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九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく――。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄弟の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか? 死体をどこへ隠せばいいのか? 恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作品。
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死体視点という設定のおかげで一人称を使いながら実質的な神の視点を作り出している。
また死体視点というファンタジー要素を見せたり、田舎の風景を色濃く書くことにより物語のリアリティのレベルをあやふやにしている。
設定から面白い。
Posted by ブクログ
ミステリ好きな小学生の次女についつい薦めてしまって、「面白かった」という感想ではあったのだけど、情操教育的には問題なかっただろうか……?(多感な10代にとって乙一は劇薬なので)
そんなことで私自身も20年以上ぶりに再読した。
顛末はすっかり忘れていたけれど、大人になってから読み返すとさほど衝撃はなくわりとシンプルかも。
けど死体となったはずの「私」目線でストーリーが進んでいく斬新さや、遺体を隠す先々で見つかりそうになる展開のスリルは色褪せず健在だった。
これを16歳で書いてデビューはやはり鬼才である。
同時収録の短編「優子」は、そのものすべて記憶になかったのだけど、こちらも夏にぴったりなじめっとしたヒト怖で良かった。
ところで文庫の帯には〈TikTokで年中バズってる!〉とあって、そうなん?
乙一作品を、誰にも教えられない自分だけの宝物のように思っていた中学生の私が知ったら発狂しそうだ。
Posted by ブクログ
初めての乙一さん。本編は亡くなった人が語るという新鮮な進み方で他にはない面白さを感じました。
自分が殺されたということに気づいて驚いたり焦ったりするのかなと思いきや、意外と冷静だったので読んでいる方が驚いた。登場人物みんな心の中に秘めている自分と、普段見せている自分が違い人格が違うのではないかというくらい怖い登場人物もいました。
特にお兄ちゃん。あれだけ、スリル満点でバレたら即終了という状況の中で笑っていられるのは狂人でサイコパスだなと思いました。そしてそんな健くんのような少年に執着してしまう緑さんもサイコパス。
あと素直に弥生ちゃんが泣き虫でしたね。
次に短編集の「優子」。母と名前が同じでびっくり。
本編とは時代や風景などがなにもかも違います。
子供的で危なっかしい考えの本編に対して、清音の冷静で計画的な考えが対照的で面白かったです。
後は、現実と空想の見分けがわからなくなる実などはこの世から捨ててしまえば良いと思いました☺︎
清音も優子さんもかわいそうでした。そしてご主人も。とても読み応えのある2作品でした!
面白かった。
友人から話を聞いて気になったので読んでみたらとても面白かったです。
最後そう転ぶとは思わなかったので、ビックリしましたが、思い返してみるとあれは伏線だったのかという点がいくつかあったので納得しました。
『優子』も最初はどういうことなのかわからなかったけれど、あとからわかってゾッとしました。
メリバ、イヤミス(またはミステリーに近いホラー)を読みたいときにオススメしたいです。
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