奇跡集

奇跡集

671円 (税込)

3pt

同じ電車の同じ車両に、たまたま乗り合わせた見しらぬ男女たちがつなぐ、幸せのふしぎスイッチ。第一話「青戸条哉の奇跡 竜を放つ」――満員の朝の快速電車。ぼくは過去最凶の腹痛に耐えていた。もうダメだとその場にしゃがもうとした瞬間、隣に立つ同い年くらいの女性が、わずかに早くしゃがみこんだ・・・。第二話「大野柑奈の奇跡 情を放つ」――大学時代、わたしは小劇団にのめり込んだが、結局就職。通勤途中、具合が悪くて社内で声をかけた女性の様子が気になり、駅を一つ戻ってホームに降りると、そこには意外な先客が・・・。他5編。小さいけれど確かに人生を左右する(かもしれない)7つのミラクルを描く、連作短編小説!

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奇跡集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    同じ電車に乗ってる人達それぞれの物語!
    同じ場面がそれぞれの視点からかかれてて面白かったし、自分が気づいてないだけでこんな奇跡が溢れてるのかーって思ったらドキドキした!!1人1人の物語終わったらなんかあったかい気持ちになる本!
    自分の今までの小さな選択が実は奇跡を起こしてて今の自分があるならまぁいっ

    0
    2025年07月17日

    Posted by ブクログ

    同じ電車に乗り合わせた人、それぞれの物語。
    電車で気分が悪くなり座り込んだ女性。その周りにいた人々。みなそれぞれの人生がある。

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    文章がテンポが良い。畳み掛けるように文章が連なる。マシンガントーク。飽きさせない。満員電車の中ですれ違う人たちに起きた、小さな出来事を丹念につむぐ。奇跡と言えるほどでもない、小さな出来事。15分停まらない快速の中で、お腹が痛くなった男の子は毎回モゾモゾし、気分が悪くなった女の子は毎回しゃがみこんでし

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

     たまたま同じ電車に乗り合わせた人のそれぞれの人生を描いた連作短編集。
     有川浩の「阪急電車」のような設定で、さくさく読めた。

     面白いのが、それぞれの人物が何らかの形で少しずつつながっていること。
     そして、たまたま起こした行動によって、他の人のことを救っていること。
     まさに「奇跡」だよなぁ。

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    毎日が奇跡だらけなのだと思う。それに気づけるか、気づけないか。気づける人でありたいけれど、なかなか難しい。

    解説に書かれていた「少しの選択、少しの行動が、その後を大きく変える」ということ。本当にそう。少しの勇気を持てるかどうか。少しでいいんだ。自分に言い聞かせる。

    第二章は自分と重ねてしまい、涙

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    物語の舞台は朝の満員電車。
    そこに乗り合わせた7人の男女の乗客の視点が切り替わりながら物語は進んでいく。
    次の駅まで15分間止まらない快速列車の中で具合が悪くなりしゃがみこんでしまった新倉凪。
    この凪の行動が物語各話の軸になっています。
    偶然が奇跡を呼び、さらにその奇跡がまた次の奇跡に繋がっていく。

    0
    2025年07月02日

    Posted by ブクログ

    小野寺さんの連作短編集

    同じ電車の車両に乗り合わせた
    半径3mぐらいの範囲の
    見ず知らずの人達の物語

    誰でも起きうるような
    日常の小さな出来事を
    綴ってます
    ※一部除く

    基本はホッコリなので
    小野寺さんの小説が好きな人は
    読んでみてね

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    タイトルと帯に惹かれて購入(前向きな話が読みたかったので!)。小野寺さんの本は初めてだが、本書は読みやすかった。
    7人の物語でそれぞれの行動が作用して奇跡が起きるというもの。前に読んだ記憶がある内容が後々になって出て繋がってくるのが気持ちよかった。

    0
    2025年06月05日

    Posted by ブクログ

    まさに大矢さんが解説で最後に言った一言に尽きる。

    日々の営みそのものが愛おしく、当たり前のものがかけがけのないものに思えてくる。

    それこそが小野寺史宜の小説の魅力なのである。

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    同じ電車の同じ車両に乗り合わせた男女の巡り合わせを描いた物語。
    一人ひとりの物語がもっと続けばいいのに、と思うほど惹き込まれた。
    そして、そして、やっぱり出てきた『三年兄妹』。
    読んでみたい〜(⁠^⁠^⁠)

    それとホワイトシチューうどんもなんか覚えがあるんだけど、
    これは『ひと』か『まち』で出てき

    0
    2025年05月14日

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