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深田恭子主演のドラマ原作。ドラマ版では主人公が大富豪・神戸喜久右衛門の孫娘に変わったが、原作の主人公は喜久右衛門の息子・神戸大助。キャデラックを乗り廻し、最高のハバナの葉巻をくわえた“富豪刑事”こと神戸大助が、迷宮入り寸前の五億円強奪事件を、密室殺人事件を、誘拐事件を、次々と解決してゆく。金を湯水のように使って。
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「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」
2020年7月16日~ フジテレビほか 声の出演:大貫勇輔、宮野真守
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
大富豪の刑事が有り余るお金を湯水の如く使って事件を解決していく。4編の短編それぞれに違ったミステリ的趣向が凝らされていてとても面白かった。登場人物の個性も際立っていて、時折クスリとさせられるユーモアが絶品である。実験的な書き方が楽しい「富豪刑事のスティング」がお気に入りだ。
名探偵が大富豪なのである。主人公は神戸(かんべ)大助、まだ若手の、一介の刑事に過ぎないのだが、とにかく家が金持ちなのだ。時効真近の五億円強奪事件の犯人逮捕に、社長密室殺人事件のトリック解明に、五百万円の身代金のかかった誘拐事件の解決に、敵対関係にある暴力団同士の一触即発合同食事会の警備に、私財をい...続きを読むくら投じても良いのだ。 …という設定を生かした大助さんの人物像と捜査手腕を拝むだけでもじゅうぶん面白いのに、奥行きを感じさせるサブキャラ陣の描き方、実験性すらある思い切った省略話法、大胆にメタフィクションで遊ぶ語り口、そのどれもが効果的過ぎて、めちゃめちゃ楽しかった。 さらに、推理小説界に対してはきちんと仁義を切ってみせる律儀(?)な一面も感じられ…全方面抜かりなし。 短編四作で完結というこの規模感も、コンパクトで読みやすい反面もっと欲しくなってしまう物足りなさがあるが、この四作で変化するところと変化しないところのバランスが絶妙で、これはこれで完成なのだという説得力がある。完成とはいっても、何かの「原作」にしたくなる余地がたっぷりあって、ドラマ版もアニメ版も楽しそう(未見)。 筒井康隆ってよく知らなかったけれど、すごい人だということはわかった。
タイトルと”筒井康隆の推理小説”に興味を惹かれて読んでみた。富豪刑事と聞いてなんでも金で解決する成金の卑しい刑事を想像してたけれど、自分の予想を遥かに超えた大大大金持ちで拍子抜けするような展開ばかりでおもしろかった。推理小説にしては怪しい犯人は常に1人しかいないんだけど、そのトリックを解く過程が好き...続きを読むな人は楽しめるかもしれない。筒井康隆の文中に挟む言い訳のような吐露も個人的に新鮮で、こういう作者の正直な胸中があからさまに書かれたおかげでちょっとクスッと笑える、おおらかな推理小説に感じた。
おびのりさんにお薦めをお願いしてもらった筒井康隆作品です。ありがとうございます! 紹介していただいたのはずいぶん前で、ずいぶん前に購入していたので、積読本に埋もれて探せなくて読むのが遅くなりました。最近、積読本をちょっとだけ片づけたのです。 キャデラックを乗り廻し、最高のハバナの葉巻をくゆらせた...続きを読む”富豪刑事”こと神戸大助が迷宮入り寸前の五億円強奪事件を、密室殺人事件を、誘拐事件を…次々と解決してゆく。金を湯水のように使って。靴底をすり減らして聞き込みに歩く”刑事もの”の常識を逆転し、この世で万能の金の魔力を巧みに使ったさまざまなトリックを構成。SFの鬼才がまったく新しいミステリーに挑戦した傑作ー文庫うらすじより。 主人公の刑事神戸大助はホテルオーナーの父である神戸喜久右衛門の財産を使って、難事件をお金をトリックに使って、じゃんじゃん解決していくという一風変わったミステリーですが小粋でとても面白いです。 時々、演劇を思わせるような演出場面があったり、ミステリーなのに笑いを誘うという筒井康隆氏の本領発揮のミステリーではないでしょうか。 特に最終話「ホテルの富豪刑事」は笑える展開が続きました。 文庫発行が昭和59年になっていますが、古臭さは全くありませんでした。 深田恭子主演でドラマ化というのも納得でした。
アニメの富豪刑事が3周してしまうほどとても面白く、原作も気になったので購入。 アニメと原作では神戸大助自身、登場人物、設定など全く違ったので最初は戸惑ってしまい、少し読んだだけで放置しちゃったけど、改めてちゃんと読んだら「なんでこの面白さに気づけないまま読むのを諦めてしまったのだろう?」と思うほど...続きを読む楽しく読めた作品。 78年に発行されたものだからかなり前の作品だけど若者の私でもするすると読めた。あっという間に読み終わっちゃったから寂しい気持ちになったけど、またクスッと笑いたい時に読もうと思う。
ミステリーとしてではなく、エンタメ、コメディとして読む本。 独特の言い回しが筒井康隆好きにはたまらない。
著作(そんなに数読んでないけど)の中では好きなタイプ。ユーモアも古い時台の煙臭いブラックではなくてただ金が余ってるおぼっちゃま金持ち刑事が桁違いの金で(本人は至って真面目に)事件を解決するその荒唐無稽さが良い。作った会社が黒字になって激怒してる父親も面白い。あとがきにもあるように登場人物の発想だけじ...続きを読むゃなくてミステリも「お約束」にならず毎回違うアプローチでしっかり作られて表現方法もひねられてるので読める。アニメ化は富豪の刑事が金でクールに解決って感じでときめけるけどそれじゃ筒井康隆じゃないんだよなぁ。
何回読んでも面白い。 大好き。 最近の人には良さがよくわからないみたいだが。 アニメから入ってつまらないって、 あのさぁ…
匿名
アニメから
アニメの富豪刑事Balance: Unlimitedが個人的に大変面白かったので原作も気になっていました。他のレビューを拝見してアニメと原作はだいぶ違うと知りましたが、また違った富豪刑事を味わってみたく購入に至りました。 アニメと原作で登場人物やキャラの違いに多少困惑はしましたがストーリー自体は個人...続きを読む的に楽しめたので良かったです。
好きな作品。筒井康隆らしいユーモアがあると思う。細かいことは気にせず、設定とテンポの良い話を楽しむ本。いろいろつっこみながら読むのも面白い。もっと悪ふざけしてお金を使ってほしい。
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