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トッカン the3rd おばけなんてないさ
お金の警察とも言われる税務署。しかし税金滞納者の取り立てをする徴収官は、誰からも嫌われがちな存在――ぐー子こと鈴宮深樹は、京橋中央税務署で、とくに悪質な滞納を扱う特別国税徴収官(略してトッカン)の鏡雅愛の下で働く若手徴収官だ。鬼上司・鏡とのコンビも2年目に入り、ぐー子自身もスキルアップ、鏡の罵詈雑言にもちょっぴり口答えできるようになってきた。だが、調子にのりすぎて鏡の故郷・栃木に対する無知をさらし、鏡の怒りを買ったところ、よりによって栃木への出張命令が……。少し成長したぐー子の活躍と、気になる鏡の心の内が明らかに! -
五龍世界 WOOLONG WORLD
五頭の龍の屍の上につくられたといわれる五龍大陸。 とある山に廟をかまえる高名だが悪人面の道士のもとに預けられた少女ユギは、兄弟弟子の左慈とともに修行にはげむ日々を送る。 ある日、追われている幼い少女をかくまったことから、ユギの日常は変わり始める。 少女に嵌められた呪入りの枷の謎、追う金髪の青年牧師の目的は…? ときめきや興奮、感動を盛り込んだ極上エンタテインメントシリーズ! -
卒業するわたしたち
この涙は、どんな涙ともきっと違う。 吹奏楽部の1年後輩の男子に密かに思いを寄せる先輩女子が、告白できずに卒業していく「流れる川」。離婚する妻が夫との最後の会話のなかで、下の名前ではなく「あなた」と呼ばれたことを印象に残す「春の雨」。二十八歳の娘が、仲の良い母の再婚を自分のなかでようやく祝福できる気持ちに至る「母の告白」。 女性アイドルグループのメンバーが脱退することを知った、ある女子ファンの心情を追った「にじむオレンジ」。仲良しの少し不良の女子高生から、上京してしまうために様々なプレゼントをもらうことになる女子小学生を描いた「屋上で会う」。 ――単なる卒業式、恋愛絡みに留まらない、様々な年齢、様々なシチュエーションのそれぞれの卒業模様を精緻に描きとった、どこからでも読むことのできる1話完結の短編集。 文庫巻末対談(対談者・朝井リョウさん)を掲載。 -
不動産男子のワケあり物件
「不動産屋を見たら、まずは詐欺師だと疑え」 俺はそう断言できる。ウチの社長は平気で客を事故物件とか悪条件の部屋にぶち込もうとする。でも、本当に幸せになれる物件を宛てがうことが俺たちの仕事じゃないのか? お客さんが本当に満足できる物件がほかにもあったかもしれないのに、不動産屋の都合で部屋を押しつけるなんて……。 そんな想いを抱えるものの、自分も身元を偽って面接を受けた研修中の身。就職活動がうまく行かなかったとはいえ、本当にこんな不動産屋に就職して良いのだろうか? 物件探しにも役立つ、不動産業界の裏を描いた青春物語。 -
霜の降りる前に
リンダ・ヴァランダー、まもなく三十歳。警察学校を修了して秋からイースタ署に赴任することが決まり、この夏は父クルトのアパートに同居している。久しぶりの故郷で、旧友ふたりとのつきあいも復活した。だが、その友人のひとりアンナがいきなり行方不明に。いなくなる直前にアンナは、彼女が幼いころに姿を消したままの父親の姿を見たと、リンダに告げていた。アンナになにが? 心配のあまり、まだ正式に警察官になっていないからと諫める父の制止を無視し勝手に調べはじめるリンダ。全世界で4000万部突破! スウェーデンミステリの巨匠マンケルの人気シリーズ。 -
セカンドウィンド
傑作青春スポーツ小説が改訂新装版で登場! スポーツ青春小説の第一人者・川西蘭が満を持して放った長編自転車小説の傑作が、改訂新装版で登場! 競売で手に入れた元郵便配達用の自転車をこよなく愛する鳴滝村の中学生・溝口洋。春休みの一日、雲見峠でロードバイクの集団に出会い、その速さに圧倒された瞬間から、洋の青春のギヤは回り始めた。 初めての自転車レースに出場し、名門・南雲デンキ自転車部ジュニアクラブの練習に通い始めた洋。そこで自転車に青春をかける仲間たちとの出会い、反目、初めての熾烈な競争、そして別れを経験する。 夏休み、気ままな自転車乗りに戻った洋は、清姫峠で天才的なヒルクライマー・田村岳と出会った。岳の父の経営する自転車店でバイトしつつ、いつしか友情と自転車への思いを深めていく。そして夏の終わり、洋は岳とともに伝説の激坂「メデューサの一瞥」「天狗の蹴落とし」に挑戦する。 自転車のように、時に加速し減速し、壁にぶつかり、でも着実に前進していく少年たち。峠の先に待つ未来を夢見る少年たちの輝くような一瞬一瞬を描いたこの作品は、スポーツ小説の枠を遠く超えて、読む者の心をとらえて離さない。溝口洋の青春の第一章、今スタート! -
眺めのいい部屋売ります
M・フリーマン、D・キートン主演映画原作。 モーガン・フリーマン、ダイアン・キートン主演、2016年1月公開予定の映画『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』の原作小説。 NYイースト・ヴィレッジに建つエレベーター無しの古いアパート。45年間、5階の部屋に住み続ける画家のアレックスと元教師のルースは、子どもには恵まれなかったものの55年間連れ添い、12歳のダックスフント・ドロシーと幸せで穏やかな日々を送っていた。 ただひとつ、大きな問題が。足腰の弱くなってきた夫婦とドロシーにとって、5階までの階段をのぼることが辛くなってきたのだ。そこで二人は住み慣れたこの部屋を売り、エレベーター付きの物件を購入する計画を立てた。昔は下町だったイースト・ヴィレッジも今ではおしゃれなエリアとなり、二人の部屋にもちょっとした値がつくようになっていた。 ところがアパート内覧会の前日、なんとドロシーが急病に!さらにマンハッタンのトンネルの真ん中でテロ騒ぎが勃発。緊急手術が必要になったドロシーの容態は?テロの動きは?そして不動産交渉の行方は? 夫婦と愛犬が直面した危機と彼らの絆を描く、スリリングでチャーミングなハートフル・コメディ。 -
ジェームズ・ボンドは来ない(角川文庫)
瀬戸内海の小さな島が挑む、映画『007』ロケ誘致活動に女子高生の遥香も加わった。島が少しでも発展すればとの思いからだった。署名運動や“ボンドガール・コンテスト”、記念館設立など、プレハブ小屋の直島町観光協会が主導する活動はすべて手作り。だが、やがて署名数は8万を越え香川県庁も本格的に動き出す。ついには映画会社から前向きな返事が届き島は熱狂するが……。2003年以降、直島を揺るがした知られざる感動の実話。単行本にはなかったロケ誘致運動当時の報道など数多くの画像に加え、著者による序文「まえがきにかえて」も初掲載!追加取材によって明らかになった事実も組み込んだ改訂版!! 【※本作品は紙版の書籍から写真の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。】 -
シグマフォースシリーズX Σ FILES 〈シグマフォース〉機密ファイル
◎累計1500万部のベストセラーシリーズ初の短編集+徹底分析録! ◎人気キャラクターが主人公のシリーズ間の空白を埋めるエピソード!+Σをより理解できる〈分析ファイル〉を収録! ◎セイチャン、タッカー&ケイン、コワルスキが主人公のこれまで明かされなかった物語と〈シグマフォース〉の組織、隊員、敵、彼らが直面してきた事件等を記した、機密書類を収録! ◎実在の組織である国防高等研究計画局(DARPA)傘下の、架空の秘密特殊部隊シグマフォースの世界規模にわたる活躍を描いたストーリーは、歴史的事実と科学的事実がふんだんに盛り込まれており、スピード感とアクションにあふれ、読者をひきつけてやまない。主人公のグレイ・ピアースをはじめとするシグマフォースの隊員たち、および敵も含めたそのほかの登場人物も魅力的で、作品を重ねるにつれて各自の成長や人間関係の変化が描かれているのも、シリーズものならではの特徴である。本書は、これまでのシリーズの間を埋める短編三作に加え、〈シグマフォース〉の組織や隊員、敵、彼らが直面してきた事件について詳細に記した研究文献を収録したものである。 〈収録内容〉 シグマフォース・シリーズ 2・5 『コワルスキの恋 』 シグマフォース・シリーズ 5・5 『セイチャンの首輪』 シグマフォース・シリーズ 6・5 『タッカーの相棒』 シグマフォース分析ファイル 1 シグマフォースとは?/2 隊員プロフィール/3 味方と敵/4 過去の主要任務/5 未来に向かって ■著者プロフィール ジェームズ・ロリンズ James Rollins 1961年イリノイ州生まれ。ミズーリ大学で獣医学の博士号を取得後、カリフォルニア州サクラメントで獣医を開業。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。以後、『ナチの亡霊』『ユダの覚醒』『ロマの血脈』『ケルトの封印』『ジェファーソンの密約』『ギルドの系譜』などを経て、2015年12月全米刊行予定の“The Bone Labyrinth”に至るまで、シリーズは十作(『ウバールの悪魔』も含めると十一作)を数える。歴史的事実に基づきながら、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。 ジェームズ・ロリンズのオフィシャルサイト ■http://www.jamesrollins.com ■訳者プロフィール 桑田 健 Takeshi Kuwata 1965年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒。主な訳書に『痛いほど君が好きなのに』(ヴィレッジブックス)、『すべてはゲームのために マイ・ストーリー』(ソニーマガジンズ)、『ウバールの悪魔』『マギの聖骨』『ナチの亡霊』『ユダの覚醒』『ロマの血脈』『ケルトの封印』『ジェファーソンの密約』『ギルドの系譜』(以上竹書房)、『オバマノミクス――「持てる者への優遇の経済」から「持たざる者への思いやりの経済」へ』(サンガ)、『地球 驚異の自然現象』(河出書房新社)がある。 -
チンギスの陵墓
その墓が暴かれし時、世界は終わりを迎える〈神の目〉が映し出した人類の未来、そこには崩壊するアメリカの姿が……「真実」とは何か? 「現実」とは何か?全世界で日本でベストセラー!シリーズ最新作!◎待望の〈シグマフォース〉シリーズ、最新第8弾! ギルドとの長い闘いを終えた〈シグマフォース〉に最大の悲劇と危機が訪れる!◎謎の組織〈ギルド〉との長い闘いを終えた〈シグマフォース〉。だが、休む間もなく新たな脅威に直面する。彗星の尾に接近した軍事衛星が地球に墜落するが、その衛星から送られてきた最後の画像には、廃墟と化したアメリカ東海岸の“未来”が映っていたのだ……。◎ヴァチカンのモンシニョール・ヴィゴー・ヴェローナとその姪レイチェル・ヴェローナが三作ぶりに登場するほか、前作『ギルドの系譜』で明らかになったセイチャンの過去に関しても新たな展開が!◎〈あらすじ〉ダークエネルギーの調査をしていたアメリカの軍事衛星が、彗星の尾に接近した後、地球に墜落する。通信が途絶える直前に衛星から送られてきた画像がとらえていたのは、廃墟と化した“四日後の”アメリカ東海岸だった。一方、ローマのヴィゴー・ヴェローナのもとに届いた古い頭蓋骨にも、四日後に地球が滅びるとの予言が記されていた。シグマフォースのペインター・クロウ司令官は、モンク・コッカリスたちを派遣し、ヴィゴーとその姪のレイチェルとともに、頭蓋骨の送り主がいるアラル海に向かわせる。その頃、死んだと思われていた母親の行方を探してマカオを訪れていたセイチャンが、何者かに拉致される。グレイ・ピアースとジョー・コワルスキは、セイチャン奪還のため北朝鮮の平壌に乗り込んだ。◆歴史的事実に関して――チンギス・ハン(1162年5月31日―1227年8月25日)モンゴル帝国・初代皇帝(1206年~1227年在位)。互いに抗争を繰り返していた大小様々なモンゴルの遊牧民諸部族を一代で統一。その後、中国北部・中央アジア・イラン・東ヨーロッパなどを次々に征服、モンゴル帝国の基盤を築き上げた。この帝国は、当時の世界人口の半数以上を統治しており、人類史上最大規模の世界帝国である。彼の死後、帝国は百数十年を経て解体されたものの、その影響力は中央ユーラシアにおいて生き続け、遊牧民の偉大な英雄として、特に故国モンゴルにおいては〈神〉として、国家創建の英雄として称えられている。血に飢えた暴君というイメージがある一方で、チンギスは先進的な考えの持ち主でもあった。初めて国際的な郵便制度を確立し、外交特権という概念を取り入れ、政治の場に女性を登用した。そして、それまでに類を見ないほど宗教に対して寛容だった。彼の死後、部下たちは葬儀や墓の建設に関わったものたち全員を抹殺した。そのため何世紀にもわたって調査が行なわれているにもかかわらず、陵墓の所在地は現在に至るまで謎のままである。陵墓には征服した土地から奪った財宝が隠されているとの噂がある■著者プロフィールジェームズ・ロリンズJames Rollins1961年イリノイ州生まれ。ミズーリ大学で獣医学の博士号を取得後、カリフォルニア州サクラメントで獣医を開業。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。以後、『ナチの亡霊』『ユダの覚醒』『ロマの血脈』『ケルトの封印』『ジェファーソンの密約』『ギルドの系譜』“The 6th Extinction”(2016年春発売予定)などを経て、二〇一五年夏刊行予定の“The Bone Labyrinth”(日本版は2016年秋発売予定)に至るまで、シリーズは十一作(『ウバールの悪魔』も含めると十二作)を数える。歴史的事実に基づきながら、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。ジェームズ・ロリンズのオフィシャルサイト■http://www.jamesrollins.com■訳者プロフィール桑田 健Takeshi Kuwata1965年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒。主な訳書に『痛いほど君が好きなのに』(ヴィレッジブックス)、『すべてはゲームのために マイ・ストーリー』(ソニーマガジンズ)、『ウバールの悪魔』『マギの聖骨』『ナチの亡霊』『ユダの覚醒』『ロマの血脈』『ケルトの封印』『ジェファーソンの密約』『ギルドの系譜』『Σ FILES〈シグマフォース〉機密ファイル』(以上竹書房)、『オバマノミクス――「持てる者への優遇の経済」から「持たざる者への思いやりの経済」へ』(サンガ)、『地球 驚異の自然現象』(河出書房新社)がある。 -
ジェリコ街の女
モース警部がジェリコ街に住む女アンに出会ったのは、あるパーティの席上だった。すっかり意気投合した二人は再会を約すが、数ヶ月後、彼女は自宅で首吊り自殺を遂げた。はたして本当に自殺なのか?モースにはどうしても納得がいかなかった。やがてアンの家の近所で殺人事件が起こるにおよび、モースの頭脳はめまぐるしく動き始めた。前作に続き英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞を連続受賞した傑作本格ミステリ -
なんでもない一日 シャーリイ・ジャクスン短編集
人間の裡に潜む不気味なものを抉り出し、独特の乾いた筆致で書き続けたシャーリイ・ジャクスンは、強烈な悪意がもたらす恐怖から奇妙なユーモアまで幅広い味わいの短編を手がけたことでも知られている。死後に発見された未出版作品と単行本未収録作を集成した作品集Just an Ordinary Dayより、現実と妄想のはざまで何ものかに追われ続ける女の不安と焦燥を描く「逢瀬」、魔術を扱った中世風暗黒ゴシック譚「城の主」、両親を失なった少女の奇妙な振るまいに困惑する主婦が語る「『はい』と一言」など、悪意と妄念、恐怖と哄笑が彩る23編にエッセイ5編を付す。本邦初訳作多数。/収録作=「序文 思い出せること」「スミス夫人の蜜月(バージョン1)」「スミス夫人の蜜月(バージョン2)――新妻殺害のミステリー」「よき妻」「ネズミ」「逢瀬」「お決まりの話題」「なんでもない日にピーナツを持って」「悪の可能性」「行方不明の少女」「偉大な声も静まりぬ」「夏の日の午後」「おつらいときには」「アンダースン夫人」「城の主」「店からのサービス」「貧しいおばあさん」「メルヴィル夫人の買い物」「レディとの旅」「『はい』と一言」「家」「喫煙室」「インディアンはテントで暮らす」「うちのおばあちゃんと猫たち」「男の子たちのパーティ」「不良少年」「車のせいかも」「S・B・フェアチャイルドの思い出」「カブスカウトのデンで一人きり」「エピローグ 名声」 -
杉原千畝
今年最高の感動超大作映画を完全ノベライズ。 杉原千畝は1900年、岐阜に生まれた。父親からは医者になるよう命じられていたが、語学への志高く、家出同然で上京する。外務省の留学生募集に見事合格、杉原は満洲の地ハルピンでロシア語を学ぶことになる。そのまま彼の地で外交官としてのキャリアをスタートさせた杉原だが、堪能な語学力と独自の情報収集能力でソ連との北満鉄道譲渡の交渉を成功させる。しかしソ連からは「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」とされ、杉原はリトアニア行き命じられる。 リトアニアでも日本政府のために重要な情報収集を続けていた杉原だったが、1939年、ドイツがポーランドへ侵攻を開始し第二次世界大戦が始まると、ナチスの迫害を受けたユタヤ人の人々が、彼のもとへと日本の通過ビザを求めて集まってくる。政府に了承を得ようとする杉原だったが、もはや一刻の猶予もならず、自らの判断でビザを発給することを決意するのだった。 第二次世界大戦開戦直後、、軍靴の響き高鳴るヨーロッパ・リトアニアの地で、ユダヤ難民の人々にビザを発給し続け、6000人の命を救ったとされる日本人外交官、杉原千畝。彼の真実に迫る感動の超大作映画を完全ノベライズ。 -
工場日記
新進のうら若き女性哲学教師が教職をなげうち、未熟練の女工として工場に飛び込んだのは、市井の人びとの疎外状況を身をもって知るため、というだけではなかった。「人間のありのままの姿を知り、ありのままを愛し、そのなかで生きたい」という純粋かつ本質的な欲求による、やむにやまれぬ選択であった。だが、現実には激しい労働と限りない疲労に苛まれ、心身は限界に達する。過酷な日々を克明に綴った日記は問いかける、人間性を壊敗させる必然性の機構のなかで、はたして人間本来の生は可能なのか――。これは極限の状況下でひとりの哲学者が自己犠牲と献身について考え抜いた、魂の記録である。 -
10 -ten-
理想のラグビーとは何か。頂点に挑む男たちの熱き闘い! 大学リーグ四連覇を目指す強豪・城陽大ラグビー部が初戦に大勝した夜、名監督の誉れ高い進藤元が急死。チームは、ヘッドコーチから昇格した七瀬龍司に引き継がれた。七瀬は城陽OBではなく、進藤監督の高校時代の教え子で、半年前にヘッドコーチに就任したばかりだったが、亡き監督が生前、七瀬を後継者にしたいという意向を伝えていたのだ。動揺する選手たちに対して七瀬は、従来の城陽の「型に縛られた」プレースタイルにとらわれず、選手の自主性を促し、相反する戦術を試みようとしていた。そのことに、亡き監督の息子でもあるキャプテンの進藤直哉は反発。OBも介入し、チーム内には不協和音が……。新たな戦術にこだわる七瀬の真意とは。そして、最後に栄冠をつかむのは誰か!? -
シャーロック・ホームズ最後の挨拶【深町眞理子訳】
“およそ信じがたい異様な体験をした。それにつきご相談申しあげたし”――退屈に苦しむ名探偵ホームズに持ちこまれた、怪奇な雰囲気が横溢する事件「〈ウィステリア荘〉」。大英帝国の命運がホームズの推理にゆだねられる「ブルース=パーティントン設計書」。ワトスンが目にした、ベッドに横たわるホームズの衝撃的な姿「瀕死の探偵」。そしてシリーズの異色作の表題作のほか、全8編を収録する短編集。登場から一世紀以上がたったいまでもなお、さまざまなかたちで映像化されるなど、世界じゅうの人々を魅了する名探偵の事件簿。/収録作=「〈ウィステリア荘〉」「ボール箱」「赤い輪」「ブルース=パーティントン設計書」「瀕死の探偵」「レイディー・フランシス・カーファクスの失踪」「悪魔の足」「シャーロック・ホームズ最後の挨拶 ──ホームズ物語の終章」「解題=戸川安宣」「解説=日暮雅通」 -
白い疵(きず)
熱狂とともに現れたのは英雄か、危険人物か!? 沈みゆく日本を救うべく、豪胆で情熱的なカリスマが誕生した。牙を剥く国家権力、秘められた白い疵の謎。男はこの国をどこへ導くのか!?著者3年ぶりの書き下ろしで、新境地の政治サスペンスを描く! 【あらすじ】 元警視庁の敏腕SP・黒木莉子、ある出来事をきっかけに退職に追い込まれ、いまは神保町で零細探偵事務所を開いている。不景気で事務所を畳もうとした矢先、警察官僚からひそかに依頼された仕事は、政治学者・月尾雄大のボディガードだった。月尾は首相の政策秘書として3・11福島第一原発事故の修羅場を乗り切った英雄である。財政破綻し沈みゆく日本を救うべく大胆な国政改革を訴えて絶大な支持を集め、その政界入りが期待されていた。 拳銃も持たない丸腰の民間人に要人警護ができるのか――。莉子は悩みつつも月尾の警護に当たる。月尾は荒ぶる雄牛のごとく、行く先々で驚くべき豪胆さ、行動力を発揮し、冷徹に障害物を排除して突き進んでいく。まさに日本を救うカリスマに相応しいその姿に、大衆は魅了され群がる。しかし国政トップを狙う月尾には隠された過去と目的があった。さらにヒットマンのきな臭い噂が……。国家権力は月尾を敵と定めたのか。莉子は見えざる敵の手から月尾を守れるのか。そして月尾は、この国をどこへ導こうとしているのか!?
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