しめるかどうかで評価が分かれるところかなと思う。

    SFホラーとパニックホラーの色合いが濃い終盤は
    個人的

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

    子どもの頃から植物ってふと見ると怖い形状してると思ったことがある。そんな思いを膨らませた、まさに植物サイエンス・フィクションであり、まさかこんなになるか?というほどの壮大なスケールで描かれる。単にリングの作者の新作だーという軽い気持ちで読み始めた自分としては度肝を抜かれる展開。理論的根拠もなんとなく

    0
    2025年07月03日

    Posted by ブクログ

    恐ろしい…
    人間は植物のパシリ。。。

    時代や環境に応じて変化し、踏まれても、抜かれても再生する植物の生命力やしたたかにゾワッとする。
    全ては植物の思いのままなのかも…
    と考えずにはいられない。
    さすが鈴木さん。
    重厚なホラー小説です。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    鈴木光司さんは、初めてよみましたが面白かった。
    ホラーのイメージでしたが、ホラーでは、くくれない気がします。
    植物が意思を持って人間をコントロールしようとする…はたまた人間に言語を司ったのは植物だなんてよく考えつくなぁとびっくりです。
    ところどころ難しくて理解しきれなかったけど、面白かったです。

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    ホラーかと思ったら完全にSFだった。SFは興味がないジャンルだったので読んだことなかったが、SF作品が好きな人は賢い人が多い印象だったのはこういうことかと思った。アホな自分は頭痛いし眠くなって何度も挫折しそうになりながら読んだ。

    近所に森があるくらい自然豊かな田舎住みの自分は植物の名前にも疎いので

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ


    「人間が生きることを許されているのは、植物の意に沿うように動いているときだけなのだ。」本文より

    以下ネタばれ?!アリマス

    本書は植物の視点から地球史を見直すという切り口ですが、まさに目から鱗でした。

    地球の長い歴史の中で、人間の歴史はほんのわずかといわれています。
    その人間は今、地球にやさし

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    いやあ〜〜壮大な話だった
    植物の重量は99.7% 動物はわずか0.3%だって
    ちっぽけな存在 植物に操られているって考え方が今まで無かった でも植物が無かったら生きていけないよなぁ 無意識のうちに植物は動物よりも劣っていると考えてしまっていたかもしれない 人間に見くびられようがられまいが、植物は

    0
    2025年09月18日

    Posted by ブクログ

    結構面白かったんですけど、微妙に既視感があるところとか、年代的に現代ではなくちょっと前くらいの価値観、言葉遣いだな、とかそういう引っ掛かりが幾つかあって素直に楽しめなかったかなーという感じでした。

    0
    2025年06月30日

    Posted by ブクログ

    202※年、南極大陸から氷が四つの家庭に届けられます。
    届けられた家庭ではその家の主人がみな死亡してしまいます。

    自然食、自然農法、サイコセラピー、スピリチュアル、楽園思想、心霊主義の主に植物を扱っていた新興宗教団体『夢見るハーブの会』の信者で共同生活を送っていた八人のうち七人が窓から飛び降りて死

    0
    2025年06月19日

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