ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
9pt
富生が故郷の館山を離れ上京してから20年以上が経った。母が亡くなってからほとんど帰省することがなくなった実家には、78歳の父が一人で暮らしている。その父の様子が最近おかしい。久しぶりに実家を訪ねた富生が目の当たりにしたのは、父の「老い」だった。不安に駆られた富生は父との同居を決めるが、東京には付き合って8年になる恋人がいて……。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
今回は、千葉、実家のある館山と東京。 高齢の父の様子を心配し、館山に移り住む主人公。 父とは不仲だったが、母に先立たれ、一人暮らしをする父親。 会話もしなかった時期、親子でもお互いを知らずに過ごした時間を取り戻していくかのよう。 自分の親ともこんな風に向き合いたいな、と思った。
親がどんどん弱っていく姿を見るのは悲しい事。 それでも、毎日を淡々と大切に過ごす富生。 私は、この本好きだと思った。
作者と同じ年。もしかしたら、親も似た年。父の車がへこんでたって、うちの父も同じことがあったので。どうすれば?って。自分も親も老いていく。どう向き合うか。
みんみんさんの本棚から 小野寺史宜さんの作品は6作品め 東京で暮らしている富生は母が亡くなった後、一人暮らしをしている78歳の父の言動が心配になり帰省します 80歳近くになり離れて暮らしていると、病気、怪我、日頃の生活のことなど心配になることも多いですよね 富生が戸惑いながらも父に寄り添う姿には頭...続きを読むが下がります 淡々とした日常の中で、老いていく父と息子の関係が見事に描かれています 親子の関係、環境は人それぞれです 親が老いてきたときこそ大切にしたい関係 私の場合は、病院嫌いだった父が体調不良で受診し、そのまま自宅には帰れませんでした 「親孝行したい時に親はなし」 本当にそのとおりでした この作品はとても読みやすくて優しかったです 父と娘じゃなく、息子というのも良かったと思いました 個人的なことですが、目の不調で一か月ほど読書ができませんでした なんとか読書ができる状態になり、この作品からレビュー再開です
とてもリアルな会話や描写が続き、知らない人の日常をこっそり側で見ている感覚に落ち入ります。創作にありがちなドラマチックな出来事はない。影もなく日向もない。淡々としたお話。 主人公の介護への知識のなさ(40代ならこんなものだけど)にいらいらしてしまう、介護どっぷり世代の私でした。そして、恋は若いうちに...続きを読むしようよ!好きな人と結婚しなよ!といらいらしながら読みました。この作者は今の若い人のことがきっと私よりよくわかっているのでしょう。幸せは人それぞれですが、今の日本人はほんとにこんなに寂しさに慣れていて良いのでしょうか。そういう意味では若い人たちのことを考えられてよかったです。
2日で読み終えた。面白かったからスイスイ読めた。 いつもの小野寺さん節。会話劇というか、本当に小野寺さん独特の文章。それに最近飽きてきていたのだが、この小説は面白かった。前向きだけじゃなくて、お父さんとのわだかまりとか、自分の恋の色々とかあって。ただ過去のエピソードを間に章立てして挟むほど、過去のエ...続きを読むピソードは大事なのかな?とは思った。まあ、自分も、両親も若い頃はただ親の心配などいらなかった、あの頃、という点では対比でひかったかな。
まずこの表紙を見てください ちょっと切ない(ノ_<) 父・敏男78歳 息子・富生40歳 母が亡くなって舘山で一人で住む父がちょっとおかしい…ほんのちょっとの違和感。 母がいなくなった実家には足が遠のく。 この親子の距離感が何ともリアルです。 特別好きでもない かといって嫌いと言うわけでもない で...続きを読むも心配ではあるのだ。 富生が父の老いを感じ、一つ一つ確認するように 一緒に暮らしていく物語は小野寺さんらしい文章でゆっくりゆっくり進みます 会話文が多いのも小野寺さんらしい 慣れない人にはちょっともどかしいかも… 色々な方のレビューを見たときに、何故8年付き合った彼女と別れて父と暮らすのか?と感じる方が多くいました。 わたしは富生と彼女の関係なら二人が別れたことは良い選択だったのだと思う 作中ちょっと泣きそうになった文 「まかせるよ、富生に」 その言葉はちょっと響く 何だかうれしくもあり、悲しくもある 僕にまかせてくれる父と もう僕にまかせてしまう父 うれしくて悲しい わたしは三姉妹で母親も今のところ元気ですが 88歳になる父は心臓が悪いし最近よく熱を出す。 そのたびにオロオロした母から電話があるけど色々な判断が母はできない(*´-`) この先どんな状況になるのかはわからないけど この富生のようにちょっとだけ先のことを考えていこうと思う。 切なくて優しい物語でした♪
現代と20年ほど前を行ったり来たりしながら物語は進んでていく。自分の親はいつまでも元気でいてくれるような錯覚に陥りがち。親に対する気持ちは、若い頃と変わらないのに、「あれ?」と老いに気付いた時の切なさ。同じ気持ちになったことあるわ…と、共感する場面がたくさんあった。 故郷に残した親が心配だからといっ...続きを読むて、みんなが富生のように実家に戻って生活できる訳じゃないけど、少しでも一緒に過ごせる時間を大切にしようと改めて思った。
本の雑誌社の炎の営業マン、杉江由次さんが Xでおすすめしていたので 久しぶりの小野寺史宜さん、手に取り読んでみた。 杉江さんの感想を読んでみると 「ここのところ正直あまりハマる作品がなかった」とある。 そうなんです。同じ思いです。 今作は一気読みだった。 母を介護(介助)する娘、もしくは確執のよ...続きを読むうな ドロドロ系を読み慣れているので 父と息子の関係はどこかドライなんだなと感じた。 (ケースはいろいろだと思うが) 母親は亡くなり一人暮らしの父親(78歳)に老いを感じ始めた。 息子40歳。 東京から実家の館山に戻りテレワークで仕事をこなす。 サラッと日常が書かれているが、さすが小野寺史宜さん。 彼女との会話、疎遠だった友人たちとの再会など 小説の中の話だが (そういうこともあるよね)と思わせてくれる。 小野寺史宜さん、この先も読み続けようかな。
父と息子の物語 書き下ろし。 現在 一月 四十歳 二十五年前 十五歳 現在 二月 四十歳 十八年前 二十二歳 現在 三月 四十歳 那須野富生40歳は、一人暮らしで高齢の父を心配し、地元館山で暮らすことに。 恋人に相談しなかったことから関係が崩れ始めたが、父78歳との共同生活は、これまで関わりを避...続きを読むけていた自分に、父に似た部分を見つけ、充実していく。 まさに、私が直面している介護問題にヒットした作品。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
あなたが僕の父
新刊情報をお知らせします。
小野寺史宜
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
タクジョ! みんなのみち
いえ
うたう
家族のシナリオ
片見里、二代目坊主と草食男子の不器用リベンジ
片見里荒川コネクション
奇跡集
君に光射す
「小野寺史宜」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲あなたが僕の父 ページトップヘ