ゼロの焦点

ゼロの焦点

小説・文芸
990円 (税込)

4pt

前任地での仕事の引継ぎに行って来るといったまま新婚一週間で失踪した夫、鵜原憲一のゆくえを求めて北陸の灰色の空の下を尋ね歩く禎子。ようやく手がかりを掴んだ時、“自殺”として処理されていた夫の姓は曾根であった! 夫の陰の生活がわかるにつれ関係者がつぎつぎに殺されてゆく。戦争直後の混乱が尾を引いて生じた悲劇を描いて、名作『点と線』と並び称される著者の代表作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ゼロの焦点
  • タイトルID
    :
    133778
  • ページ数
    :
    481ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ゼロの焦点 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    かなり以前、中学生の時に読んだのですが、今回はオーディブルで聴いてみました。
    前回読んだ時よりも圧倒的に話が伝わってきて、あっと言う間に聴き終わりました。
    松本清張の物語はいつの時代でも読者を惹きつけて離しませんね。
    また違った作品も読み直してみたいです。

    0
    2026年08月27日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ松本清張です。

    日本海側の厳しい寒さがよく伝わりました。
    サスペンスの終盤によく出てくる日本海の源流を味いました。
    日本海の寒風は寒いんだなと!

    東京でお見合い結婚して、新婚旅行後に勤務地の石川に戻った旦那さん。石川勤務をしていた旦那さんが東京に戻ってくるはずなのに、いくら待っても、旦那さんが帰ってこない…
    そんなところから話は始まりまして

    夫が帰ってこなくて、旦那のことで知ってることが少ない主人公と共に、少ない手がかりを元に真実を追う話が、次のページへと読み進めいと思える作品でした。

    最後のシーンも好きで、日本海の厳しさを知った上での行為に後ろめたさや懺悔の気持ちを抱えていたんだなと感じました。

    0
    2026年03月05日

    Posted by ブクログ

    出張したまま行方不明となった夫を探す新妻。次々と意外な事実が明らかになり知らなかった夫の顔が浮かび上がる。警察は完全に脇役で、想像を働かし推理する妻が物語を動かしていく。夫の愛を信じたい一心で真実を追い求める新妻の姿が健気で、頼もしくもある。

    0
    2026年02月04日

    Posted by ブクログ

    石川、特に能登半島を舞台とした小説であり、文学紀行で朝日新聞で紹介された。あまりにも有名な小説でドラマや映画になっているので読んだはずであるがあまり記憶がない。敗戦直後の話であり、立川警察が出てくるので、多摩地域の学生は歴史的な事実を知るであろう。

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    二桁年振りの松本清張、再読3冊目。
    羽咋や和倉温泉が懐かしかった。相変わらずストーリーはほぼ忘れているので、とても新鮮でした。
    ・・・そうですね、みなさん仰るように個人情報ダダ漏れですな。

    0
    2025年07月07日

    Posted by ブクログ

    素晴らしかった!出張先の金沢で突然失踪した新婚間もない36歳の鵜原憲一の足取りを追って、彼の死を推理していくのが刑事とか探偵の視点ではなく、残された若き妻である禎子というのがおもしろい。

    いなくなった夫はどこに行ったのか、捜索する禎子は直感を働かせて推理して裏どりしていく。職業的に訓練されたわけでもない彼女が、鋭い直感を駆使して事件の真相を暴いていくのだ。禎子の中にそのような能力が芽生えていく瞬間を的確に描いているのが、松本清張の凄いところだ。

    「この時、はっきりと禎子は意識した。夫には女がいる。自分の知らない女が。そして、自分よりずっと前から夫のそばにいる女が。それは確信のような直感であった。人間は意識の下にぼんやりと感じていても、それが明瞭には上に出てこないことがある。そのことが具体的な思考となるのは、外界の具象的な刺激を受けて、表面に引き出されてからではなかろうか。思索的な分析がそれから始まる。あたかも禎子の中の分析がそのような形を取った。」

    ミステリーといジャンルは、ストーリーの筋がドライブするが、人間描写の深さが作品の質に大きく影響すると改めて感じた読書体験だった。

    0
    2026年09月03日

    Posted by ブクログ

    「推理小説の結末が気になって寝る間も惜しんで頁をめくる」というベタベタな読書体験ができた。松本清張の代表作のひとつ。”動機”を重要視する清張先生らしく、意外なところに収束してゆく結末には素直に驚かされ、『ゼロの焦点』というタイトルの重みも後からじわじわと感じた。途中やや冗長な感じがするものの、情報と論点が次々に整理されてゆくので読みやすい。しかし昭和30年代といえば私の両親が生まれた頃だけど、こんな時代だったのだな。戦争の傷も癒えきらず、お見合い結婚が普通にあって、個人情報保護とか皆無で……。禎子がお見合い結婚したばかりの夫・憲一のためになぜこれほど一生懸命になるのか、そして憲一も久子がいるのになぜお見合い結婚をすることになったのか、疑問だったが、それはそういうものだったとしか言えないのかもしれない。

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    80年近く経つのに、作者と題名は知っている、つまり名著なのだろう。所々現れる昭和感がすごくいい。古めかしい物とか価値観とか、おもむろに人前でタバコ吸ったりテレビでパンパンの女とか言ったりして。占領期の女性の暮らしを抽出して一つの事件に落とし込んだとしたら、社会派ということなのか。
    色々な要素がどんどこ出てきて、なんとなく怪しいやつが少しずつ退場していって、禎子と同じ状態で路頭に迷って面白かったんだけど、あえてなのか同じことをくどくどかいていたり、突然禎子が脳内で謎を長尺でスラスラ解き始めたりして、最近のミステリーとのギャップ。

    0
    2026年08月05日

    Posted by ブクログ

    映画を観たことがあったので結末は知っていましたがとても興味深く読みました。
    時代設定は戦後まもなくなので、よくドラマや映画で見たことのある、いわゆるパンパンと呼ばれていた女性たちが登場したり、個人情報保護の概念が無かった時代でしょうから捜索方法も今では全く成り立ちませんが、その時代の空気感を感じられました。
    後半になってくると、主人公の女性がそれまで調べたことを頭でまとめようとするシーンが何度か出てきますが、さっきも同じようなことを書いてなかったかなと思うことが多々あって、ちょっとうるさく感じました(松本清張を始めて読んだのでよく用いられる手法なのがどうかわかりませんが)。
    私は結末を知っていましたが、犯人がわかるのがちょっと唐突じゃないかと思いました。

    0
    2026年07月26日

    Posted by ブクログ

    よく分からないままとんでもない男と結婚しちゃった妻目線で進む。口封じのために次々と容易く殺されてばかり。戦後の日本と女性の様子が覗けて勉強になった。読み終えて改めて、そういうことね。。表紙を眺めました。

    0
    2025年12月08日

ゼロの焦点 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ゼロの焦点
  • タイトルID
    :
    133778
  • ページ数
    :
    481ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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