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Posted by ブクログ
Vシリーズ2作目。いやー今作も面白かったです!
トリックの複雑さとか、犯人の動機とかではなく、こちらに対して行うある種の哲学的な問いかけがとても興味深い。「人間は操り人形である」「自分の意思ではなくもっと高位の存在に操られただけ」と言葉で定義することで一種の洗脳状態になり、殺人にも平気で手を染めうというのはじつに面白かったです。そしてラストの一言。いや、ゾッとしますね!なんで彼女を操ってまで殺人をさせたのか、動機は明かされないので多少モヤっとするんですが、まあこの本のテーマとは関係ないので良しとしましょう。
あと地味にびっくりしたのがメインキャラクターの人間関係(というか恋愛模様?)が思った以上にドロドロしていること。S&Mシリーズはこのあたりがピュアだったので、それとは違った側面で楽しめて嬉しいです。そして本物の保呂草さんも普通に犯罪者だったのは驚き。偽物がぶっ飛んでるだけかと思ってたので、まさか本人もヤバいやつだったとは。他キャラもなんかいろいろ裏がありそうな気がするので、今後の作品でどう展開していくのか非常に楽しみです。
Posted by ブクログ
最初の描写によると、この小説の舞台の白樺湖や蓼科は人気の観光地で、霧ヶ峰スカイラインはまだ有料道路だった。
Vシリーズは遥か以前に「黒猫の三角(新書版)」を読んで以来。
“伝統芸能の継承家で起きた連続殺人事件、芸術家が取り憑かれたように作った千体もの人形と、謎のモナリザ”と、ずいぶんと横溝正史的な設定に加えて、そこに森博嗣さん独特のキャラクターが好き勝手にハシャギまわる。
関西弁で親父ギャグ連発しながら、ちょっと“ウザイ”と言われそうなのは自覚するところ、でも、あくまで明るくけなげな「シコさん」がわたしは好きだ。
ちょっと浮世離れした魅力ある登場人物が繰り広げる謎解きの過程は、謎解きよりもミステリー。
Posted by ブクログ
Vシリーズ 第2弾
人形式モナリザ
不思議な展開(ポエムと描写)から始まり
現実?夢?妄想?憶い?
どいうこと?と思いながらスタートしましたが
後半の盛り上がりは素晴らしいの一言
紅子、保呂草の本領発揮
林、祖父江七夏の頭の切れ方も凄くよい
そして、小鳥遊くん、紫子がどんどん優秀になっていく姿も読んでいて楽しい
(S&Mシリーズよりも、ワントーン下がって和気藹々と勝手に事件に参入していくスタイル。。別に解決しなくても、手を差し伸べなくてもいいっかという)
本作の岩崎家を中心とした親族関係
※家系図がほしかったw
また、途中で犯人わかったという人が多いみたいですが、全く私は当たりませんでした
そして、犯人の思いはなかなか理解に昇華させることは難しそうかな。。。
わからなくはない、でもここまで落ちてしまうと
最後にあった
「これが人形だ」
「○○○の背後に見えない糸がある」
怖いって、でも、そう言う事件なんだよなと
納得する部分と、本人の想いが届いてないし救われた人いるかなぁ(いないよなぁと)
このなんとも悪い後味感が、大変良きでした。
★4.4
続いて第3弾
月は幽咽(ゆうえつ)のデバイス
へ行きたいと思います
※漢字読めなかった
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