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途中までは、昭和40年代の海外パック旅行紀行文かと心配になるくらいでしたが、
やっとこみ入った事件が起き、引き込まれました。読み終えると、いつもの松本清張氏
らしい社会派推理小説でした。
また清張の文章力に脱帽
前半、なかなか事件が起きない。駄作かと思いきや中盤を越えると、がぜん清張の文章力が冴えてくる。さては一番怪しく無い者が犯人か?と、読者の期待通りのストーリー展開になってきた。ところが最後は想像だにしない結末が!!
恐るべき清張の文章力です。
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