作品一覧

  • 鳴くかウグイス~小林家の受験騒動記~
    3.5
    1巻880円 (税込)
    小林真由美(こばやしまゆみ)は家計に子育てにてんてこまいの毎日。夫の給料は半減し、長女は勉強嫌いで遊んでばかり。そんな折、長男の隆也(たかや)が中学模試を受け、予想外の好成績を収める。難関私立も夢ではない状況に、真由美は奮然と立ち上がる! 学習塾で繰り広げられるユニークな勉強法や心に染み入る温かな家族の絆など、お受験に関わった人もそうでない人も楽しめる爽快長編!
  • 女形
    4.0
    1巻859円 (税込)
    歌舞伎の名門茗荷屋の松之助が京都公演中に突如苦悶し、変死した。同夜、東京の舞台でも大旦那松次郎が蜂に刺されショック死する。名優父子はなぜ同時に死なねばならなかったのか?大部屋役者の堀内すみれは事件を追う。名門をとりまく凄絶なる愛憎劇か?乱歩賞作家が挑む、驚きに満ちた歌舞伎ミステリー!!
  • マッチメイク
    3.8
    1巻764円 (税込)
    プロレス団体の総帥ダリウス佐々木が対戦直後に急死した。額の傷からは蛇毒が。大観衆の見つめる中、何が起こったのか?新人レスラー山田聡は同期の本庄と謎を追い始めるが、それが第2の悲劇を生む。プロレスに全てを懸けた者が決して許せなかったこととは?感涙がとまらない第49回江戸川乱歩賞受賞作。

ユーザーレビュー

  • マッチメイク

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新大阪プロレスの看板であるベテランレスラー、ダリウス佐々木が試合中に毒殺される。その真相を突き止めるべく、新人レスラーの山田聡と本庄優士はそれぞれで奔走するのだが……。
    虚々実々のプロレス業界で生き抜くためには、清濁併せ呑んでもリングにしがみついていくしかないが、武田はそうではなかった。新大阪プロレス随一の実力者でありながらも、長年前座レスラーを務めている丹下五郎のようにはなれなかった。なろうとしなかったのかもしれない。
    ミステリとしても面白く、終盤では展開が二転三転する。肝心な試合描写もしっかりしていて、過酷なトレーニングを経てプロレスラーが鋼の肉体を得ていくのが着実に感じ取れる。
    昭和から

    0
    2021年06月06日
  • 女形

    Posted by ブクログ

    ミステリーだとは知らず、歌舞伎ものと言う事で読んでみたので意外な内容に驚きましたが結構面白く読めました。
    ミステリーとしてもよく考えられていますが、歌舞伎役者たるものの凄さ、偉大さもよく伝わりました。特に踊りのシーンなど文章で表現するのはかなり難しいと思うのに、想像出来てしまうのがすごい!
    登場人物もユニークで、歌舞伎に興味ある人なら面白く読めると思います。

    0
    2013年06月18日
  • マッチメイク

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一気に読んでしまった。
    プロレスのことはよくわからないが、スリリングだった。
    登場人物は、完全なる悪人も善人もいない。山田が犯人の武田に殺されかける場面は
    ハラハラした。

    0
    2013年03月23日
  • マッチメイク

    Posted by ブクログ

    新大阪プロレスの総帥ダリウス佐々木が、試合中、大観衆の目の前で殺された。
    なぜ? 誰が? どうやって? 新人レスラーの山田がダリウスの死の謎を追うと同時にプロレス界の裏と表を暴く。
    久しぶりに、大魚を釣り上げたといった感じでしょうか。とても面白かったです。
    躍動感あふれる文章、次々と明かされていく人間関係、そして読者の好奇心を満足させるプロレス業界の裏側。
    山田が犯人に追い詰められていくシーンの緊迫感がちょっと物足りなかったような気がしますが、それでも十分面白かったです。この本は、一年に一冊、出会えるかどうかの傑作だと思います。

    0
    2009年10月04日
  • マッチメイク

    Posted by ブクログ

    ミステリとしてよりはプロレス礼賛の話として読んでしまったような気がする。
    白いマットの上での舞台芸術。プロレスを嗤うことはワーグナーを否定する、甘ったるいイタリアオペラに指を立てるに等しい。

    0
    2014年03月30日

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