ひと

ひと

1,650円 (税込)

8pt

店を開くも失敗、交通事故死した調理師だった父。女手ひとつ、学食で働きながら東京の私大に進ませてくれた母。―その母が急死した。柏木聖輔は二十歳の秋、たった一人になった。全財産は百五十万円、奨学金を返せる自信はなく、大学は中退。仕事を探さなければと思いつつ、動き出せない日々が続いた。そんなある日、空腹に負けて吸い寄せられた商店街の惣菜屋で、買おうとしていた最後のコロッケを見知らぬお婆さんに譲った。それが運命を変えるとも知らずに……。

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ひと のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    なんか泣けた。

    なんか、普通なんだけど、泣ける。なぜかわからない。
    この本は、全く響かない人もいると思う。両極端。その人の生き方、境遇にもよるかな。自分に重ねるところもあって、改めて人との出会いって大事だな、人に生かされているんだなって気付かされた。

    1
    2019年06月20日

    Posted by ブクログ

    いいひとや嫌なひと、合うひとや合わないひと、他人でも良くしてくれる人もいれば、たとえ親戚であっても搾取するようなひともいて、ひとの多面性と多様性に包まれました。
    そんないろんなひとが関わってくる日常を丁寧に生きようと思わせてくれる、とても人情味あふれる作品であり、無性に揚げたて熱々の美味しいコロッケ

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    再読。
    とても好きな小説。
    聖輔が、素晴らしすぎる…
    でも、特別じゃないかも…
    こういう試練を与えられた人って、意外にたくさんいるかもしれないなって思う。
    この試練にどうやって生きて行くかってことが、すごく大切かて。
    …にしても、
    聖輔は、いい人すぎる。

    この小説の中で、悪役は二人だけど、
    ちゃん

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    タイトル通り「ひと」が持つ強さや弱さ、周りの「ひと」の愛、ありがたさがあふれる本でした。

    他人と比べるのではなく、でも謙虚に前に進むことの大切さを改めて実感しました。

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    「ひと」を読んで
    ・20歳の男の子(息子と同い年)
    が主人公であること
    ・早くに両親をほぼ同時期に
    失ったという設定がシンクロ
    ・出逢う「ひと」の優しさと感性感覚にいちいち共感(好きな世界)

    これらが実にさらっと描かれ
    映画をみる感覚で一気読み
    良い本

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    小野寺史宜さんのお話は、モノローグが細かくて面白い。共感したり笑ったり。

    聖輔は私の息子と同い年なので比べてしまった。
    しっかりしてるなぁ…あんな事があったからかもだけど、なかったとしてもしっかりしてる。

    良い人がいっぱい出てくるお話って薄っぺらくなりがち(?)だけど、この本はそんなことは全くな

    0
    2025年07月25日

    Posted by ブクログ

    急に両親を亡くした少年が
    様々な「ひと」と関わりながら
    ひとりの「ひと」として成長していく物語。
    天涯孤独になっても「独り」ではない。
    「ひと」に苦しめられて
    「ひと」ぬ救われて
    私たちも今を生きている。
    何度読んでも大好きな物語。

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    コロッケが食べたくなりました。

    ひとのご縁は、繋がっていく。
    そう感じさせてくれる一冊でした。

    語り口が熱すぎず、するする読めていくのも
    心地がよかったです。

    つらいことがあるかもしれないけれど、
    小さなできごと、ひとつひとつを大切にできたらいいな。

    0
    2025年05月20日

    QM

    購入済み

    すばらしかった

    なんてあたたかいラストなの。。。いい意味で小説らしくなくて、どこかにいる誰かの日常、という感じ。特別なことも起こらないし特別な能力も持ち合わせていない、そんな一人ひとりの、まさにタイトル通りの「ひと」によって生まれる世界、空気。優しいな。いいな、と思う。それにただ優しいだけじゃなくてちゃんと芯のある

    0
    2024年10月15日

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