夏と花火と私の死体

夏と花火と私の死体

小説・文芸
440円 (税込)

2pt

九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく――。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄弟の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか? 死体をどこへ隠せばいいのか? 恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作品。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    夏と花火と私の死体
  • タイトルID
    :
    113518
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年06月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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夏と花火と私の死体 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    後輩からすすめられた本で、初めて読みましたが、これはヤングアダルト作品なのだろうか。
    死体となった人の視点で語られるもので、メインで登場する方々の心理的描写はいっさいない。だからこそ、メインキャラクターたちの異様さがひしひしと伝わります。
    サイコパスという言葉が世に知られていなかった時代に、田舎町の神隠しと現代的な犯罪を掛け合わせたことで、サブキャラクターたちが違和感を感じないところも、仕組みの細かさを感じました。

    0
    2026年08月05日

    購入済み

    死体視点という設定のおかげで一人称を使いながら実質的な神の視点を作り出している。

    また死体視点というファンタジー要素を見せたり、田舎の風景を色濃く書くことにより物語のリアリティのレベルをあやふやにしている。

    設定から面白い。

    0
    2023年03月14日

    Posted by ブクログ

    初読み作家さん。ノスタルジックな夏景色の中で描かれるのは、子どもの逃亡劇ではなく、シリアルキラーが共鳴する瞬間だった。ラストで連続殺人鬼と兄が交わした微笑みは、「異常性を抱えたバケモノ同士」の暗黙の了解であり背筋が凍った。 そして本作で最も残酷で救いがないのは、妹の存在。彼女は二人の狂気に全く気づかず、兄達に救われたと無邪気に安堵している。一生消えない罪悪感を抱え、実は最も危険な怪物に囲まれ依存して生きていく事実。逃げ場のない真の絶望が浮かび上がる圧巻のサイコホラーだった。乙一作品はホラーが多いのかな?④

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    死体目線でストーリーが語られるという面白い設定。
    タイトル前半ですごく爽やかな夏らしいストーリーかと思わせておいて、そこに「死体」という異質なワードが入ってくる奇抜さ。

    死んでいるのに感情を持って、自分をどうするかという内容を目の前で仲良しだった友人たちが会話しているという何とも残酷な状況が、恐ろしくもあり可笑しくもあり。
    ずっとジメジメした雰囲気を味わいながらも、ストーリーや奇抜な設定が楽しませてくれた。

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    夏が終わっちゃう前に読もうと思ってw
    いきなり殺される死体目線のストーリーが斬新
    語り口がおどろおどろしてないのに、それがかえって怖ろしい
    一昔前の夏の夜、田んぼ、明け方、花火大会、田舎の町の人たち等の情景の描写がそこはかとなく美しい

    もう一編の『優子』
    妄想なのか現実なのかわからない世界でどれが本当のことなのかわからない

    語りが美しいだけに怖さ倍増な夏の怪談にピッタリなお話でした

    0
    2026年09月04日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ乙一さんの作品。
    なんとも奇妙な終わり方で、ふと思ったのは世にも奇妙な物語みたいだなと思った。
    面白い部分は死体からの観点。たしかに死体ならそう思うよなとクスッと笑えるコミカルな書き方がよかった。最後まで結果が気になる作品で、途中何度もヒヤリとする描き方も魅力的。
    2作目の「優子」では、どの視点で物事を考えるかで最終的な結末が変わるそんな作品で度肝を抜かれた。そして終わりもなんとも言えない終わり方で奇妙な世界だった。
    この2作を読み終え、この方は本当に面白い作品を作る人だなと思った。

    0
    2026年08月31日

    Posted by ブクログ

    ミステリ好きな小学生の次女についつい薦めてしまって、「面白かった」という感想ではあったのだけど、情操教育的には問題なかっただろうか……?(多感な10代にとって乙一は劇薬なので)
    そんなことで私自身も20年以上ぶりに再読した。
    顛末はすっかり忘れていたけれど、大人になってから読み返すとさほど衝撃はなくわりとシンプルかも。
    けど死体となったはずの「私」目線でストーリーが進んでいく斬新さや、遺体を隠す先々で見つかりそうになる展開のスリルは色褪せず健在だった。
    これを16歳で書いてデビューはやはり鬼才である。
    同時収録の短編「優子」は、そのものすべて記憶になかったのだけど、こちらも夏にぴったりなじめっとしたヒト怖で良かった。

    ところで文庫の帯には〈TikTokで年中バズってる!〉とあって、そうなん?
    乙一作品を、誰にも教えられない自分だけの宝物のように思っていた中学生の私が知ったら発狂しそうだ。

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    初めての乙一さん。本編は亡くなった人が語るという新鮮な進み方で他にはない面白さを感じました。
    自分が殺されたということに気づいて驚いたり焦ったりするのかなと思いきや、意外と冷静だったので読んでいる方が驚いた。登場人物みんな心の中に秘めている自分と、普段見せている自分が違い人格が違うのではないかというくらい怖い登場人物もいました。
    特にお兄ちゃん。あれだけ、スリル満点でバレたら即終了という状況の中で笑っていられるのは狂人でサイコパスだなと思いました。そしてそんな健くんのような少年に執着してしまう緑さんもサイコパス。
    あと素直に弥生ちゃんが泣き虫でしたね。
    次に短編集の「優子」。母と名前が同じでびっくり。
    本編とは時代や風景などがなにもかも違います。
    子供的で危なっかしい考えの本編に対して、清音の冷静で計画的な考えが対照的で面白かったです。
    後は、現実と空想の見分けがわからなくなる実などはこの世から捨ててしまえば良いと思いました☺︎
    清音も優子さんもかわいそうでした。そしてご主人も。とても読み応えのある2作品でした!

    0
    2026年08月07日

    Posted by ブクログ

    今年のナツイチに選出されていて気になったので買った本。
    乙一さんのデビュー作。あまりにも面白すぎてびっくりしました。
    殺された主人公の視点で物語が淡々と描かれていくのは新しくて好きでした。
    わたし(死体)の隠し方、運び方など、普通は犯人目線のところが逆なので斬新です。あっという間に読めます!
    後半の「優子」も面白くて、他の作品も読んでみようと思いました!
    夏のクーラーの効いた部屋で、内側からも涼しくなれるのにぴったりな本です。

    0
    2026年08月01日

    Posted by ブクログ

    夏の文庫フェアが始まっていたので何冊か購入したうちの1冊。乙一さん初読みでした。いやいやデビュー作でしかも16才で書いたとは思えない貫禄のあるお話。すごいトリックがあるとか度肝抜く結末だとかというわけではないですが、住んだことのない田舎の風景やジリジリとした夏の暑さが鮮明に感じられ、死体隠しのドキドキハラハラは完全に文章で心臓をコントロールさせられるほど。 短編「陽子」もがらりと変わるテイストで、作者の文才をまざまざと見せつけられるものでした。

    0
    2026年08月01日

夏と花火と私の死体 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    夏と花火と私の死体
  • タイトルID
    :
    113518
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年06月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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