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天使が導いた奇跡
主人公が父親を見て言うように、この話も
神経質になりすぎないところが良いのでしょう。
以下、気が付いたことを書きます。
〇初めの出会いのシーンには、後でわかることが
隠れている。その時のヒロインが
どういう気持ちだったかということだ。
また、巻頭からオマージュが見え隠れし始める。
1.引用されているマーローと同じころの、
あの有名な劇作家の奥さんは8歳上だった。
2.主人公たちは待っていたのか?「ゴドー」を。
3.主人公がずぶぬれになって会いに来る場面。
マーローの『ヒーローとリアンダー』を思わせる。
もしかして、「鮎太」でもある?
そういえば魚の絵が大事にされている。
〇主人公たちの周りに起きる大人や同世代の人の動きは、
彼らの生死や性の問題と平行したり、対照されたりし、
野卑なものさえ単に全面的に避けるべきものでもない。
〇主人公は過度の神経質を避け、助言や自らの向上心で
そして、良いものも悪いものも含めてやや多い偶然
にも助けられて一筋の道を歩む。
それは、平凡で厳しい現実をかいくぐるようにして
彼らのためだけに、天使が用意した道だったようだ。
〇「卵」とは象徴的な題名だ。
ヒロインをモデルにしたクロッキーは、もっと本質を
捉えた「ほんもの」を産み出さずに終わるのか?
Posted by ブクログ
どうすればいいかわからない。助けてほしい。
高画質すぎるグラフィックと、若くて太い感情がこの短い2時間の間で流れ込んできて、脳が誤作動を起こしてる。
歩太は、まさに、魂の線が細くて、お湯で薄めすぎてしまったコーヒーの味(読んでる間に思いついた)がするんだと最初は思ってたけど、読み終わった後味は、本当に濃くて濃くて濃くて胸焼けしそうなものだった。
疲れた。
村山由佳のエネルギーには恐れ入る。このくらいの胆力がないと還暦を過ぎてあの生命力に満ちた品のある美しさは出せないのかな。お目にかかったとき(1/11)すごくしなやかで綺麗な人だ!ってメロメロになっちゃったけど、今(1/15深夜27時)現在、なんかもう怖い。これを書いた時村山由佳は29歳らしい。どんな青春時代を送ってきたのか、おそらくゆりこの5億倍もの力で世界を駆けずり回ってたに違いない。
すぐに続きを読まなきゃ!って思ったけど、読みたくない!とも思うから不思議。こんな気持ちになるのは初めて。
だってこんな世界を知ってしまったらさ、自分は全てを持っていて、逆にいうと全てを持っていないという気持ちになっちゃうじゃん。
誰か今の私に細い線画をつけてほしい。
私を導いてくれる、納得が欲しい。
何かに納得してないわけじゃない、いま私は戸惑っている
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