不知火京介のレビュー一覧

  • マッチメイク

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    ネタバレ

    新大阪プロレスの看板であるベテランレスラー、ダリウス佐々木が試合中に毒殺される。その真相を突き止めるべく、新人レスラーの山田聡と本庄優士はそれぞれで奔走するのだが……。
    虚々実々のプロレス業界で生き抜くためには、清濁併せ呑んでもリングにしがみついていくしかないが、武田はそうではなかった。新大阪プロレス随一の実力者でありながらも、長年前座レスラーを務めている丹下五郎のようにはなれなかった。なろうとしなかったのかもしれない。
    ミステリとしても面白く、終盤では展開が二転三転する。肝心な試合描写もしっかりしていて、過酷なトレーニングを経てプロレスラーが鋼の肉体を得ていくのが着実に感じ取れる。
    昭和から

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    2021年06月06日
  • 女形

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    ミステリーだとは知らず、歌舞伎ものと言う事で読んでみたので意外な内容に驚きましたが結構面白く読めました。
    ミステリーとしてもよく考えられていますが、歌舞伎役者たるものの凄さ、偉大さもよく伝わりました。特に踊りのシーンなど文章で表現するのはかなり難しいと思うのに、想像出来てしまうのがすごい!
    登場人物もユニークで、歌舞伎に興味ある人なら面白く読めると思います。

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    2013年06月18日
  • マッチメイク

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    ネタバレ

    一気に読んでしまった。
    プロレスのことはよくわからないが、スリリングだった。
    登場人物は、完全なる悪人も善人もいない。山田が犯人の武田に殺されかける場面は
    ハラハラした。

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    2013年03月23日
  • マッチメイク

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    新大阪プロレスの総帥ダリウス佐々木が、試合中、大観衆の目の前で殺された。
    なぜ? 誰が? どうやって? 新人レスラーの山田がダリウスの死の謎を追うと同時にプロレス界の裏と表を暴く。
    久しぶりに、大魚を釣り上げたといった感じでしょうか。とても面白かったです。
    躍動感あふれる文章、次々と明かされていく人間関係、そして読者の好奇心を満足させるプロレス業界の裏側。
    山田が犯人に追い詰められていくシーンの緊迫感がちょっと物足りなかったような気がしますが、それでも十分面白かったです。この本は、一年に一冊、出会えるかどうかの傑作だと思います。

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    2009年10月04日
  • マッチメイク

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    ミステリとしてよりはプロレス礼賛の話として読んでしまったような気がする。
    白いマットの上での舞台芸術。プロレスを嗤うことはワーグナーを否定する、甘ったるいイタリアオペラに指を立てるに等しい。

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    2014年03月30日
  • 鳴くかウグイス~小林家の受験騒動記~

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    受験、それも中学受験をテーマにしている話ってあまりないので、興味深く読んだ。
    隆也も京羽も理想的な子供過ぎて、、、どこにいるのかしら、こんなすごい子(笑)。いくら素養があっても、いくら本人のやる気満点でもあんなにうまくいくもんかしら。だとしたら、うちにもほしいわぁ(笑)。
    お母さんも常に努力努力の人だし、ちょっと長女は荒れ気味だけど、なんて理想的な家族かしら。

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    2013年09月26日
  • マッチメイク

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    若手レスラーである主人公の、プロレスに対する情熱や若者らしい単純さなどがよく描けていて好感が持てます。丹下という「門番」も魅力的に描かれていますし、試合やトレーニングのシーンに躍動感があり魅力的です。
    ただ、先がミエミエの展開ですし、被害者の立場や脱税疑惑などといった伏線があまり活かされていないので、ミステリーとして不満が残りました。

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    2013年09月13日
  • 女形

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    歌舞伎役者が板の上で殺される、なんざぁ、ツウにはよくある話でござんしょうが、ふたなり絡めるケレンはお見事と言わざるを得まいよ。赤江得意の世界ですが、こっちはもう少しからっと現代的。ベタではあるけど、キャラ立ってるしね。

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    2009年10月04日
  • マッチメイク

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    プロレス団体の総帥が流血騒ぎの対戦中に盛られたヘビ毒で急死。新人レスラーが謎を追うという、お話。
    マッチメイクとは、、、実在の団体をモデルにしているようで、そうでもないような、プロレス界のことには詳しくないのでわかりませんでしたが、本当の無邪気なプロレスファンは本書を読んで、どう思うんだろうかと。。。そちらのほうが興味津々でした。2006/10/13

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    2009年10月07日
  • マッチメイク

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    プロレス団体の総帥ダリウス佐々木が対戦直後に急死した。額の傷からは蛇毒が。大観衆の見つめる中、何が起こったのか? 新人レスラー山田聡は同期の本庄と謎を追い始めるが、それが第二の悲劇を生む。プロレスに全てを懸けた者が決して許せなかったこととは? 感涙がとまらない第49回江戸川乱歩賞受賞作。

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    2009年10月04日
  • マッチメイク

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    プロレスとミステリーを掛け合わせたストーリー。
    正直言うとプロレスには1ミリも興味が無かったのですが、この本を読むと一転、一度プロレスを観てみたいという気持ちになりました。他の方の感想を読み、実在する人物とリンクさせて描かれていると知って更に興味が湧いてしまいます。
    プロレスを知らない者としてはまずプロレスの世界観を理解するのに精一杯で、ミステリーとしての世界になかなか入り込めずにいました。しかし後半は登場人物の個性が詳細に描かれているので、ミステリーを解きたい気持ちで常にドキドキハラハラしていました。
    物語が進んで行く中で、主人公のリアルな感情の変化が面白かったです。主人公はプロレスを愛する

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    2020年02月07日
  • マッチメイク

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    ネタバレ

    マッチメイク/不知火京介:第49回大賞受賞。2003年。
    プロレス小説。筋肉小説。
    高校を卒業後プロレスラーになるべく団体に入社した聡。同機は何十人もいたが、ハードな練習、上下関係に負け、本庄と2名だけとなる。
    プロレス興行中、毒物により社長が殺される。引退するつもりの国会議員。プロレス界の隠語、スポーツと認めれらることがないのはショー的要素が多いため。プロレス好きでないけど、プロレスにかける人々の熱さは伝わる。
    筋肉の作り方と食べ物もよい。食は成長期でないとムリぽいけど。
    筋肉マシンを使った殺しは斬新。
    犯人はビミョー。なんか狂ってるし。

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    2019年01月06日
  • 鳴くかウグイス~小林家の受験騒動記~

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    中に書かれている勉強方法はともかく、長女や長男の言動は似たような道を通ってきたので懐かしい気持ちになりました。主人公の気持ちにも共感が持てました。

    ただ、家族構成というかその辺りで、うーんと思ってしまった。

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    2013年10月10日
  • マッチメイク

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    第49回江戸川乱歩賞受賞作。プロレスとミステリーの融合という奇抜なアイディア。登場するレスラーやエピソードはプロレスファンならニヤリとするものばかり。

    プロレス団体の総帥が試合直後に急死する。自殺なのか、他殺なのか…新人レスラーの山田と本庄が真相に迫る。

    プロレスの裏側をかなり詳細に描いており、それなりに真実味があるのだが、登場するレスラーが実在の複数レスラーをモデルにしているためか、人物像が今一つ希薄に感じた。ミステリーとしても、今一つの仕上がりかな。

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    2013年09月02日
  • マッチメイク

    Posted by 読むコレ

    プロレスとミステリーの融合...のキャッチ通りでは
    ありますが、その内容的には...苦笑せざるを得ないですね。
    でも、試みやプロレスもミステリーも好きなことは
    充分に伝わり、良い作品だとは思います。
    ただし、一部の人に対してでしょうね。

    しかし、プロレスを活字にして展開した場合の
    ほとんどが全盛期の新日なんですよね。
    やはりそれぞれのレスラーの個性や何でもありの
    グチャグチャな時代だったんだなー。それだけ
    面白かったという事か。
    主人公が猪木でも長州でも藤波でも前田でも
    藤原でも(この辺りは夢枕獏が得意ですよね)
    ストーリーが展開できるもんね。

    これって続編な

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    2013年02月02日
  • 女形

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    評価としては2.5位。

    マッチメイクに続き(自分の読んだ順番)かなりDeepな世界のミステリー。
    話はどうだろ、ちょっと感覚に理解できない部分とかあるんだよなあ。

    しかしながら歌舞伎を一度ちゃんと見てみようかなと思わせてはくれた。

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    2012年04月07日
  • マッチメイク

    Posted by ブクログ

    プロレスを好きじゃない人、プロレスのことをあまり知らない人、
    とかが読んだらどう思うんだろう。
    読みきれないのかな。

    実在の人物にダブるし、なかなか複雑な感情で読んだ。
    プロレス好きならば感慨深い一冊、だと思う。

    でも純粋に物語だけを見たら凡庸かも。

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    2011年10月24日
  • マッチメイク

    Posted by ブクログ

    プロレス団体の総帥が試合中に死亡。その謎を追う新人レスラー。プロレスを知ってる人なら容易に想像がつくレスラーなんかが登場。こちらもプロレスの裏話満載。

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    2009年10月04日