送り火

送り火

作者名 :
通常価格 682円 (620円+税)
紙の本 [参考] 748円 (税込)
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作品内容

家族の幸せを思うとき、自分自身は勘定に入れない。「あの頃の父親って、ウチのお父さんだけじゃなくて、みんなそうだったんじゃないの?」女手ひとつで娘を育てあげ、いまはさびれた団地で独居する母が娘にそう呟く(表題作)。パンクロック評論で注目された青年の四半世紀後を描く「シド・ヴィシャスから遠く離れて」。大切なひとを思い、日々を懸命に生きる人びとのありふれた風景。とある私鉄沿線を舞台に「親子」「夫婦」のせつない日常を描いた胸に沁みる9つの短篇。

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
415ページ
電子版発売日
2011年08月12日
紙の本の発売
2007年01月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

    Posted by ブクログ 2018年01月08日

    架空の私鉄沿線「富士見線」を囲んで展開される、ときどき怖くてときどき悲しく、そしてときどき温かい人生劇場が9本。ここには孤独なオジサンがいる、女性フリーライターがいる、子どもを亡くした夫婦がいる、神経をすり減らす主婦がいる、超能力を持つ駅員とイジメに悩む小学生がいる、パンク音楽にあこがれていた中年が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月02日

    タイトルの話を含む9個の短編集。

    何れも仮想の私鉄である富士宮線の周辺で起こる
    家族や夫婦の生活を描いた作品。

    相変わらず凄い登場人物の感情や背景が
    イメージしやすい話ばかりでした。

    でも何れもの話も現実的、都会的であり
    ハッピーエンドではないんですが、
    なんか読み終わると、
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年09月04日

    多摩川沿いの私鉄沿線で起こる日常の出来事を綴った短編集。著者にとって「日曜日の夕刊」、「リビング」、「小さき者へ」に続く4冊目の短編集とのこと。
    幼い一人息子を失った悲しみを乗り越えようとする夫婦を描いた「かげぜん」と、テーマパークの見渡せる生まれ育った団地で亡き父との思い出が蘇る「送り火」が印象的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月11日

    時々、霊的なものも出ちゃったりするけど、基本的には家族って大事だよねぇ?と思える切なくも暖かい話。
    重松さんの描く家族って懐かしい日本って感じがして、こんな風に家族を思い続けたいと思える。

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    Posted by ブクログ 2017年09月18日

    久しぶりの重松清。この人が書くホラーテイストの話は初めて読んだ。人を見る観察眼が鋭い人が書くと、ホラーは一段と怖い。一見すると理解出来そうだが、ギリギリのところでやはり気狂いじみている境界線をうまく描き、そしてやはりそれは恐怖以外の何物でもない。この人は、長編よりも短編集の方が輝く作家さんのように思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月16日

    架空の私鉄「富士見線」を舞台にした短編9編を収めた2003年発売に発売された文庫本です。

    あとがきに「それぞれ独立した話だが、書き手としてはひそかに縦糸を通しておいたつもりだ」と書かれていましたが、私鉄沿線という素材を使いながら「人の暮らし・幸せ」という共通テーマを持たせたオムニバスな作品だなと思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月13日

    短編集。前半のお話はちょっと怖い。寝る前に読むの失敗した・・・と思ったものの、後半に向かうにつれほっこり。家族って何かな。親子って夫婦って。と自然と自分の家族と対比させながら読んでいた。みんな折り合いつけながらやってる。家族っていいなぁと思う反面、やっぱり煩わしいなぁとも。これから私が作る家族はどん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月18日

    夜中に地元の私鉄電車に乗っていると、ふと違う世界に迷い込む感覚に襲われるときがある。
    田んぼばかりの田舎。灯りのない真っ暗な景色。不安と高揚感が入り混じったような胸のざわめき。
    この作品はそのときの感覚に似ている。
    不気味で怖いけれど、その先に何があるのか知りたくなる。

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    Posted by ブクログ 2014年08月14日

    重松清さんの作品の中でも、いつもと一味違うこの作品。
    富士見線という架空の私鉄路線を舞台に繰り広げられてゆく9編。
    奇妙というか、不気味というか、なんと表現したらいいかわからないものがありますが、どこか温かみを感じる短編集でした。意外とスラスラ読めてしまいました。

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    Posted by ブクログ 2013年02月24日

    身近な話題をちょっとファンタジーにして潜んでいる問題を考えさせるような短編集。「かげぜん」と似た経験が個人的にある。この話を多くの人に読んでもらって気づいて欲しいと思った。「家路」「もういくつ寝ると」が良かった。

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