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Posted by ブクログ
時代やキャラクター的に昨今テレビでよく見るオネエタレントよりはカルーセル麻紀のようなイメージで呼んでました(解説では彼女がモデルとありました)。
今よりもゲイボーイがずっと奇異な目で見られていただろうなという時代。芸能界で生きるために私生活も体も切り売りして話題を提供し続けるカーニバル真子。心をすり減らしそうな毎日を反骨心と享楽的な性格で乗り切る彼女のストーリーは骨太で読み応えがありました。
虚構に生き続ける彼女が終盤で初めて本心を吐露する場面は少し涙ぐみました。はじめは頼りなかったマネージャーの坊やがその相手になれるほど頼もしくなったのも、彼女の芯のある生き方が影響を与えてのこと。とても面白かったです。
Posted by ブクログ
桜木紫乃『孤蝶の城』新潮文庫。
『緋の河』の続編。カルーセル麻紀をモデルにした小説である。主人公の秀男の芸名がカーニバル真子とは良く思い付いたものだ。
自分は、最近流行りのLGBTQなるものには、どうしても抵抗を感じる昭和世代である。昭和の時代にもゲイとかオカマと呼ばれる人たちが存在したが、今ほど権利や何だと騒ぐことも無く、一般人にその存在を容認しろと強要することは無かった。
今や一般企業の管理職向け教育などでLGBTQを容認しろと強要してくるものだから呆れてしまう。そういう存在や生き方を嫌うのも自由であるはずだ。そういう今流行りの立派な教育を行う企業もLGBTQの皆様のために多くの種類のトイレや更衣室、制服を用意していないのだから、きっと口先だけの綺麗事なのだろう。
人それぞれ様々な生き方があろう。それは理解出来るし、様々な生き方がある分、それぞれが大小に関わらず悩みを抱え、それでも必死に生きているのも当たり前のことだと思っている。
主人公の秀男はカーニバル真子という芸名で芸能界で活躍する中、モロッコで陰茎切除と造膣手術を受け、念願の女の体を手に入れる。しかし、手術後の苦しみは並大抵のことではなかった。
帰国後の凱旋ショーは大成功を納めるが、世間の注目を集め続けるために秀男は、歌手デビューや地方回り、話題づくりのための結婚などあの手この手で奮闘する。
出会いと別れを繰り返しながら、必死に芸能界にしがみつく秀男だったが、次第に心と体のバランスが崩れ始める。
本体価格950円
★★★
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