あらすじ
原因不明の連続突然死事件を調べる探偵の前沢恵子は、かつて新興宗教団体内で起きた出来事との奇妙な共通点を発見する。恵子と異端の物理学者・露木眞也は「ヴォイニッチ・マニュスクリプト」と事件との関連性に気づく。だがそのとき、東京やその近郊では多くの住民の命が奪われはじめていた――。
装画/Sarah Jarret 「Woodland Sleeper」
装幀/坂野公一(welle design)
感情タグBEST3
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訃報に接したのをきっかけに久し振りに鈴木光司さんの著作。ループを読んだ時も衝撃だったけど、これもまた素晴らしい作品。知的好奇心を掻き立てられ、苦難の中でも前向きに進む強さに胸が熱くなりました。もう新しい本が読めないと思うと寂しい限り。ご冥福をお祈りします。
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テレビ番組「この本、読みました?」に著者の鈴木さんが自ら出演されて紹介しているのを見て、気になり読んでみた。
結果的に「百年の時効」と並ぶくらい、読んでて面白い作品だった。読み始める前はSF小説に入り込めるか、と思っていたがまんまと植物に絡め取られる如く引きずり込まれた。専門的な話も登場人物が分かりやすく噛み砕いて伝えてくれるため、とても読みやすい。
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二〇二五年の読書におけるベスト。今年はたくさん本を読んだわけではなかったけれど、それでも、読んだ中で一番の出来だった。連載開始から十数年、待ちに待った単行本化であり、鈴木光司がこれまで描いてきた「世界そのものへの謎」へのアプローチの集大成とも言える一作だ。
南極深層の氷、ヴォイニッチ手稿、都内で起きる連続変死事件、そして新興宗教団体。一見バラバラな素材が、主人公の調査を通じて一本の線に束ねられていく。その収束の快感がまず凄い。ミステリとしての謎解きの面白さにとどまらず、人類や宇宙、世界の領域へと物語が拡張していくドライブ感は、まさに作者の真骨頂だ。デビュー作『楽園』や『神々のプロムナード』『エッジ』、『リング』シリーズで培われてきた要素が、形を変えつつ、より洗練された状態で統合されている。
とりわけヴォイニッチ手稿という「解読不能な謎」への挑戦が、物語の推進力として機能している点が素晴らしい。僕自身、かつて何者かによって手帳に記された謎の数字を解こうとして結局何も掴めないまま年月だけが過ぎた不思議な経験がある。あのとき感じた、解読の入口に立っているのに永遠に入れない感覚――そういう「不可知の魅力」が、ここでは物語のエンジンになる。
一般にホラー作家として認知されがちな著者だが、本作が突きつけてくるのは、怪物の出現よりも「常識だと思っていた骨組みの崩壊」だ。
世界の仕組みを知りたいという欲求――それ自体を物語に変える、未知への自由研究のような無邪気さと熱量がある。
そして恐怖の質もまた、貞子がテレビから出てくるような視覚的なものではなく、自分が立っている大地が足元から書き換えられていく感覚に近い。盤石だと思っていた現実が、新たな論理によって更新されていくスリル。しかも、その飛躍は飛躍のまま終わらない。宇宙や意識や“神のようなもの”へと話が跳ぶのに、科学的な説明でSF/ミステリーとして成立させ、説得力のあるものとして着地させてくる。この技量こそが鈴木光司作品の醍醐味であり、『ユビキタス』はそれが最大出力で発揮された一冊だと思う。
後半を「ホラーとして失速した」と言う声が出るのも分かる。でも鈴木光司は、もともとジャンルを飛び越える作家だ。欠点ではなく、本領だろう。高山竜司を彷彿とさせる「稀人」的なキャラクター造形も、ファンとしては嬉しい。既視感はあるが、それはマンネリではなく、作者が信じる「ある種の人間像」の強度を示している。
タイトルの「ユビキタス(偏在)」が示す通り、今回のテーマは植物だ。あの表紙が示す静かなる支配と、全体を貫く大きな意志の力に圧倒された。中学時代、『リング』で世界の見方を変えられた僕が、大人になった今、再びその原点にして到達点を見せつけられた気分でいる。傑作。
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重厚なSFだった。
実は人間は植物の意向に沿って生かされているという衝撃的な内容だった。植物の種を世界中に行き渡らせる為に、アルカロイドの刺激により言語中枢が刺激され、人間は言葉が話せるようになっただとか。
『人々が自然保護を謳うとき、「緑の地球を守ろう」というスローガンを掲げることが多い。この場合の「緑」はとは植物のことを指す。生物にもかかわらず、なぜか、植物は自然の一部に組み入れられてしまう。ノアの方舟に乗せられたのは動物のつがいだけで、植物は乗せてもらえなかった。
もし植物に、人間の言葉を理解する能力があったなら、「緑の地球を守ろう」というスローガンを聞いて、腹を抱えて笑うに違いない。笑い過ぎて、涙をこぼす。
……緑を守る? 思い上がりも甚だしい。お情けで、生かされている立場を自覚したほうがいい。
動物に対する生殺与奪の権限を握っているのは、地球に生息する生命全重量の99%以上を占める植物である。特に人間は、生存に必要なカロリーの七割以上を、コメ、ムギ、トウモロコシなどの穀物に依存している。
植物に対する動物の割合は0.5%から0.3%程度で、人間となればたった0.01%に過ぎない。そんなちっぽけな人間が、しゃーしゃーと「緑の地球を守る」とスローガンを唱えるおかしさは、生まれたばかりの新生児が「パパとママを守る」と宣言するようなものだ。』
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『リング』で平成ホラーの金字塔を打ち立てた鈴木光司。だが私は以前から、彼をむしろSF作家として読んできた。『らせん』『ループ』と進むにつれ、物語は怨霊の恐怖を離れ、遺伝子、進化、仮想現実へとスケールを広げていったからだ。
遺作『ユビキタス』は、南極観測隊が持ち帰った「あるモノ」から始まる。原因不明の死、異常な植物の繁殖、宗教団体の集団死、ヴォイニッチ写本。一見ばらばらな謎が、植物という一本の幹に結ばれていく。
中心にあるのは、人間は本当に地球の支配者なのか、という問いだ。『サピエンス全史』には、人間が小麦を栽培したのではなく、小麦が人間を家畜化し、自らの活動領域を広げたというくだりがある。本作はその逆転の視点を認知革命にまで押し広げ、人類の知性や冒険心さえ植物の生存戦略だった可能性を突きつける。
こじつけ感はやや強く、説明が前面に出る場面も少なくない。それでも荒唐無稽な仮説を巨大な問いに変える力は、まぎれもなく鈴木光司のものだ。68歳。あまりにも早い死だった。本作は全四部作の第一部だった。続きはもう読めない。彼が最後に播いた問いの種が、どんな物語に育つはずだったのか。惜しまずにはいられない。
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壮大で読みやすく、哲学的な話を含み、南極殺人バクテリアは怖いんだけど……なんだか、フィクションだからこその大味なところがあるような。
面白いかどうかというと面白い。しかし本から顔を上げて我に返ると、何か変じゃねって思ってしまう。都合が良すぎると言うか。一応の根拠は色々書いてあるけど、辻褄を合わせるために仕方なくこうしましたって感じ。学問を修めた登場人物の「神秘を感じざるを得ない」「明らかに何者かの意図が見られる」「何という偶然だろう」で話が進んでいく。そこに説得力を出してこその小説ではなかろうか。
内容自体も既視感というか、人間は植物に支配されているとか、植物が人間を進化させたとか、植物の擬人化とか、聞き覚えがある。人間中心論と言われればそれまでだが、ううむ。
あんまりヴォイニッチ手稿の意味がないし。そもそも、じゃあどうやってヴォイニッチ手稿は書かれたんだよ。マヤ文明とキリスト教異端の関係は何なんだよ。女性が風呂に入っているような絵は何なんだよ。「読んでもらったら困るけど読んでもらいたい本」っておかしいだろ。愉快犯か。まあそんな雰囲気で話は終わる。
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学生時代の私にとって衝撃的だったリング。
なのでしばらく読書から離れていたけれど、とても楽しみでやっと読めた。
リングのようなゾクゾクする恐怖とは別の怖さ。あぁ確かに…と思いながら読み進めていた。恥ずかしながら考えたこともなかった視点に感心しきりで、最後まで面白かった。多少の非現実的なことはあれど、それすらも気にならない話の展開と適度なスピード感であっという間の体験だった。
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リングシリーズど真ん中世代なので、書店で鈴木光司さんの新作と見たら買わないという選択肢はありません。帯の言葉がとても印象的で、ホラーが苦手な私に読めるのだろうかとだいぶ不安でしたが、読み始めればもうそこには鈴木光司ワールドが広がっていて、これはちゃんとフィクションですよね?と不安を覚えるほどでした。
とても面白かったのですが、迂闊に感想を書くとネタバレになりそうなので、この辺りで終わりにしますが、この先鈴木光司さんの新作が発表される事は無いのだなと思うと、とても惜しい方が亡くなられたなぁとしみじみ思いました。
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まるで映画を見ているような本だった。
もしもの話としてはとても面白かった。危機を脱するだけでも良かったのだけど、新人類の誕生まで話が発展するところは植物の支配がまだまだ終わってなさそうでドキドキした。
マルチバースの件はあんまりいらないんじゃないかなと、できるだけ不思議要素はない方が好み。
最後の方の、お互いの体を調べるエッチなシーンに笑ってしまって……
あと、人類大ピンチなのに、恵子の子供が全く出てこないのもどうなのかと思った。母子家庭なのに子供に相談もなく再婚決めるのかと。
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鈴木光司さんの本は初めて読んだ。
中学生の時、あんだけリングに夢中だったのに。これのジャンルは何だろう
SFかミステリーかホラーか…………
とにかく自然が1番怖いなと思う。
全く未知の想像や予測がつかない自然。
いつも読み終わったら参考文献もみるんだけど、著者は全て読んでるのかな、参考文献めちゃくちゃある。でも読んでないとこれだけの壮大なストーリーは出来ないよな。ほんで新人類が誕生したけどどうなるんだろう。終わりは希望しかない!って感じだったけど。細菌こわい、ますます引きこもりが加速する。
追記:これを読んだあとに映画「ノウイング」をみたんだけど、意識的に聖書が頭の中にあったのか………たまにこういう一致があるから不思議。いやたまたまか
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本屋で見かけ著者の新作という事で手に取り読んでいたところで、著者の訃報に接し大変驚き悲しんでおります。
後書きで2022年末は元気そのものと書いてあったのも含めて残念でなりません。
話としては、導入は良かったですが、中盤以降にもう一つ二つの展開が欲しかったかなと思います。
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リングみたいにじわじわ謎がわかってくる感じが結構楽しめた。でもなぜか貴志祐介さんの天使の囀りが浮かんだ。小説なので結構荒唐無稽な感じな方が好きなのだけれど、案外あり得そうな感じがした。エピローグ部分は、植物はそんなに人間的ではないだろうと思うけれど。
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壮大なテーマでしたが話の展開が速く、あっという間に読めました。謎解きも答えを引っ張ることなく、登場人物の予想した通りに次々と明らかになり、最後まで結論を明かさない展開に慣れていたので拍子抜けするほどでした。植物が意思を持っているというテーマはとても興味深く、納得できるところもたくさんありました。最後はリングの作者らしく、ホラーっぽく終わりました。
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かつて、夢中になって読んだ「リング」の作者が16年ぶりに書いた新作。
とても、楽しみにして手に取った。
序盤はのめり込むように読み進めたけど、ヴォイニッチ手稿がでてきたあたりから次第に怪しく。
人探しから始まった物語は、どんどん壮大な展開に変わっていった。しっかりとした物理学や数学の知識を背景にストーリーは続く。
物理学とか、数学の知識がもっとあったら、もっとのめり込んだのだろうか。
最後のシーンは映像化されたら、面白そうだって思ったけど、そこまでの持っていき方がちょっと強引な印象を受けたなぁ。
このままSFな感じが鈴木光司の真骨頂なんだろう。世界観としての視点も新しく、総じて面白かったです。
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地球を支配しているのは植物という考え方は面白い。南極の深い場所の氷から古代のシアノバクテリアが復活し人に危害を及ぼす。そこに探偵や新興宗教が絡んで。
確かにノアの方舟には動物しか乗せてないのは不自然だし、植物の意思で動物は滅ぼせる。リングやらせんのようなホラー感は少なくファンタジーのよう。
ストーリーとしては面白かったが少々説明が長い。
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恐ろしい…
人間は植物のパシリ。。。
時代や環境に応じて変化し、踏まれても、抜かれても再生する植物の生命力やしたたかにゾワッとする。
全ては植物の思いのままなのかも…
と考えずにはいられない。
さすが鈴木さん。
重厚なホラー小説です。
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鈴木光司さんは、初めてよみましたが面白かった。
ホラーのイメージでしたが、ホラーでは、くくれない気がします。
植物が意思を持って人間をコントロールしようとする…はたまた人間に言語を司ったのは植物だなんてよく考えつくなぁとびっくりです。
ところどころ難しくて理解しきれなかったけど、面白かったです。
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ホラーかと思ったら完全にSFだった。SFは興味がないジャンルだったので読んだことなかったが、SF作品が好きな人は賢い人が多い印象だったのはこういうことかと思った。アホな自分は頭痛いし眠くなって何度も挫折しそうになりながら読んだ。
近所に森があるくらい自然豊かな田舎住みの自分は植物の名前にも疎いので外が怖いくなった。植物め!野菜いっぱい食ってやるからな!
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南極の氷のボーリングから始まる物語。この南極の氷を4つの家へお土産として配るところからどんどん不穏な雰囲気が。氷はどうなるのと思っていたら、植物の研究の話、宗教の話になり、本当に結びつくのと思っていたら、どんどん話の深みに入って、抜けられなくなって3日で読破。
植物に生命力を感じていただけに、どんどん植物と人間とのつながり、関わりが出てきて背筋がゾッとした。私的プラスポイントは、主人公が不倫から引き寄せた案件。どれもこれもが人間らしくでも現実味が根拠としてあるようであり得ない話。
とても面白いかと言われると、どうしても大きな世界の話なので理解しかねるところもあるのでなんとも言えないが、3日で読破したことが私の心が動かされた証拠だと感じた。
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冒頭は宗教団体や南極の氷が届いた人の不審死、探偵としての人探しなどなどミステリぽく始まったんだけど、中盤から植物が実は世界を支配している…というSF的な、少し哲学な感じの流れに。
ホラーではないですが、じつは本当に植物ってそうなのかもしれない!?ってゾワッとするところありです。
実存する『ヴォイニッチ手稿』を上手くストーリーに組み込んでいるのがワクワクして良かった。
けど人類の一大事!っていう事象に対して、世間のパニックがあまり描かれてなくてラストは意外と静かでこじんまりしていた。
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鈴木光司さんの『ユビキタス』を読んだ。これまでに読んだ本、観た映画で最も怖かったのはどちらも『リング』なので、久しぶりの氏の新作に期待していた。視点も題材も新鮮。それだけに、決して退屈ではないのだけれど、冗長な説明が多かったり不自然に理屈っぽい記述によるリズムの乱れが気になった。
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仮説が全て現実になっている印象。大体合ってる方がリアリティがあったのに。
植物が支配者という発想はとってもおもしろいんだけど説明がくどすぎて理解が追いつかないとこがあった。
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保奈美ちゃんのあの本読みました?で著者がゲストとして出演されていた回をみて興味が湧き手に取りました。
地球生命の歴史を植物の視点で眺めなおしたSF小説です。
著者が、番組中植物に関することはすべて本当のこと、とおっしゃっていたのでよりリアルに迫ってきて面白かった(恐ろしかった・笑)。
すごーく面白かったのだけど、ラストがね。。
ちょっとやり過ぎ。あれはないわ。
あれで現実にありえるかも、、と思っていた恐怖心が吹っ飛んでしまった。
急にファンタジー、というかマンガみたいに思えてきてしまって苦笑いしてしまいました・・・
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植物が持つ驚異的なネットワークや知性を、神学的な視点と絡めて描くスケールの大きなSFホラー。日常が静かに変質していく序盤の不気味さは流石の筆致だが、後半は植物、神学、宇宙的な概念まで「アレコレ詰め込みすぎ」な印象で、物語がどこへ向かっているのか正直よく分からん……と戸惑ってしまった。
著者の圧倒的な知識量と、すべてを一つの真理に結びつけようとする熱量は凄まじいものの、要素が多すぎて消化不良気味。
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理系寄りの僕からしたらホラー、謎解きのストーリーを固める事象や概念の説明をしっかり理解しようと読んでしまう。
以前に「地球を守ろう」というメッセージがよく言われた頃があって、人間は地球に乗ってるみたいなものなのに何を上から目線で、と思ってたので作品の世界観はすんなり入ってくる
Posted by ブクログ
富豪の夫婦から存在するかわからない孫を探す依頼をうけた探偵は、調査すると南極の氷と新興宗教での原因不明の連続突然死の共通点を発見。
植物中心の地球の進化。
生物学的な難しい話は、なんとなーーーくしか分からなかったけど、植物が植物×人間のキメラを作りたがってるってことは理解した!
本当は人間が植物を育ててるわけではなく、植物に育てられているのかも( ;´Д`;)
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初めて読む著者のかたでした。
内容全てを理解できたとは到底言えないが、世界の大半を占めている植物が動物よりも立場が上で、植物が実は遺伝子等にて動物を操るという発想は面白かった。
Posted by ブクログ
都内近郊で、男性が突然死するという事件が
連続で発生。南極観測船の乗組員が帰国の際に
持って帰った南極の氷を土産としてもらっていた
ことが彼らの共通点だった。
富豪の老夫妻から孫を探してほしいとの依頼を
受け、探偵の前沢恵子は、夫妻の亡くなった息子、敏弘が生前に付き合っていた女性の調査を開始する。その女性は以前、新興宗教団体
「夢見るハーブの会」で起きた集団変死事件の
生き残りだった。
一見、関係ないような事柄に共通点を見つけた
恵子は、物理学者の露木、ジャーナリストの
上原、雑誌記者の有里と共に真相を追う。
‥‥というのが、おおよそのストーリー。
何百年も前の大気を取り込んだ南極の氷に
絶滅した微生物が冷凍保存されていた。
眠りから醒めた正体不明のバクテリアが
再び行動を始める‥(ごめんなさいネタバレです)
「地球生命全重量の99.7%を占める植物に対して、
動物の重量はわずか0.3%に過ぎない。」
‥人間は、つくづく小さな存在であり、実は植物に
よって支配されている‥
「脚のない植物が自らの身体を運搬しようとするとき、もっとも有用な存在は人間だ。だから植物は、哺乳類の中から運び屋の素質がありそうな種を
選抜し、言語を与えて育てた。」
小説の内容はあくまでもフィクションだけれど、
植物はもしかすると、ひそかに人間に対して
何かをしかけ始めているのかもしれない。
今年の猛暑で異常発生した、アオコのニュースを
思い出して、ちょっとぞっとした。
題材は面白いと思うが、他の方が書かれている
レビューにもあるように、本筋に関係のない
シーンや解説が多く、少し読みづらく感じた。
この小説は、好きな人と嫌いな人が、はっきりと
分かれるのだろうと思う。