ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
これからどうやって生きていこう? マイペースに過ごす女子大生可南子にしのびよる苛酷な就職戦線。漫画大好き→漫画雑誌の編集者になれたら……。いざ、活動を始めてみると思いもよらぬ世間の荒波が次々と襲いかかってくる。連戦連敗、いまだ内定ゼロ。呑気な友人たち、ワケありの家族、年の離れた書道家との恋。格闘する青春の日々を妄想力全開で描きます。直木賞受賞作家の才気あふれる小説デビュー作。(解説・重松清)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
くーーーーーーめちゃくちゃ良い読後感。一気に読み終えてしまった。三浦しをんがデビュー当初こんな話を書いていたなんて。エッセイや月魚の印象と違ってかなり好みだった。 解説で重松清に言われて納得してしまったのは、可南子の語り口が古風でありながら鼻につかないこと。変に畏まったり情緒的になられるよりむしろ自...続きを読む然で、2時間スペシャルのドラマに見入っているような気持ちにさせられた。 2時間スペシャルが思い浮かんだのは、政治家の父といけすかない秘書、小言の多い義母、要領のいい高校生の弟たちの存在も大きい。字面だけ見たらドロドロっぽいけど、内容は圧倒的にホームコメディ。ギャグ。渡る世間は鬼ばかり的な(?)くだらなさと、女性として/家の後継としての押しつけられる像から脱却してやるという気概が、可南子の勢いのある語りによって面白く、そして熱く体現されている。単にテーマが設定されているというより、そのテーマとキャラ造形が相互に作用し合ってより面白くなっているから前のめりで読めた気がする。記憶を消してもう一回読みたいランキングに入るかもしれない。感想書いてたらもっと好きになってきた。 家族だけでなく友人の性格も中々に魅力的だった。砂子も父も言動の割に嫌な人に見えないのは「憎めない」のがかなりポイントだと思う。そしてそれは可南子がちょっとずれた呆れ方や怒り方をしてくれるからだ。今すぐ東京の父の家だけ床上浸水すればいいのに、と真剣に思った。というように。
再読。やっぱりおもしろい。格闘する者に○は、その通りだ。しをんの変態っていつも素晴らしいと思う。神去なも初めからあったんだ。愛すべき処女作。再読しても、やっぱりいい。
三浦しをんさんのデビュー作! 就活を軸にして、家族や恋愛についても描かれていて、とても共感しやすい物語。デビュー時からこんなに勢いのあるボケとツッコミをしていたのかと驚いた。 最初の文章がここに繋がって、タイトルはここで回収されて…というように、物語の構成がおもしろい。
好きなことを仕事にしたい、という誰しも一度は考えたことであろう理想と実際の就活の厳しさ。 非常にバランスよく描かれています。 全体的に就活に対して、ゆったりと構えている登場人物達に癒されました。
三浦しをんさんのデビュー作。 しをんさんのエッセイが大好きで、デビュー作のこちらも読んでみたかったのですが、私が遥か昔に経験した就職活動の話ということで、今更共感できるか心配だったのですが(^^;;、なんのなんの、一気に読み終えました! 登場人物のキャラクターも面白く、主人公がおじいさんと付き合って...続きを読むいたり、お家騒動もあり、本題の就職活動も、出版社の面接の様子を暴露(!?)するものだったりと、盛りだくさんの内容でした。 他のしをんさんの小説も、どんどん読んでいきたいです!
三浦しおんさんのデビュー作。最近、読み進めが遅い作品が続いたが、これはあっという間に読み終わった。飽きさせない、軽妙洒脱のさすがの展開。 漫画好きで、脚フェチの老人と付き合っているという変わった女子大生の可南子。家も訳ありの義母がいて、半分遺伝子が同じ弟がいる。弟にも大学の友人達にも隠し事が無く、老...続きを読む人と付き合っていることも隠さない。 この可南子が就職活動を行うことに。実在する大手出版会社を絶妙に判読可能にして笑わせてくれる。就職活動がタイトルの「格闘」なのかと思ったら、違ったようだ。 ピントのズレた父親が登場と思ったら大物政治家のようだった。お家騒動、恋愛騒動も入れて全部盛りの内容だったが、最後の締めに幾つもの疑問を残したまま終了。続編でも考えていたのだろうか。
しをんさんのデビュー作 これがデビュー作なのかとびっくりと同時に、本をめくっていきなりお姫様が結婚相手を選ぶのにゾウを選ぶという話から始まって、なんのこっちゃ?いきなりしをんさんの妄想?と思っていたら途中で謎が解けたのだけど、その物語が就職試験の〇〇。 急にあんな話その場で書ける!?ってまた驚き。 ...続きを読むそしてK談社や集A社の当時の面接模様が主人公可南子を通して暴露され(笑) 極め道のエッセイで講談社とは一体ナニガ?(・∀・)と思って、この作品を読むことにしたので、 なるほどなるほど。そういうことか。と 令和の今じゃ考えられない面接。 可南子がいつのまにか脳内でしをんさんに変換されている場面も多数w 面白かった!
匿名
すっごいお嬢様なのに独特な感性を持つ、不思議な女性だった。
三浦しをんの処女作にして、その後の活躍を予感させる傑作青春小説である。いきなり結婚の条件として象を選ぶ王女の話が出てきて何事かと思うが、主人公・藤崎可南子の就職試験の○○だったというオチが途中で明かされる。ついでながら、その時に本作の題名の謎も明かされる。というように事実と妄想が入り交じり、崩壊寸前...続きを読むの家庭も男女差別も笑い飛ばす主人公の生き様が爽快である。落ち込んだ時に読むと気分が揚がること請け合いだ。
家も恋人も友達もワケありな就活生。弟くんのたくましさや西園寺さんの優しさが気に入った。主人公が試験で書いた作文(ショートストーリー)がうますぎる。最近ない、他の小説にない設定や言葉遣いに頭の色々な部分を刺激された。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
格闘する者に○
新刊情報をお知らせします。
三浦しをん
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
マナーはいらない 小説の書きかた講座
舟を編む(上)
墨のゆらめき
きみはポラリス(新潮文庫)
舟を編む
風が強く吹いている(新潮文庫)
木暮荘物語
エレジーは流れない
「三浦しをん」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲格闘する者に○ ページトップヘ