作品一覧

  • 妖精島の殺人(上)
    3.6
    1~2巻913~935円 (税込)
    富豪が所有する東北の孤島「竹原島」。片思いの美女を追って、島へ上陸した派遣社員・柳沢は街の消失と妖精界出現を目撃――空前絶後の体験談に警察は妄想だと断定するが、学生探偵・真野原は真実だと推理。真相を探るべく、真野原は富豪が経営する会社に赴き、その友人・森崎は島へと潜入。だが森崎を待ち受けていたのは異様な街と、さらなる消失、そして惨劇だった!!
  • 豪華客船エリス号の大冒険
    4.0
    1巻825円 (税込)
    新宿の荒城の事務所を一人の男が訪ねてくる。戦前欧州からの引き揚げ船で見た並走する船の消失事件。その船上にあった、美女の像の謎。それらの出来事を解明してほしい――。しかし男は、豪華客船への招待状と、伝説の犯罪者・夜叉姫からの挑戦状を残して、何者かに殺害されてしまう。事件解決のため豪華客船エリス号へ乗り込む、荒城と殿島。彼らを待ち受ける、船上での密室殺人に、夜叉姫から送られてくるメッセージ、さらに謎の暗号文。義手探偵・真野原も乱入し、驚愕の真相があぶりだされる! 『雲上都市の大冒険』に続くシリーズ第2弾。

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  • 蒼志馬博士の不可思議な犯罪
    3.5
    1巻660円 (税込)
    私は殿島直紀、弁護士である。今にして思えば、私の事務所の隣に住む綾子が姿を消したことが事件の発端だった。いっしょに暮らしていた孤児たち四人を残して消えた綾子。私が密かに思いを寄せていた彼女は、姿を消す前に米軍接収地でトラブルに巻き込まれていた――。同時期、米軍宛に蒼志馬博士を名乗る人物から脅迫状が届く。「粗暴な米軍は即刻去るべし。さもなくば私の開発した殺人兵器で死にゆく運命にある」と。綾子の失踪に蒼志馬博士なる人物は関係しているのか?キザで眉目秀麗な荒城、学ランの義手探偵・真野原の活躍を洒脱に描く、本格ミステリ連作集。シリーズ第三弾。

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  • 雲上都市の大冒険
    3.8
    1巻858円 (税込)
    “雲上の楽園”と称される四場浦鉱山の奥底の地下牢で、二十年後の復讐を高らかに宣言する怪人・座吾朗。そして二十年目の昭和二十七年、予告通りの殺人事件が発生する。現場に遺された座吾朗からのメッセージと、謎の血文字。堅牢な地下牢から座吾朗はどのように脱出したのか?続発する殺人事件を解き明かすために、眉目秀麗で気障な荒城、近未来的な義手を持つ真野原、さらに弁護士の私・殿島が雲上都市に集う。独特なキャラクター造型と、驚愕の脱出トリックで贈る、新たな本格ミステリの息吹。第十七回鮎川哲也賞受賞作。

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ユーザーレビュー

  • 雲上都市の大冒険

    Posted by ブクログ

    実に楽しい冒険活劇探偵小説! 鉱山の地下に監禁されていた男の脱獄宣言から始まり、連続殺人事件に現場に残される謎の血文字、眉目秀麗の探偵と義手の探偵の競演、大胆で突飛なトリック、鉱山街という舞台設定、これでもかとエンターテインメントを詰め込んでいます。しかもキャラクター造形も面白く、それぞれの探偵の個性も光り、語り手となる助手役の心の機微も描いている。細かいことは吹っ飛ばすイキオイと力強さがありました。こういうの大好きですよ。続きも出ているのだとか、読まねば!

    0
    2013年07月15日
  • 雲上都市の大冒険

    Posted by ブクログ

    昼休み二日分で読めました
    読みやすくておもしろかったです

    テンポ良く話が進むのでよんでて楽しかったし、
    溶かす!?え?溶かす!?!
    なんて意外な展開が待ち受けていて重い内容とはうらはらに
    読み終えて爽快です!!

    またこの人の作品よんでみたいなー
    貸してください寝癖くん

    0
    2013年03月06日
  • 豪華客船エリス号の大冒険

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦前に船から消えた謎の人形とそっくりな女性を目撃したという男性・田村。踊る黒人のの謎。荒城が相談を受けた翌日殺害された田村氏。田村氏の友人・川崎の元に届けられた「夜叉姫」の予告状。豪華客船「エリス号」へ。
    エリス号で起きる熊本杉子の宝石盗難事件。猫にかくされた秘密。殺害された荒城の幼馴染・雪子。氷詰めの若井氏と慎一郎の遺体。連続する爆発事件。荒城の遺体。真野原参戦。暗号にかくされた秘宝の謎。

    0
    2012年02月20日
  • 雲上都市の大冒険

    Posted by ブクログ

    乱歩の少年探偵団シリーズと似た雰囲気。エンターテイメントそのもの?
    話自体も面白かったので、主役(?)の二人の破天荒なキャラさえ気に入るならオススメ。

    0
    2011年06月27日
  • 雲上都市の大冒険

    Posted by ブクログ

    昭和27年、岩手のとある山の上にある鉱山の地下牢から、23年間閉じ込められていた男が脱走し、鉱山の社長を惨殺した!?事件の真相を解くべく、横浜のしがない弁護士が現場に向かうが、そこには2人の自称名探偵が現れる。次の殺人を防ぐことはできるのか?

    いきなり本を開いたところで、作者が「荒唐無稽と怒られるかもしれません」などと言い訳をしていて、そこで☆マイナス1。すんなり読ませてくれよう。

    全体に、横溝正史などの昔の探偵小説や冒険小説といった類のストーリーであるため、あまり背景などを頑張って読み込もうとしないほうが楽しめる作品だ。キザで行動派の探偵荒木(明智小五郎のオマージュ)と、地味だが突拍子も

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    2022年02月08日

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